2024年07月22日
いいお話会でした
少し前のことになりますが、お話の発表会が終わりました。
50人近いお客様が来てくださり、その中には昔の仲間の90歳の女性もいて、感激でした。
ほとんどの方は、千葉県内で「お話会」に関わっている方々で、とても温かく、熱心に聴いてくださいました。
プログラムは次のようなものです。
1.牛方とやまんば (おはなしのろうそく8)
2.三つの願い (子どもに語るイギリスの昔話)
3.かえるの王さま (子どもに語るグリムの昔話2)
4.百物語 (日本のおばけ話 川崎大治民話選)
5.茂吉のねこ (松谷みよ子全集6)
6.カメの遠足 (新編世界むかし話集1イギリス編)
7.赤鬼エティン (おはなしのろうそく15)
会としての発表会は21回目で、これまでいろいろなプログラムがありましたが、今回はバラエティーに富んだプログラムで、なかなかよかったと自画自賛しています。
私は「百物語」を語ったのですが、前に出てみるとお客様方の「聴くぞー!」という引力がすごくてびっくりするやら、うれしいやら。
そうなると、それに応えるようにこちらの語りも進み、浅草伝法院の広間の暗い空間が、私と聴き手の間に広がりました。
話が終わると同時に照明を消す演出をしたので、客席は「おおっ」となり、おばけを味わっていただけたかなと思います。
大きなイベントが終わり、会としてもぐっとまとまった感じがしています。そしてひとりひとりの語りが、会を経て数段、うまくなっている、すごいなと思いました。
なんと私にも変化が。もう歳だし、覚えるのはめんどう、今まで覚えた話のストックで十分、と怠惰に考えていたのですが、新しい話を覚えてみよう!と思ったのです。
覚えるのは5年ぶり。何にしようか・・・?いろいろ探して、決めたのがグリム。それもマイナーなやつ。でも好きな話です。「名人四人きょうだい」。15分くらいです。
覚え始めると、楽しいこと!そりゃ、若いころに比べれば時間は倍かかるのですが、物語の言葉が身体にはいっていく感覚が、何ともうれしいのです。
今、やっと半分。言葉が入って、全体の流れを作って、メリハリをつけて・・・まだまだ時間はかかりますが、話が自分の中にでき上がっていく日々を楽しみます。
50人近いお客様が来てくださり、その中には昔の仲間の90歳の女性もいて、感激でした。
ほとんどの方は、千葉県内で「お話会」に関わっている方々で、とても温かく、熱心に聴いてくださいました。
プログラムは次のようなものです。
1.牛方とやまんば (おはなしのろうそく8)
2.三つの願い (子どもに語るイギリスの昔話)
3.かえるの王さま (子どもに語るグリムの昔話2)
4.百物語 (日本のおばけ話 川崎大治民話選)
5.茂吉のねこ (松谷みよ子全集6)
6.カメの遠足 (新編世界むかし話集1イギリス編)
7.赤鬼エティン (おはなしのろうそく15)
会としての発表会は21回目で、これまでいろいろなプログラムがありましたが、今回はバラエティーに富んだプログラムで、なかなかよかったと自画自賛しています。
私は「百物語」を語ったのですが、前に出てみるとお客様方の「聴くぞー!」という引力がすごくてびっくりするやら、うれしいやら。
そうなると、それに応えるようにこちらの語りも進み、浅草伝法院の広間の暗い空間が、私と聴き手の間に広がりました。
話が終わると同時に照明を消す演出をしたので、客席は「おおっ」となり、おばけを味わっていただけたかなと思います。
大きなイベントが終わり、会としてもぐっとまとまった感じがしています。そしてひとりひとりの語りが、会を経て数段、うまくなっている、すごいなと思いました。
なんと私にも変化が。もう歳だし、覚えるのはめんどう、今まで覚えた話のストックで十分、と怠惰に考えていたのですが、新しい話を覚えてみよう!と思ったのです。
覚えるのは5年ぶり。何にしようか・・・?いろいろ探して、決めたのがグリム。それもマイナーなやつ。でも好きな話です。「名人四人きょうだい」。15分くらいです。
覚え始めると、楽しいこと!そりゃ、若いころに比べれば時間は倍かかるのですが、物語の言葉が身体にはいっていく感覚が、何ともうれしいのです。
今、やっと半分。言葉が入って、全体の流れを作って、メリハリをつけて・・・まだまだ時間はかかりますが、話が自分の中にでき上がっていく日々を楽しみます。
2024年06月22日
5年ぶりのおはなしの発表会
地域の小学校や幼稚園などで、絵本を読んだりお話をしたりする「おはなし会」。
これを始めて、かれこれ40年になります。
私が大切にしているのが、物語を覚えて語る「おはなし」。
若いころ、東京子ども図書館の方が講師の千葉市の勉強会で初めて学びました。
今、住んでいる市では、おはなし会のサークルがたくさんあり、市内16小学校全てで、学校おはなし会が行われています。
30年前、仲間におはなしをする人が数人いて、みな自己流でやっていたので、これは一度、きちんと勉強会をと思い、講師を見つけて会を開きました。
皆がんばって勉強して、語り手がたくさん育ちました。
3年間の講習の後は自主勉強会となり、月1回、つづけてきました。メンバーは当然のことながら入れ替わり、現在15名の会員のうち、初期メンバーは私ともう一人となりました。
時代は変わり、若い母親はボランティアどころではなく、働きに出ます。どこもサークルは高齢化。
でも、たまに働きながら参加してくれる人もいて、何とかつづいています。
この勉強会では年1回、地域の大人の方を対象に、発表会を開いてきました。それがコロナで開けなくなり、今年、やっと5年ぶりの会を今月末に開催することになりました。
私はかなりの回数、「トリ」で長い話を語ってきましたが、もう後輩をどんどん育てなければなりません。
今回は短い話をします。「百物語」。2分半。お化けの話です。難しいです。
でも楽しい。呼吸、勢いが勝負。
今回のお客様は、どんなふうに聴いてくださるでしょうか?
これを始めて、かれこれ40年になります。
私が大切にしているのが、物語を覚えて語る「おはなし」。
若いころ、東京子ども図書館の方が講師の千葉市の勉強会で初めて学びました。
今、住んでいる市では、おはなし会のサークルがたくさんあり、市内16小学校全てで、学校おはなし会が行われています。
30年前、仲間におはなしをする人が数人いて、みな自己流でやっていたので、これは一度、きちんと勉強会をと思い、講師を見つけて会を開きました。
皆がんばって勉強して、語り手がたくさん育ちました。
3年間の講習の後は自主勉強会となり、月1回、つづけてきました。メンバーは当然のことながら入れ替わり、現在15名の会員のうち、初期メンバーは私ともう一人となりました。
時代は変わり、若い母親はボランティアどころではなく、働きに出ます。どこもサークルは高齢化。
でも、たまに働きながら参加してくれる人もいて、何とかつづいています。
この勉強会では年1回、地域の大人の方を対象に、発表会を開いてきました。それがコロナで開けなくなり、今年、やっと5年ぶりの会を今月末に開催することになりました。
私はかなりの回数、「トリ」で長い話を語ってきましたが、もう後輩をどんどん育てなければなりません。
今回は短い話をします。「百物語」。2分半。お化けの話です。難しいです。
でも楽しい。呼吸、勢いが勝負。
今回のお客様は、どんなふうに聴いてくださるでしょうか?