2008年05月

2008年05月30日

報復の日

たいらのつめが伸びてきて、顔を自分で引っかくので手のつめを切ろうと思ったら、間違えて指を切ってしまった。

やばいと思った瞬間、うんぎゃああああという叫びとともに血がふきだした。

言い訳ですが、たいらの中指と薬指はくっついているので、つめもくっついていて、切りにくいんだよ(2本まとめて絆創膏がはれるという利点もあるが)

“うわあ、ごめんね ごめんね〜”と何ども謝ったけどたいらの涙をためた目はとっても怒っていた(と思う)。


そしてその午後

おむつをかえようと開けてみたら 大のほうだったのでウエットティッシュで拭いている真っ最中。

“うん”という掛け声とともに第二砲が発射され、いきんだ勢いで小のほうもぴゅーっと発射。今度は私がうんぎゃああああと叫ぶ番だった。 

片手でおむつからあふれそうになっている第二砲を押さえ、もう片手はとっさにソファを守ろうと 水鉄砲を抑えたので、身動きとれず。

悲鳴をかけつけておかんが助けてくれたが、わたしの無残な格好を見ておなかをかかえて笑いこけているし。 

報復を果たしてすっきりしたのか おなかがすいたぞとばかりに口をパクパクと動かすたいら君。

男の子のおむつ替えはほんと命がけだ。
10年来愛用してきたこのソファも 今年でお別れだわね。

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2008年05月27日

Multi Task

Muti TaskMulti Task人間=ひとつのことをしながら 他のさまざまな仕事が同時に進められる人=女。

なんで男はひとつのことしかできないんだろうか。



きのうマットさんが一日たいら君の面倒を見てくれたのでおかん、あいみと外出したのだが、帰ってきてびっくり。彼は朝出かけるときとおんなじ場所でおんなじ格好で座っていたのだ

どうやら一日中たいら君を抱っこしていたようで、クビと腕が痛いと悲鳴をあげている。そりゃあ3キロの米を一日中抱えて座ってたら 首だって痛くなるよ


朝出かける前に飲んでいたコップはおんなじ場所に、流しの食器もそのまんま。
一日遊んで帰ってきたから、文句を言える立場じゃあないけど、食器のひとつでもあらっておいてくれたっていいんじゃないの?とこぼしたくもなる。

3時間おきにミルク、6時間おきにお薬、というスケジュールを遂行することに没頭したがために、それ以外のことには全く手がつかなかったようだ。

マットさんが去った後、ちょっとこぼしたら、おかんが大笑いして言うには、父も同じだったと言う。今日は遅くなるから、ごはんを炊いておいて、と頼んだらごはんが炊き上がるまで おかまのそばについていた、というではないか

“40前の男なんて子供とおんなじだからね。言われたことしかできないんだよ。 やって欲しいことは全部紙に書いておけばちゃーんとやるから。”

なるほど。 紙に書いておけばいいのか

これとは別に暗黙の了解って言葉が日本語にあるけど、日本人は言わなくても常識や目線、態度で相手の気持ちを感じ取り、言わなくてもやってくれることがままあるけど、アメリカ人にはそんな習慣はないので、調子が狂う。

たとえば、

“庭の芝がずいぶん伸びちゃったなあ。ジャングルみたいになっちゃった”とためいきをつけば、翌日には芝がきれいに刈られているのが日本だとすると、

“本当だねえ。ジャングルみたいだねえ。”と一緒にため息をついて肩を抱くのがアメリカ人。しかし芝はそれから2週間たっても刈られない。

文句を言うのもめんどうなので、自分でガーっと芝を刈るようになったのが私。

なんだかんだと文句を言いながらも42年夫婦生活を保っているおかんの言葉に従ってこれからはやってほしいことを紙に書くことにしてみよう。


2008年05月26日

Sea World

今日はマットさんが一日たいら君の面倒を見てくれるというので、おかんとあいみと3人で外出。

おかんは 上陸して翌週にたいらが生まれてしまいどこにも出かける間もなかったから、前から行きたがっていたSea Worldに連れていくことにした。

サンディエゴを訪れる観光客のほとんどが訪れる世界的に有名なマリンパーク。しかも一度正規料金で訪問すると、年内何度でも入園できる(Fun Card)ので、夏の週末など、ドルフィンのショーだけ見にいったり、散歩がてら ぶらぶらと水族館をみて涼んでもいいし、こどものアトラクションやプレイグランドもあるから ひとときの休息も得られる。 

ShamuP1000380一番人気のシャムーのショー。大きな体が宙がえりするさまは大迫力。




Shamu 2前の方の席はSoak Zoneと呼ばれシャムーの水しぶきでびしょびしょになるので こどもは大喜び。でもカッパとか水着 着替えは必需品です。 





SealAymie in the showあしかのショー。シャムーとかいるかのショーに比べるとちょっとこじんまりしてるけど、愛嬌があってとってもかわいい。


GirlsShipwreck Rapid。ゴムボートで急流くだり。はっきり言ってずぶぬれです。 滝の下をくぐるんだもん。カッパ着てたけど、あんまり意味ないし。 一緒のボードに乗ったオーストラリアの女の子たち。 あいみは10分の間にもう意気投合。


Aymie and meShipwreck Cafeでお昼ごはん。 シーフードサラダとイタリアンブレッド、あいみはKids Menuのシャムーランチボックス。




Happy Aymieすっかり大人びたと思ってたけど、まだまだプレイグランドではしゃいでるあいみを見てたらなんだかホッとした。
今日はおばばが疲れちゃったのであんまり長居できなかったけど、今度は夜の花火を見にまた来ようね。

2008年05月25日

ちょっと へこんでます

最近 めずらしくへこんでいる。

たいら君の病院通いがちょっと続いたから。

いろいろと精密検査をすることがあったのだ。

血液中に含まれるLactic Acidemiaの値がちょっと普通より高かいそうで、これが高いとMyopathyと呼ばれる筋肉の病気の可能性があるとか。

血液検査、骨髄液の採取、尿検査をしたのだが、なんせ、赤ちゃんだからコップにピューっとおしっこできるわけじゃなし、まあ、朝の10時から夕方の4時半まで一日がかりで、たいらはもちろん私もへとへとに疲れてしまった。

結局骨髄液は採取失敗に終わり、一ヶ月後にまた戻らねばならないし。

さらには心臓の精密検査もしたほうがいい、と言われ、私はちょっとへこみ気味。

比べたらいかんのだけど、あいみはとっても丈夫な子供で病気ひとつしたことなかったんだけどなあ。TJの食べかけたクッキーを横取りして食べてもおなかひとつこわさなかったぐらい、ばい菌への免疫も人並み以上だった

子育ては山あり谷ありだけど、もし、大きな病気だったら?と考えると 私はとっても大きなチャレンジを背負い込んじゃったんでは?と へこみがち。


へこむ理由のもうひとつは 医療英語(っつうか 日本語で言われても分からんかも)がいまいち分かってないので、家に帰ってからもらった紙とか言われた言葉を辞書やWebで調べるので、リアクションがいまいちずれるのだ。 その場でもっと質問できたら不安がその場で解消されるんだろうけど、家に帰ってから辞書やWebで調べて後から え?そうだったのねえと思ったりする。次回はおかんの電子辞書を借りて行かねば。

まあ おなかに戻せるわけじゃなし、なるようにしかならないんだけどね


最近ミルクを飲み終えると にこっと笑うようになったたいら君。 
赤ちゃんが笑う時って、本当に幸せだから笑うんだろうなあ。
お母さんも頑張って毎日笑うようにするからね。
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2008年05月20日

焼肉の日

P1000364またまた真夏日。

暑い日にはやっぱりビール片手にバーベキューが最高。

ということで、中庭で韓国風焼肉などしてみました。


韓国のお店で骨なしのカルビと豚バラを購入。レタスでくるんで食べたらうまいんだよね。 しいたけ、黄色いトマト、とうもろこし、さつまいももバター焼きにしよう。

風がない日は炭になかなか火がつかないから、火付けにちょっとまきを割ろうと苦戦していたら、おかんが
“ええい、腰抜けめ かしてみい
と言うやいなや、おりゃあ!の掛け声とともにまきがまっぷたつ

“わたしゃあ終戦の年の生まれだからねえ。こうやって、毎日ご飯を食べたんだ”
としみじみ。

“おばあちゃん、かっこいい” とあいみは尊敬のまなざし。

あいみと二人でキャンプに行くと、その賛辞は私のものなのに、今日は完敗。恐れ入りました。 まきを割るおかんなんて初めてみたので、私も妙な感動を覚えてしまった。

マットさんとまりさちゃんは、料理しながら食べるという習慣があまりないので、できあがった肉はどこだ?と探している。

“ほれ、自分の分は自分で焼くんじゃ!”とおかんに怒られつつ。。初夏の夕暮れはこうして笑いとともに暮れていくのでした。。



 



2008年05月19日

Coronado Beach 

Coronado beach1久しぶりにあいみと二人でCoronado Beachに行った。

金曜の晩にたいらが熱を出し、ER(Emergency Room)に行ったのだが、一人で(おばばはいたが)家にいるのはいやだとあいみがぐずぐずと泣き出し、しょうがないので、明日はあいみの好きなところに付き合うから、と言って言い聞かせたのだ。

というわけで、あいみの好きな場所、Coronado Beachに二人で行って来た。

Coronado Beachはサンディエゴの中でも私たちのお気に入りの場所のひとつ。サンディエゴダウンタウンの真向かいに浮かぶ島で、コロナドブリッジと呼ばれる橋でつながっている。 高級住宅街やヨットハーバー、かわいいレストランやお店がこじんまりと並んでて、家族連れで楽しめるビーチ。

散歩がてら素敵なおうちを眺めながら、ガーデニングのヒントなんかにしたりするのも楽しい。 

CORONADO BEACH 2たいらが生まれる前(というか、私がまだ水着が着れた頃)は夏はほとんど毎週、暇さえあればビーチで過ごしたし、ちょっと暖かい冬の日なんかは散歩によく行ったけれど、最近はずーっとご無沙汰だったから、久しぶりのビーチにあいみはおおはしゃぎ。 うさぎみたいに飛び跳ねてた。


CORONADO BEACH 3傷口に塩水がしみて痛そうだったし、公共の場で水着になるのはちょっと申し訳ない気がしたので、私は足だけつっこんで我慢。
帰りがけにお気に入りのアイスクリーム屋さんでアイスクリームを食べて、ひさびさにあいみと二人の休日を楽しんだのでした。


2008年05月16日

男はつらいよ サンディエゴ編

Penuts今日はたいら君の病院の予約の日。
Circumcisionと呼ばれるいわゆる男の子のピーナッツ君の皮を切る手術だった

日本では自然に任せてるらしいがアメリカでは両親の承諾があれば生まれてすぐ行うのが一般的とか。

マットさんと相談の上、この処置をしてもらうことにしたのだが、切られる本人は事情を知らず直前まで幸せそうに眠っているので、哀れでしょうがない。

手術に立ち会いますか?と聞かれたが遠慮した。
注射のはりをさすのを見るのだって恐怖なのに、切る現場を見たら卒倒するかもしれん。

麻酔の時間も含めて待つことほんの30分。
看護婦さんに抱かれて部屋に戻ってきたたいら君。

局部麻酔をしたから実際の手術の時は痛くなかったと思うが、麻酔がすぐ切れたらしく、病院を出るまで火がついたようにおお泣きして、大変だった。

もともと割礼と呼ばれる宗教的な儀式で成人になるためのプロセスだったみたいだけど、今では病気を防いだり医学的な根拠から行われているらしい。

女は子を生んだり毎月生理痛とかあって痛い思いをするから損だと思っていたけど、男もつらいのねえ、と包帯を巻かれた痛々しいピーナッツ君を見ながら思わず涙ぐむ私でした。

2008年05月15日

我が家のストレス

犬のTJの様子がちょっとおかしいのだ。

いつも夕飯時になるとすがるような目でごはんをねだりにくるTJなのだが、今日は入れてあげたごはんを食べようとしない。

最近下痢をしたり、吐いたり、調子が悪そうなので、様子を伺っていたのだが、ごはんを食べないというのは今までなかったから、とっても心配。

たいらが生まれてから、あいみ同様、TJの様子もおかしいのだ。

人のそばから離れないし、人の輪の中心に割ってはいったり、今までは中庭でひなたぼっこが日中のお決まりだったのに、最近は家から出たがらない。
どことなく元気がないのだ。

Yahooの犬の病気猫の病気大辞典というサイトで思い当たる症状を調べてみると、
急性胃炎
腹部の腫瘍
アジソン病
などなど、いろんな病名が出てきて、余計落ち込んだ。

もう年だしなあ。いよいよかなあ?


と思いきや、翌朝。今日の朝
みんなのアテンションと悲哀の目を十分に浴びて満足したのか、いつもどおり飛び跳ねてる。 あいみの食べ残しをねらって 足元をとびまわっているではないか。

おかんが、ストレスだよ、という。
あいみと一緒で、赤ちゃんが来てからみんな、赤ちゃんばっかり構うから、ストレスになっているというのだ。


ふーむ。。。
昨日はマリサちゃんも具合が悪いとかで学校を早引けしてきた割には夜にはぴんぴんしてたし、あいみは足をくじいたとか行って包帯とシップをしたままソファから動かないし、みんな、愛情に飢えてんのかしら。。。
Sad TJ

2008年05月13日

我が家のスペシャルメニュー

昨日は母の日。

誕生日が5月9日なので、毎年母の日と誕生日はニアミス。
プレゼントを一個で済まされてしまう損な日取りなのだが、今年は別個に母の日のプレゼントをマットさんが届けてくれた。

“母の日のギフトとしてはあんまり一般的じゃあないんだけど”と恥ずかしそうに言うので、なんじゃろう?と思って箱を開けるとなにやらガスボンベのような黒い物体。

それはリボンをつけたフードディスポーザーでした。
水道の下にとりつけると食べ物を砕いてくれる代物。壊れたままめんどうくさくてずっと直してなかったのを見かねて買ってくれたのだ。
(我が家には壊れたままほおってある備品が結構あるので、気になる人にはとても気になるらしい)

花よりずっと実用的で感謝、感謝。



母の日ということで夜は我が家のスペシャルメニュー、カルネアサダを作る。
Carne Asada、メキシコ料理。トルティーヤにバーベキューグリルであぶった薄切りの牛肉、トマト、練ったアボカド、たまねぎなどをはさんで辛いソース(サルサ)で食べるタコスの一種。

ポイントはマリネ−ドなのだ。
メキシコ人の友人ダニエラさんにご伝授頂いた、マリネード法とは。。


黒コショウ
ガーリックパウダー
レモン
カルネアサダスパイス

Carne Asada Spiceこのカルネアサダスパイスはメキシコの食べ物を扱うス−パ−で手軽に手に入るスパイス。ラベルを呼んでみたがさすがメキシコ、大味な表示でスパイス、としか書いてないから詳細は不明。でもこれを一振りすると、パンチョも真っ青の本場の味になるからあら不思議。


焼く直前に上記をふりかけた薄切りのカルネアサダ用牛肉をグリルに乗せるだけ。
サルサ(トマトベースの辛いソース)は市販のものでもよいし、
トマト、ハラペニョペッパー、にんにく、たまねぎなどをグリルであぶって、フードプロセッサーですりつぶせば簡単にできる。

中庭で涼みながらビールとタコスで楽しむ夕暮れは格別です。
Carne Asada Plate

2008年05月11日

この場をお借りして。。

Gift from NJR今日 会社の同僚の女の子がご主人と一緒に家に寄ってくれた。たいらを訪問がてらサンホセにある本社の人たちからのお祝いを届けてくれたのだ。
本社には月に一度ミーティングで立ち寄るが、電話やメール以外、つまり仕事以外ではあまり交流のない人たちばかり。なのにみんなでお金を集めてギフトを買ってくれたという。ありがたや。ありがたや。


Gift 2こちらはマットさんの会社の人たちから頂いたギフト。たいらが生まれる前の週にレストランでベビーシャワーをしてくれた時に頂いた。
普通父親のほうのベビーシャワーってのはあんまりないんだけど、マットさんの人柄からか、大勢の人が集ってくれた。


アメリカの人たちは、合理的だけど、ベビーシャワーやブライダルシャワーなどのギフトには実に寛容なのだ。ベビーシャワー仕掛け人みたいな役割の友人や同僚が絶対いて、この一大イベントを取り仕切ってくれたりする。

日本だと入学祝いや出産祝いを頂いたら、さて、と悩むのがお返し。
こちらでは、お返し、という習慣があまりないので、Thank Youカードとか、ベビーシャワーだったら一般的なのが、葉巻、Babyのお父さんが友人たちに葉巻を配り歩くなど、いたって簡単。

マットさんは葉巻のかわりにたいらの誕生日や体重、身長などが書かれたカスタムメードのチョコレートを用意した。(まだもらってない方、気長にお待ち頂くか、取りにきてくださいませ。)

Chocolate (front)Chocolate (back)






おかげ様で、哺乳瓶ひとつ持ってなかった私たちだが、友人たちや会社の方、ご近所様から頂いたギフトやお古のおかげで、自分たちで用意したのは乳母車ぐらい。しかもその乳母車も頂いたギフトカードを使ったから実質、何も持ち出しがなかったぐらい。

この場をお借りして。。。
皆様 本当にありがとうございました。


2008年05月10日

41歳になりました

41st B-day今日5月9日は私の誕生日。

41歳になりました。

この間40歳の誕生日を祝ったばかりだと思っていたのに、一年がたつのは本当あっという間。。

私はわりとプランを立てるのが好きで、毎年お正月に今年の達成したいことリストを作る。大それたプランではなくて、今年はこれを買いたい、ここに行きたい、これだけは終わらせたい、というような、買い物リストとスケジュール帳の延長みたいなもの。達成できなかった項目は、何のペナルティもなく来年に持ち越されるので、あまり大それたプランを立てると毎年同じ目標が書き継がれ、そのうち興味が失せていつのまにか消えうせることも多々ある

これとは別に5年計画というものがあり、5年後のこうありたい自分を5年ごとに更新する。ちなみに35歳のときにつくった40歳の自分のこうありたい姿は

1.こどもをもう一人生む
2.インフィニティのM35に乗り換える
3.年収$60Kを超える
4.学校を終わらせる
5.新しい家に買い換える

などなど。

結婚したくないが子供は欲しいと書いているのが結構その頃の心境を表しているし、割とマテリアル的なことが多いのも特徴。40歳を終える今、唯一達成しているのは一番難関と思われた“こどもを生む”だったのが結構笑える

45歳のこうありたい自分の姿。
1.健康でいつづける
年を重ねるごとに難しくなるのが健康維持。健康であっても、不慮の事故や災害、天災、戦争などいつ何がおこるか分からないご時世だから、自分のできる限りのケアはしたい。二人の小さなこどもを残してあの世にいけない

2.あいみをまっすぐ育てる
カリフォルニアティーンのあらゆる誘惑に負けない強い子供にあいみを育てる。
これが一番大変かもしれん。。。


3.庭にプールのある家に引っ越す。
コミュニティプールでもいいや、とちょっと弱気だったりして

4.GMのDenaliに乗る 
5年後には1ガロン7ドルぐらいになっているかも。 というか、5年後にはGMは潰れているかもしれない。。

5.世界を飛び回る国際ビジネスウーマンになる
これは長年の夢なのだ。全米を飛び回れるようになったのであと一息。

5.年収6桁を超える
I just wish...

6.ヨーロッパ、もしくは南米バックパックの旅に出る
これも長年の夢。若い頃にやっておけばよかった、と今でも唯一後悔している事。時は金なりとは本当です。

7.アメリカ、メキシコ縦横断の旅に出る。
キャンピングカーで渡り歩く。。これはぜひ達成したい生涯の夢ですねえ。


41歳を迎える今日、よいお友達にめぐまれ、かわいいあいみとたいら、マットさん、マリサちゃん、そしておかんに囲まれてお誕生日ケーキを食べられるのは極上の幸せというものです。


2008年05月08日

あいみの苦悩

下の子が生まれると上の子が赤ちゃん返りする、というのはよく聞く話。

あいみの場合は赤ちゃん返りするほどちっちゃくないが、やっぱり、調子が狂ってきているようだ。

症状その1
最初の何日かはたいらにミルクをあげたり、オムツを替えたり、率先して手伝いたがったが、ここ何日かあまり興味を示さない。(もともと飽きっぽいから、新しいおもちゃを買ってもすぐ忘れるタイプなので、なんとも言えないが。。)

症状その2
妙に怒りっぽい。
ちょっとしたことですぐふくれたり、わたしとおかんが何か笑ってしゃべっていると、自分のことを話さないでくれ!と怒り出す。

症状その3
“痛いような気がする病”始まる。手や足、のど、おなか、ひじ、かかとなど命に別状のない箇所が都合によって痛む、仮病じゃあないんだけど、アテンションが欲しいんだと思う。シップを貼ってあげたり、氷をあげるとすぐ直っちゃう。

症状その4
やつあたり。怒られるから私の見てないところでおばばに意地悪をする。(おばばも負けてないから、蹴り返して泣かしたりしてるが)


今まで親子二人、寄り添って生きてきた。

どこに行くのも一緒。二人でいろんな旅もしたし、何でもオープンに話してきた。娘だけど親友のような存在。

仕事が忙しくて夜しか一緒にいる時間がないから、夜ぐらい甘えさせてあげようとずっとちっちゃい頃から私のベッドに一緒に寝ていて、実は8歳の今も一人では寝られない。昼間どんなに悪態をついても、夜になるとしゅーんとして、一緒に寝てください、と泣きべそをかく。

帝王切開だったので寝相の悪いあいみに傷口を蹴っつぽられては大変と、退院して以来、おばばと一緒にリビングルームで寝ている。自分の部屋で寝ればいいのに、やっぱり一人で寝るのは怖いのか、けんかしながらもおばばと一緒に寝ている。

おかんは、
“これを機会にもう一人で寝させなさいよ”と言うのだが、夜ベッドに入ってからあいみとポツプツと話す時間が私の一番のHappy Hourだったのでなんだか切ない

夜中、たいらがちょっとぐずぐず泣いたので自分のベッドで抱えて寝ていたら、あいみが目を覚まして部屋を覗きにきた。一緒に寝てくれと言うかな?と思ったら、Babyがベッドにいるのを見て、何も言わずに自分の寝床に戻って行った。

なんだかせつないけど、あいみも頑張ってるのだから、お母さんも少しあいみ離れしないといけないのかもね。
Aymie and Tyler

2008年05月06日

ニューライフ 幕開け

今日はたいらの病院の予約があり、産後初めての外出。

そうだった。
財布と携帯だけかばんにつっこんで出かける私の毎日はもう終わったのだ。

Baby staffミルク
おむつ
おしりふき
着替え
タオル
ティッシュ

Baby staff 2チャイルドーシート(Car Seat)
乳母車(Stroller)
赤ちゃんの毛布(Blanket)
予防注射の記録帳(Shot Record)





自分の支度に30分。

上記のお出かけグッズの支度に30分。

Babyを着替えさせて、ミルクを飲ませて、おむつを替えて、30分。

まだ傷口が傷むので運転はできないから、マットさんが仕事を抜けて迎えに来てくれたが、カーシートの調整の仕方がいまいちよく分からず、二人であーだ、こーだやって30分。

やれやれ、家を出るまでに2時間もかかってしまった。

一人で行けるから後で迎えに来てくれればいいよ、と言ったのだが、マットさんが一緒に行きたいというので結局2人で病院に。


キャンピングカーでさえ自分一人で牽引して駆け巡っていた私の生活が180度転回したのを実感した一日だった。


2008年05月04日

たいらの前世 

たいらが生まれた翌々日のこと。

たいらは35週で生まれたPre Term Baby(未熟児)だったので、ICUの保育器の中で2日間を過ごした。

ICUから私の病室に移される日の朝、マットさんが驚かないで聞いて欲しいんだけど、と切り出した。何でもたいらの指にちょっと問題があるらしい。

Froggy病室に運ばれてきたたいらの指をみて一瞬沈黙
いち、にい、さん、あれ?さん、とよん、がくっついてて、ご。あれ?へんだぞ。
両手とも中指と人差し指が切り忘れちゃったプラモデルの景品みたいにくっついてるのだ。骨も爪も個々にあるんだけど、あわてて作ったからちょっと切り忘れちゃったって感じ。

指と指の間にひれみたいなのが残っているしこの子の前世はカエル?と一瞬思ってしまった私。

小児科の先生が説明してくれるには、両手とも指の機能には問題ないからとても簡単な手術で分離できるが、なんせまだ指が小さくて縫うスペースがないので たいらが1歳になるぐらいまで待たないといけないらしい。

手というのはわりと妊娠中の早いうちに形成される部分で、指は最初は全部くっついた状態、それが胎児の成長とともに分離するらしいのだが、たいらの場合はなぜか、完全に分離される前に終了してしまったらしい。原因は全く不明とか。

5体満足ならいい、ってよく言うけど、本当にその通り。とりあえず神様も部品は全部くっつけて出荷してくれたので感謝しなければ。

おかんになんて言おう、気に病むかな?とちょっと心配だったけど、
“野口英世の生まれ変わりに違いない”と目を輝かせてるあたりさすが私の母親だけにお気楽である。

そしてお気楽なおばばとお気楽な母から生まれたあいみはもっとお気楽で、先生が切りやすいように自分が鉛筆で線を描いてあげる、と鉛筆を持って走ってきたので、まだいいよ!とあわてて止めた。

マットさんも我が家のお気楽ぶりに少々呆れ顔、でもみんなの笑顔に安心したみたい。
Aymie and Tyler

たいら誕生

たいらが生まれた。

最後にブログを書いた後、マットさんに電話をして病院に連れて行ってもらい診察してもらったら 既に子宮口が4cm開いていて陣痛が7分置き。

順調に開くようだったらこのまま自然分娩できるかも、と言われる。

あいみのときは22時間陣痛で散々痛い思いをしたあと、結局帝王切開で生んだ後も大変だったから、今回は最初から日程を決めて切ってもらおうと思っていたのに、急に自然分娩にしますか?と聞かれ、返答に困ってしまった。

そんじゃあ、頑張ってみます、と言ったものの、自然分娩の呼吸法とか予習してこなかったから、この期に及んでヒーヒーフーだっけ?ヒーフッフだっけか?と頭をひねる始末。

まだ仕事にあと2週間行く予定だったから引継ぎが終わってないことがいくつかあって、陣痛と陣痛の合間に会社の女の子と電話連絡。“そう、その資料は共有ファイルのあーいててて、ちょっと1分待ってて。−−−−−そう、共有ファイルのここにはいってるから今日送っておいてね。”てな調子。

仕事の産休のスケジュールも調整して、しかも8月始めにヨセミテキャンプの予約まで入れちゃったから、今日生まれたら、予定が狂うなあとか、今週は髪の毛切りに行こうと思ってたのにとか、どうでもいいことを考え巡らせているうちに、それまでわりと“いたたた”、ですんでいた陣痛が“いだだだだ”になり、そのうち息もできないぐらいになってきた。

そしてカメラ惨事の勃発

陣痛と陣痛の間に最後の妊婦写真を撮ってくれ、とマットさんにカメラを手渡し写真を撮ってもらったのだが、こともあろうに彼はカメラを落とし、2週間前に買ったばかりの私の命の次の次の次の次ぐらいに大事なニューデジタルカメラが無残にも破壊された。(このカメラ購入にまつわるお話は4月6日ブログ、我が家の文明開化をお読みください)
そして、特大陣痛。

マットさんと知り合って3年。今まで一度もけんからしいけんかをしたことがないのだが、この破壊されたカメラを見た瞬間、陣痛が押し寄せ、そして次の瞬間私はおお泣きしながらマットさんを怒鳴りつけていた。

“なんで今日壊すんだ!!!Babyを撮りたいから新しいカメラを買ったのに、何で今日壊すんだ!!!!You are fired!!!(君は クビだ!!!)。”
怒鳴りながらおいおいと泣く私に、マットさんは顔面蒼白。看護婦さんもたじたじ。もう顔も見たくない!!とマットさんを部屋から追い出してしまった

そして一時間後。
マットさんは顔面蒼白のまま、開店直後のお店に走り込み、そっくり同じカメラを手に病室に戻ってきた。“2年間の保障も買ったから、落としても今度は大丈夫だからね”、と汗をふきながら。

このカメラ惨事は、結局退院する日まで看護婦さんたちの間で語りつがれ、マットさんは会う看護婦さんみんなに“もうカメラ落としちゃだめよ。パパ!”と笑われたらしい。

というわけで、カメラ惨事は一件落着したものの、午後になっても子宮口は一向に開かず。陣痛の間隔は狭まるばかり。結局お医者さんに帝王切開を薦められ、そのまま手術、4時24分にたいらが生まれた。Tyler 1局部麻酔だったので、意識はあったけど、カーテンで仕切られているので自分の下のほうで何がおこっているのか全くみえず、たまにぐにゅっとなんか内臓がうごくような感じはするのだけど、もちろん何にも感じないので何がどうなっているのかよく分からず。そのうちたいらの子猫のような泣き声が聞こえて ああ生まれたんだと分かった。

生まれたばっかりの赤ちゃんってたいていくしゃくしゃで、サルみたいなんだけど、看護婦さんが顔の近くまで寄せて見せてくれたたいらは本当にきれいな赤ちゃんで、なんだか泣けてきた。生んでよかった。この子がいつか 生まれてよかったと思ってくれますように。


Tyler 予定日よりちょうど一ヶ月早い35週で生まれたわりには大きく6パウンド1オンス(2500グラムぐらい)。えだまめファミリーの新しいメンバー、Tyler (たいら)です。 どこまでもつづく平原の道、広大なアメリカ大陸で生まれたので“大陸”と書いて“たいら”と名づけました。

どうぞみなさんよろしくね。