大阪の茨木にあるライブハウスJACK LIONで、大阪初ライブを行った秋山羊子さんのライブに密着!

4バンドが出演するという対バン形式で、地元のロックバンド(Back Ground Music)によるガンガンの演奏が終わった次が羊子さんの出番。

キーボードが正面向いてレイアウトされ、ドラム、ベースのトリオ形式。
いよいよ羊子さんの登場。ノースリブのさらりとしたワンピースに身を包んだ羊子さん、裸足だ・・・

つなぎでかかっていたBGMを消すように音響さんに合図を送り、一言
「Thank you〜」

不思議なことに、この言葉の響きだけでもう私は心をぐっと掴まれてしまった。
テンポを口ずさみながら曲の合図を送る冒頭。この瞬間に魔法にかけられたように羊子さんワールドに誘われてしまう。

HPでライブ音源を試聴し、先月リリースされたデビューCDを聞いたときもうれしい裏切りにあった。
そして、CDを聞き込んでライブに行ったこの日も、信じられないぐらいのうれしい裏切りが私を待っていた。

生はいいと言うけれど、いいってもんじゃない。そこに繰り広げられる世界は私が今まで聞いた音楽や行ったライブでは感じられなかったような唯一無比の世界。
圧倒的な羊子さんの存在感や彼女の息遣いを肌で感じ、しなるようなドラムに酔い、そしてCDでは聞くことのできない、曲の合間に入る羊子さんのピアノのアドリブが曲をさらに盛り上げる。

そうやって曲の冒頭からかけられた魔法は、曲が終わり
「どうもありがと!」というかわいい一言であっという間にパチンと弾けるのだ。
歌っているときとは違って曲と曲との合間に見せる素顔はとてもかわいらしく、初々しい。このギャップが面白い。





ラスト3曲は、CDに入っていない曲だった。(後から聞くと、ライブだけでやっている曲だとか・・・)
中でもインパクトのあったのが『いたい』という曲
途中から「いたい」というフレーズが何回も何回も繰り返される。
不思議だ・・・繰り返しを聞いているうちに、羊子さんの心の叫びにように聞こえ、自分の中の「いたい」と感じている部分がうずいてきて、一緒に叫びたくなった。

そして、ドラムとベースが退場したラストの曲
「きみ」「ぼく」 そして ところどころで 「たのしい」 「がまん」
ささやくように、語りかけるように歌うのはたったこれだけの詩。
なんてシンプル、なんて・・・なんて・・・

歌い終わった後で深々とお辞儀をした羊子さん。50人ぐらいで聞くのがもったいない、いやこの日この場にいたこの50人ほどの聴衆は本当にラッキーだ。
この素晴らしい世界を大阪で初めて体験した聴衆なのだから・・・

Thank you for coming to OSAKA!

1.即興〜指一本で倒されるだろう
2.ハテナ
3.どん
4.もう一度僕らは
5.ジンギスカン
6.アオイソラ
7.いたい
8.きみ、ぼく