このブログ記事の元となっている「IMAGINE THIS」は、ジョンの異父妹のジュリア・ベアードが書いたものだが、超有名人を兄に持つ者の戸惑いや葛藤が赤裸々に述べられている。その中で印象深いのが、兄弟の中で抜きん出て成功を納めているジョンの家族への世間の目である。普段の生活にもあのジョンの兄弟というだけで、注目されてきた。
 学校で宿題を忘れた時やあまり勉強したくない時、ビートルズのゴシップで先生の話を遮るよう友達から要請されたりした。いろいろな不都合な詮索もされた。例えば、お母さんの居場所はどこ?交通事故で死んだんだって?なぜ父親と暮らさないの?お兄さんとは暮らさないの?これらは、うんざりするほどに家族を苦しめたのだろう。
 異父妹のジュリアは、こう言っている。「これらに答えることはしなかった。こういうことはいつか終わるだろうと分かっていたから。むしろ、質問を跳ね返す術、つまり、睨みつける、背を向ける、ちんぷんかんぷんなことを言う、皮肉を言う、ただ笑うを学んだよ」しかし皮肉なことに、これらの問題を勃発させたのは他ならぬ、ジョンの人生であり、家族を巻き込んだ結果だったのだ。
 ビートルズは主な活動の場を、ハンブルクから故郷リバプールへシフトし始めていた。そうキャバーン・クラブで、デビューに向けた演奏を本格的に取り組み始めたのだ。実はクオリー・メンとして1957年にそこで演奏したが、それから4年後の1961年3月21日がビートルズとして事実上のデビューとなった。

[「IMAGINE THIS」/ジュリア・ベアード(ジョンの異父妹)を参考]


<懐かしいリバプール&ロンドン旅行の一コマや関連画像>
①リバプール:リバプール博物館にあるビートルズ・コーナー
313


②リバプール:観光バスから眺めたリバプールの街並み
243




にほんブログ村




にほんブログ村




The Beatles(ビートルズ) ブログランキングへ




日記・雑談(60歳代) ブログ