歓待6


今日から東京で公開がはじまる深田晃司監督の『歓待』。第6回大阪アジアン映画祭特集企画「Directors in Focus:深田晃司という才能」で上映されて以降も、海外の数々の映画祭で大反響を呼んでいる話題作だ。

特集企画上映が行われたシネ・ヌーヴォで来場された深田晃司監督、杉野希妃さんにインタビューさせていただいた。
インタビューに先立つ、上映後のディスカッションで、本作の裏テーマは「本物とは何か。偽物とは何か。」であり、「あれが偽物の家族かもしれないけれど、偽物と思ったときに差別が生まれてくるのではないか。」と語っておられた深田監督。

日本映画であまり触れられる機会のない外国人違法滞在者の問題をコミカルに取り込みながら、受容性と排他性、本物と偽物といった普遍的なテーマを表現した意欲作。怪しげな第三者がどんどんと家族の秘密を握って思うがままに印刷所をのっとっていく様子はホラーのようにも見え、自分の受容性も試される作品だなと思ってみたり。

青年団俳優に混じって、新しいカラーを出している杉野さんとオノエリコちゃんの存在感も、前作『東京人間喜劇』とは違って新鮮味がありました。

映画哲学までも語る勢いの深田監督のインタビュー。もっといろいろなお話を聞いてみたい監督さんです。

<シネルフレ>『歓待』深田晃司監督、杉野希妃さんインタビュー