気軽に楽しく美しく

アンテイーク着物コレクターのYUKOが着物の女の写真を中心に、短・中編のお話や詩を組み合わせて織りなす、時限を超越した世界です。サブのコレクションページ「銘仙の時代の女」http://blog.livedoor.jp/yukononono-12/も合せてどうぞ。

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夜は夜。お大尽にも貧乏長屋にも夜は夜。
でも、光を使うことのできるお大尽の夜と、
小さな蝋燭でさえ惜しむ暮らしの夜は
所詮まるっきり別のもの。

人は生まれた時から持っているモノがある。
持たない者が羨んでも努力などでは手に入らないモノがある。
平等、なんてお題目にすぎない。
欲しいモノは自分自身と、世界と戦って手に入れるのだ。

一つだけ平等なモノは1日を精一杯過ごした後の満足感。
一の幸せを「とても幸せ」と思い満足できる人と
百の幸せを「少しだけ幸せ」としか思えず満足できない人とは
死ぬ時の心持ちに大きな差ができるだろう。
これだけは貧乏人が金持ちに勝てるかもしれない唯一の事。
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私はいらない子供だった。私が死んでも誰も悲しまなかっただろう。
生き抜いてきた、それが私にとっては幸運だった。
私は今、帰る家がある。食べるものがある。心配してくれる友人もいる。
やりたい事もある。必要とされる場所もある。
誰がなんと言おうと、自分を誇れる私は、きっと誰よりも幸せ。


また朝が来る。逆風がきて立ち止まっても、決して後ろ向きにはならない。
強風の時は気のいい友人たちが少しずつ盾になってくれる。
自分で立てる時は昔の私のように力がなくて苦労している人に手を差し伸べたい。
たいした事じゃないけど、そんな時に時々もらえるとびきりの笑顔や、ありがとうの言葉。
私はそれでこの上なく幸せになれるのだ。
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小さくてもいい。小さな幸せを、喜びを心の引き出しにそっとしまって。
辛い時にはその記憶がわたしを助けてくれる。

ありがとう、人生。
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     *     *     *
人生は、時に辛い。
でも、闇があるから光が輝く。
だから私は例え闇の中でも人生を愛していたいと思うのです。
この度の文章には光に向かって歩く立ち姿を集めてみました。
こういう女が、私の理想なのです。

撮影:関健一

花は花。それ以外の何ものにもなれぬ。
でも、肥がなければ、水が足りなければ花を咲かせる前に枯れ落ちてしまう。それも定め。
枯れようとしていた花にせっせと水をまき、肥を与えた貴方のために
花咲かすならそれこそ本望。
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その声で私を励まして。
今日も綺麗に咲くんだよと語りかけてほしい。
それで私は昨日より綺麗に咲ける。
昨日より大きく微笑んで匂い立つ。
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貴方のくれたひとしずくの愛情で
私は明日も立っていることができる。
根をはる地面が小さくても
多少葉に虫食いがあっても
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いつか枯れゆくその日まで
貴方の隣で咲いていたい
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関東地方、今年は桜が咲いてからの晴天が記録的に続き、長く楽しめました。
最後の桜未練は八重桜。

八重桜と撮ろうと思って行った場所は昨日の強風で散ってしまっていました。
そのかわり、花びらがたくさん散っていたので飛ばして遊びました。
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桜の道の上にはみずみずしい青葉が。
二つの季節を独り占めの、贅沢な時間。
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また来年は違う美しさを見せてくれるでしょう。
私もそうできるように、心して一年を過ごしたいと思います。

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