花譚診断とか

2012年03月26日

殺し愛




いっそもうほぼオリジナルとしてみていただければいいと思う程度に荒ぶった結果。
いや、ホント、マジスミマセンとしか言えないがうん。
とりあえず、狗也さんゴメン←






月が奇麗でございますね。


あら、こんな雨の夜に何を、とおっしゃいたいので?
うふふ、お顔に書いてありますよ。私が気付かないとでも?


あぁ、そうですわ、月でしたわ。
あの厚い雲に隠された今宵の月は、望月と聞き及んでおりますの。
恐らく昨夜のような天気でしたら、あの光はこの世を碧く明るく照らしているのでしょう。
それなのに雲に隠された月は、今何を思うているのでしょうね…
月に一度の満たされた姿を見せられる日だと言うのに、それを隠すなんて本当に、つれない雲だこと…

まるで、貴方様の様でございますね。

今宵の一番良いところを隠して、冷たい雨を降らせておられる、あの雲は貴方様によく似ていらっしゃいます。



あぁ、そうですわ。
こうとも考えられます。
雲は月があまりにも美しくて、他の誰にも渡したくなくて、それで隠しているのやもしれませんね。
そしてその燐光すらも漏らさず隠されている月も、それに甘んじているのやもしれませぬね……
モノは考えよう、というものでございます。

…うふふ、そんなお顔をなさらないでくださいな。
女の戯言など、何の意味も無いものでしょう?
お聞き流して下さいな……


………あら、本当につれないお方。
こんな冷たい雨の中では、女の身で帰るに少々骨が折れますわ。
もう少し、ここで暖を取らせて下さいな。
貴方様がお人をお呼びになるのであれば、話は別でございますが。



……あぁ、今宵は、本当に、

月が奇麗ですね……




***


無造作に置かれた手にそっと手を重ねて、雨の望月を二人で見てて欲しい、という。


***



貴方の首を取る夢を見た夜はそのまま死んでもいいとすら思う。


きらめく刃が高らかな金属音で音頭を取り、
私と貴方の身体は舞いを舞うように近付いては離れて行く。
この手が繰り出す矛先が貴方の体を穿ち、
この腕が振りかざす斬撃が貴方の首を切り落とす。
貴方の咽喉が最後に謡う断末魔と、
私の咽喉が高らかに上げる鬨の声とが重なり合う。
貴方の温もりは赤い飛沫となり私を包み
そしてそれが最期になる。


最期に抱かれるのは私。
貴方の温もりに最期に触れるのは、この私だけ。


貴方のその首にたった一度、口付けることが叶うなら


私は、そのまま死んでもいい。




***

殺し愛がスキ

***



しばっさんを出して、ちよめは先代は病気か何かで死んでる事にして二代目ってことで女の子にしようかなと考えてるとかそんな……

二代目でstkさせればいいのかなとかそんな……



yulik06o at 23:31│Comments(0)TrackBack(0) 十人十色 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
花譚診断とか