衣類の修理

2010年02月07日

もったいない!コートの袖口擦り切れ修理

今日は、気にかかっていたことが片付いて、とても気分がいいのです。理由は、5年前に買ったショートコートが修理できたこと。

100201_0856~01
ダブルの打ち合わせ、ざっくりした杉綾で起毛した生地、ゆったりした着心地が気に入っていました。
しかし、アンゴラ65%、ウール35%で摩擦に弱いため、袖口の毛が擦り切れてしまったのです。

100201_0857~01




このままでは、おかしくて着られない。修理専門店に出すと、3000円〜4000円はかかりそう・・・。
買い換えようかと12月にいろいろ見ても、見た目と着心地の両方が満足できるものはありませんでした。
それならやはり、じぶんでやるしかないか!と挑戦。

100206_1420~01

ただ袖口を内側に折り返すとごろごとするので、ほどくことにしました。表地が折り返して留めてあるため、まず裏地をはがします。

100206_1421~01



表地を開くと、黒い芯が貼ってありました。ということは、新たに2センチ上に折り返すためには芯を貼り足さねばなりません。


100206_1431~01


裂織のバッグを作るときに使った黒い接着芯があったので、それを5センチ幅に切って、貼り付けました。


100206_1437~01



そして、表地を前より2センチ上に折り返して、ゆったりと留め付けます。



100206_1616~01


裏地も2センチ内側に折り込んで、布をすくうようにして表地に留め付けます。



100206_1620~01

スチームアイロンで軽く押さえて、表に返したら、完成!!
我ながら、いい感じ。
プロの手にはかなわないけれど、これならあと2年は着られそう、と「もったいない」が信条の私は思うのでした。
改めて、自分で手入れすると愛着がわくなあと実感しています。

yukosasai at 11:56|Permalink

2009年03月17日

リサイクルブームはいつまで続く?

最近、テレビや新聞で、衣類の修理やリサイクルが取り上げられ
ています。
高級なニットのセーターやワンピースのほつれを、ひと目ひと目
すくって補修してくれる店に持ち込まれる衣類が増えているとい
う話。
ネット上では子供服のリサイクル、交換がさかんに行われている
とのこと。
また若い女性向けのお洒落な服のリサイクル店も繁盛しているよ
うです。

物を大切にして長く使う、という本来は当たり前のことが、不況に
なってやっと広まってきたのでしょうか。
しかし、安心はまだ早い、と思います。
1973年の石油ショックのとき、大都市のネオンは消え、深夜のテ
レビ放送はなくなりました。節約は美徳、とも言われました。
でもその後、景気がよくなるとあっという間に元通りになったので
す。

今の経済状況は、そうすぐには好転しそうもありません。また当
時と違うのは「エコ」が浸透してきたことです。
衣類に限らず、使えるものは修理しながら長く使う、不要なもの
は他の人に使ってもらう、そういう習慣が根づいてくれることを願
っています。

そろそろ厚手の冬物を片付け始める時期。
さて私はというと・・・
4年着たツイードのハーフコートの袖口が擦り切れています。
1.5cm、内側に折り込んで縫い、もう1シーズン着てみようか。
6年着たフルレングスの引きずりそうに長いオーバーコート。
どこも傷んでいないけれど、さすがに長さが恥ずかしいので、こ
れはリフォーム専門店で15cm丈詰めしてもらおうか。
あれこれ悩んでいるところです。

yukosasai at 12:27|Permalink
Archives
記事検索