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日本人女性の監督さんが海外でドキュメンタリーを撮るというだけでも、かなりタフな仕事。
そんな偉業をやってのけた佐々木監督の素顔はとてもナチュラルで、そして映画にこだわるというよりは、
撮りたいものの表現方法が映画だったというアプローチ。

ハーブ&ドロシー夫妻との出会いの感動から、お二人に初めて出来上がった映画を見てもらったときの感想など、
素敵な二人から監督も学ぶことがいっぱいだったようです。
初めてハーブ&ドロシー夫妻に出会ったアーティストのパーティーで、着飾ったセレブが揃う中、近所に買い物にでかけるのと変わらない普段着の二人の周りに大きな輪ができていたのを見、彼らがいかに人望を集めているかを痛感したという佐々木監督。

若い頃からインドを皮切りに海外で次々に夢を実現させてきたその生き方がまさに映画になるぐらいエネルギッシュなのに、とてもフランクで大阪での取材を楽しんで下さっていました。

本作のキーとなっているハーブ&ドロシー夫妻のアートに対する姿勢はシンプルに「好きだから」集める。それ以上、作品について批評家のようにあれこれ述べるというわけではないというところが、逆に今アメリカのアートの最先端をいく教育には欠けているそうです。
じっくりと作品を鑑賞するというよりも、いかにインキュベーターに作品のプレゼンをするかといったことを教えられるという現状のお話を聞くと、尚のこと素直に心の目で作品をじっくり見つめる二人の素晴らしさを感じますね。

ちなみに、はじめて佐々木監督ができあがった作品を二人に見せた時、ドロシーが言った言葉は
「私たちはごく普通の人間なのに、この映画をみると特別な人に見える。」

周りに流されず、普通を貫きながら好きなことをしつづける強さ。見習いたいです。

佐々木監督は本作の続編の他に、シーシェパードの企画も進行中だとか。
これからも、目が離せない素敵な監督。トークショーは絶対行くべしですよ!


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