actress


今年6月に開催されたフランス映画祭2015のゲストとして来場した『アクトレス〜女たちの舞台〜』のオリヴィエ・アサイヤス監督。長年一緒に作品を作れたらというジュリエット・ビノシュとの約束がようやく実現した作品だという。大女優マリアと、若手マネージャーのヴァレンティン、そしてマリアの出世作の役を演じることとなった人気ハリウッド女優。女優であればだれもが通る道ともいえる、若き頃の自分との対峙であり、また勢いのある新進女優を前にしての葛藤、そして永遠に輝き続けることをドキュメンタリータッチで描いた。ジュリエット・ビノシュの”今”を映し出すかのような作品に、魅了される。

特筆すべきは、マネージャー役を演じるクリステン・スチュワートの存在感。苦悶する名女優と、彼女にはない新しい価値観を提示し、意見を闘わせるマネージャーのヒリヒリするように熱いやりとりは、女優の本人だけが作るものではなく、周りの支えやアドバイスがあって、成長していくものなのだと実感させられる。

スキャンダルまみれの奔放なハリウッド若手女優を演じたクロエ・グレース・モレッツも、本人の勢いがそのまま役柄に反映され、一見の価値あり。ベテラン女優マリアとのやり取りは、勢いがもたらす残酷さを突きつける。

まさに三女優の個性がぶつかり、しのぎを削るような本作のオリヴィエ・アサイヤス監督によるトークショー。スラリとしたイケメン。さすがは、私の大好きなマギー・チャンの元旦那だ〜と感心しながら、ジュリエット・ビノシュやクリステン・スチュワートとのエピソードなど、観客からの直球あり、変化球ありの様々な質問に対し、丁寧に答えるオリヴィエ・アサイヤス監督に見入ってしまった。その内容をご紹介したい。

<シネルフレ>
『アクトレス〜女たちの舞台〜』オリヴィエ・アサイヤス監督トークショー@フランス映画祭2015はコチラ