BlogPaint



先週から大阪でも上映が始まっている『ヘヴンズ・ストーリー』。
この超大作を作った監督にインタビューする機会をいただいたことは、本当にうれしく緊張する出来事の一つでした。

映画を見ていたときにかつて自分が訳もなく死んだ後のことを想像して怖くなってしまっていたのを思い出させるようなセリフがあり、こんなセリフのある脚本を書く監督さんのお話を是非聞いてみたいと思っていたのです。

さて、いざ登場された瀬々監督は非常にシャイで、こちらが女性記者4人だったということもあり、終始うつむき気味でそれでも次から次へとこちらの質問に答えていただきました。

興味深かったのは、「監督は50にして天命を知るといいますが、いかがですか?」との質問に対して、「これで全てだとは思わないし、また次もと思ってますし、僕は死にたい時には病院で『死にたくない〜』と言いながら、人生まだまだやり残したことがあると思って死ぬのが好きなんです。天命なんか知りたくないです。」とおっしゃっていたこと。

死にたくない監督だからこそ、死と向き合う作品を作り続けているのかもしれません。

もう一つ気になっていたのは、本作の主役トモキ役の長谷川朝晴さん。この夏とことんラブコメの『ハッピー・エンド』で本作でも夫婦役の菜葉菜さんと共演、こちらは超シリアスな役どころで役者としての幅を非常に感じたのです。

瀬々監督からみた長谷川さんは、前半は受けの芝居だったけれど、後半は攻めの芝居に転換していかなければいけないので、その部分を指摘し、長谷川さんも悩んだり神経質になっていた時期があったそうです。日頃は控室でも愛想を振りまく長谷川さんが「いつもの長谷川さんじゃなかった。」というぐらい、声をかけにくい雰囲気を醸し出すほど役に集中されていたそう。

他にも山崎ハコさん演じる恭子というキャラクターが生まれた背景などに、「忘れること」に対する問題意識を持った監督の考えが浮かび上がってきました。


<シネルフレ>『ヘヴンズ・ストーリー』瀬々敬久監督インタビューはコチラ