気軽に楽しく美しく

アンテイーク着物コレクターのYUKOが着物の女の写真を中心に、短・中編のお話や詩を組み合わせて織りなす、時限を超越した世界です。サブのコレクションページ「銘仙の時代の女」http://blog.livedoor.jp/yukononono-12/も合せてどうぞ。

赤い鳥小鳥
なぜなぜ赤い
赤い実を食べた

青い鳥小鳥
なぜなぜ青い
青い実を食べた

赤も青も何色でも
仲良く遊び戯れて
共に笑っていられればいい
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子供の頃は笑わない子供だった。
食べるものもなく、家にも学校にも居場所がなく、
痩せこけて、半白髪頭の小学生は笑うなんてことには無縁だった。

中学を卒業して、仕事をしながら学校に行って
ただひたすらに辛いことばかりだった。
笑うことなんてなかった。

ひとり生きていくために突っ張って
笑顔ってどうやって作るのかわからなかった
どんな時に笑うのか
顔のどこを動かせば笑えるのかわからなかった

初めて「ああ、私、笑ってる」って思ったのは
幼い娘と一緒にいる写真を見た時。
その笑顔も夫との生活の中で消えていった。

50歳を越えた頃だろうか
自分が笑っていることに気がついたのは
写真の中に笑顔を見つけるようになったのは

そりゃ、色々不満がないわけじゃないけれど、
きっと私、今、幸せなんだろうね。
egao

なんだい、あやしいもんじゃないよ。
このあたりに住まうんだけどね、ちょいと鼻緒が切れちまって
少し助けてくれるとありがたいんだよ。

ああ、いいにおいだ。いきのいい血潮の香だねぇ。
あれ、何か聞こえたかい。空耳さ

ちっとここで鼻緒をなおしてくれりゃ。
そう、かがんでさ。あたしは片足をあげるからちょいと肩を貸しておくれな。
ああ、あったかい体だねぇ、、、ふふふ、、、P5051367

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