August 28, 2007

怪談

怪談
怪談











ちょっとドキドキで見に行った「怪談」。
若い男、それも父親を殺した敵の息子に対する女の一途な愛と嫉妬と執着から、死してなおストーカーになってしまう悲しい女の物語。
しかし期待した割りには、怖さ、おどろおどろしさ、美しさ、悲しさ、そんなものが少しずつ足りない感がある映画だった。あまり怖すぎるのも苦手だけど、ラストで笑いたくなる怪談というのも面白いような物足りないような… 
橋の隙間から覗く眼、とか駕籠の中で伸びてきた白い手、とか「キャ〜、コワッ」と思うところはあったが、結局、導入部の語りが一番怖かったかも。赤ちゃんの表情のCGとか、全体的にCGの出来が悪いのもちょっと気になるところ。

黒木瞳はじめ女優たちの美しさは光っていたように思う。
女たちの着物姿も本当に素敵だった。瀬戸朝香や黒木瞳の玄人っぽい着こなしとか、井上真央の若くて可愛い着物姿など見ていると、着物の奥深さを感じて私も着てみたくなる。

怪談・椿












でも肝心の主役で、出会う女を片っ端からとりこにする美しい男、という役どころの尾上菊之助にどうもイマイチ魅力を感じなかった。たしかに眼は大きくてウルウルしているのは綺麗なんだけど、顔がなんかプヨ〜ンとしているので男っぽい色気みたいなものには欠けてるような気がした。

あれ、オルフェウスの絵だ…と思った場面があった。
この映画の監督は、きっとあの絵を見てこのシーンのイメージを得たのではないか、と見た瞬間思ったのがこのギュスターヴ・モローの「オルフェウスの首を持つトラキアの娘」。

オルフェウス
















yumeria at 22:03│Comments(0)TrackBack(11)clip!映画 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 「怪談」:千登世橋バス停付近の会話  [ 【映画がはねたら、都バスに乗って】 ]   August 28, 2007 23:35
{/kaeru_en4/}女は橋の上を行き、男は橋の下を行く・・・。 {/hiyo_en2/}なに、ひとりで感慨に耽ってるの? {/kaeru_en4/}いや、こういう立体交差の橋を眺めていると、男と女の心のすれ違いを思い出すわけよ。 {/hiyo_en2/}ああ、男女の情痴をテーマにしたホラー映画「怪談...
2. 『怪談』  [ 京の昼寝〜♪ ]   August 29, 2007 00:08
□作品オフィシャルサイト 「怪談」□監督 中田秀夫□原作 三遊亭円朝(「真景累ヶ淵」岩波文庫刊)□脚本 奥寺佐渡子□キャスト 尾上菊之助、黒木瞳、井上真央、麻生久美子、木村多江、瀬戸朝香、津川雅彦、榎木孝明 ■鑑賞日 8月16日(木)■劇場 チネチッタ■c...
3. ★「怪談」  [ ひらりん的映画ブログ ]   August 29, 2007 02:08
今週の平日休みの劇場鑑賞は2007/08/04公開の2本。 その1本目。 ひらりん、黒木瞳は大好きだし・・・。
4. 怪談  [ Kinetic Vision ]   August 29, 2007 16:31
映画は豊志賀(黒木瞳)の死とお久(井上真央)殺しまでが前半、それ以降の新吉(尾上菊之助)の物語が後半になる。そして映画から感じられる緊張感が前半と後半でかなり違っているように思われる。 豊志賀と新吉の親たちの??!
5. 【2007-113】怪談  [ ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! ]   August 29, 2007 20:57
4 人気ブログランキングの順位は? 出逢ってはならない2人 決して愛してはならない運命 陶酔と戦慄の愛の物語 ずっと、ずっと、ずっと、あなただけ。
6. 「怪談」女たらしと金遣いが過ぎた先に受けた先代の負の代償と天罰  [ オールマイティにコメンテート ]   August 29, 2007 22:42
4 「怪談」(PG-12指定)は江戸時代を舞台にした出会ってはならない2人の愛し合った先に嫉妬の怨念が男を追い詰めるホラー映画である。夏といえばホラー映画のシーズンだが、今年はホラーな夏になりそうだ。
7. 「怪談」恐ろしいものは何か  [ 再出発日記 ]   August 30, 2007 13:13
昨日の「ボルベール」では「女はこわい」と書いた私ですが、今日の「怪談」では、「女は怖い」といわせていただきます。昨日も書きましたが、「慾と愛憎さえ絡まなければ、女は女を裏切らない」反対に言えば、慾と愛憎、特に愛憎が入ってくると、いやあ怖い、恐ろしい。け...
8. 怪談(映画館)  [ ひるめし。 ]   August 30, 2007 13:38
ずっと、ずっと、ずっと、あなただけ。
9. 怪談  [ パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ ]   August 31, 2007 23:59
4 出会ってはならない、愛し合ってはいけない運命のふたり。深く激しい愛が巻き起こす、陶酔と戦慄の物語。 婀娜(あだ)な姿と芸が評判の富本の女師匠、豊志賀は、ある日、街筋で煙草売りの新吉とすれ違う。「またにしとくよ」と軽くいなす豊志賀だったが「やっぱりもらっ...
10. 怪談  [ ネタバレ映画館 ]   September 08, 2007 09:17
最も怖かったのが、お寺の前に立っていたお累の母親が透けて見えたことかも・・・
11. 怪談  [ 映画、言いたい放題! ]   September 18, 2008 01:23
友人の役者が主演女優を酷評。 別の友人は大絶賛。 興味ありますねー。 煙草売りの新吉は、 身持ちの硬く、美貌の富本の女師匠・豊志賀の所に出入りするうちに、 深い仲になる。 実は新吉の父親は、 20年前に豊志賀の父親を殺害したという因縁があるのだが 事情を...

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
管理人・ユメリアです。
灰色と緑のハーモニー
灰色と緑のハーモニー
シスリー・アレクサンダー嬢
の肖像
ジェームズ・ホイッスラー
月別アーカイブ