June 02, 2009

『あんにょん由美香』特集上映開催!

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R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.6
『あんにょん由美香』公開記念・林由美香×松江哲明特集上映

企画・配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
提供:国映株式会社、新東宝映画株式会社、大蔵映画株式会社

監督:松江哲明、主演:林由美香で送るドキュメンタリー映画『あんにょん由美香』<7/11(土)〜ポレポレ東中野にてレイトショー>の公開を記念して、林由美香の誕生日にも当たる6/27(土)から7/10(金)までの期間、女優・林由美香と松江哲明監督それぞれの代表作を一挙に上映致します!

―――

6/27(土)、6/28(日)
A『たまもの』
成人映画館題=『熟女・発情・タマしゃぶり』
2004|監督・脚本:いまおかしんじ|撮影:鈴木一博
出演:林由美香、吉岡睦雄、華沢レモン、佐藤宏
カラー|35mm|64分|製作:国映株式会社
熱狂的な信者を持ついまおかしんじ監督による近年のピンク最大の話題作。その永遠の少女性、悲痛なまでのイノセンス、そして狂気を台詞なしで表現し切った女優・林由美香。そのキャリアにおいて、紛れもなく一つの到達点となった記念碑的傑作。

6/27(土)、6/28(日)
B『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!』
成人映画館題=『スチュワーデス 腰振り逆噴射』
2002|監督:加藤義一|脚本:岡輝男|撮影:小山田勝治
出演:沢木まゆみ、林由美香、風間今日子、岡田智宏
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
玉の輿に乗ることが夢のスチュワーデスと、彼女と知り合う青年の恋。気持ちを押えて2人の恋を後押しする男まさりの自動車修理工に扮した林由美香の好演が光る。ジョン・ヒューズ『恋しくて』にオマージュを捧げた、若手加藤義一監督によるエンタテインメント編。

6/29(月)、6/30(火)
C『ナオミ』
成人映画館題=『ペッティング・レズ 性感帯』
1993|監督:サトウトシキ|脚本:小林宏一(小林政宏)|撮影:小西泰正
出演:林由美香、ゐろはに京子、紀野真人、吉行由実
カラー|35mm|55分|製作:アウトキャスト・プロデュース
主人公のファナティックな同性愛を奇妙なユーモアを交えながらアップテンポで見せてゆくスリリングな愛憎劇。サトウトシキ初期の代表作。林由美香は一切台詞なしのファム・ファタールを演じ、93年ピンク大賞作品賞、堂々の女優賞と輝いた。

6/29(月)、6/30(火)
D『ベストフレンド』
成人映画館題=『発情娘 糸ひき生下着』
1998|監督:吉行由実|脚本:五代暁子|撮影:小西泰正
出演:林由美香、川瀬陽太、石川雄也、原知佐子
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
「好きな人が好きな人―――って、好きだよね……。」ジェンダーを越えた愛と友情の三角関係を軽快に綴ったピュア・ストーリー。吉行監督が「林由美香のアイドル映画」と語るとおり、キュートでポップな彼女の魅力がいっぱいにあふれた好編。

7/1(水)、7/2(木)
E『濃密愛撫 とろける舌ざわり』
1995|監督:渡辺元嗣|脚本:五代暁子|撮影:清水正二
出演:林由美香、しのざきさとみ、貴奈子、吉行由美
カラー|35mm|58分|製作:新東宝映画株式会社
キャスト5人全員が女性で、まるで男性など存在しないかのように幻想的な世界が繰り広げられる異色作。非現実な役柄であればあるほど活き活きとしてくる林由美香は恋人にも夢にも純真で一途なヒロインを演じ、その持ち味を遺憾なく発揮している。

7/1(水)、7/2(木)
F『飯場で感じる女の性』
2000|監督:荒木太郎|脚本:内藤忠司|撮影:前井一作
出演:鈴木あや、林由美香、荒木太郎、時任歩
カラー|35mm|60分|製作:大蔵映画株式会社
林由美香が主人公の元恋人にして守護天使・花枝というマドンナ役で毎作必ず登場するピンク版「男はつらいよ」こと『キャラバン野郎』シリーズ第7作。工事現場の飯盛り女という珍しい設定の中、愛嬌たっぷりの林由美香が牽引する人情喜劇の快作!

7/3(金)、7/4(土)
G『最新!!性風俗ドキュメント』
1994|監督:深町章|構成:甲賀三郎(瀬々敬久)|撮影: 清水正二
出演:林由美香、荒木太郎、石川恵美 ゐろはに京子
カラー|35mm|55分|製作:新東宝映画株式会社
当時実際に働いていたというイメクラ嬢の林由美香(本人)を当時俳優だった荒木太郎(本人)が取材するというセミ・ドキュメント形式で構成された知られざる傑作。ピンク映画では珍しい林由美香の素の部分が垣間見える貴重な一作。構成(脚本)は『感染列島』の瀬々敬久。

―――

7/3(金)、7/4(土)
H『誕生日』
成人映画館題=『痴漢電車 いやらしい行為』
1993|監督:幡寿一(佐藤寿保)|脚本:五代響子|撮影:稲吉雅志
出演:林由美香、今泉浩一、伊藤清美、石原ゆり
カラー|35mm|54分|製作:国映株式会社
離人症でビデオカメラを通じてしか世界と向き合えない男の子と、海辺でテント暮らしをしながらダイナマイト心中を望む少女の恋愛を描いたリリカルな一編。林由美香がアカペラで唄う「ダイナマイトが150屯」が胸に沁みる永遠の名作。

7/5(日)
※特別上映
I『日曜日は終わらない』
1999|監督:高橋陽一郎|脚本:岩松了
出演:水橋研二、林由美香、塚本晋也、りりぃ
カラー|DV|90分|製作:NHKエンタープライズ
NHKハイビジョンドラマとして製作された幻の傑作。林由美香が風俗嬢・佐知子役を自然体の演技で見せ、彼女自身もカンヌ映画祭へ招待されたというエポックメイキングな作品。フッと現れ、フッといなくなる、彼女特有の透明な存在感が光る隠れた代表作。

7/6(月)
※特別上映
J『ドキュメント・メタル・シティ』
2009|演出・構成:松江哲明
出演:松山ケンイチ、梅澤嘉朗 ほか
カラー|DV|85分|製作:東宝映画株式会社
『デトロイト・メタル・シティ』(DVD好評発売中!)のメイキングという約束事を守りつつ童貞2号・梅澤君が主役と化し東宝で勝手に『童貞。をプロデュース』の続編を作ってしまった松江哲明最大の暴走作。劇映画+メイキング+ドキュメンタリーがもたらす奇跡の結末を目撃せよ!

7/7(火)、7/8(水)
K『由美香2005』
2009|演出・構成:平野勝之
出演:平野勝之、刈谷文、林由美香、高槻彰
カラー|DV|80分(予定)|製作:ハマジム
2005年6月、林由美香の誕生日に自宅を訪れて撮影を予定していた平野勝之。突如帰らぬ人となってしまい、事態は急変。監督不在の中、意外な人物がカメラを片手に立ち上がる…。松江哲明に多大な影響を与えた『由美香』平野勝之監督の最新作がスクリーン初登場!

7/9(木)、7/10(金)
L『YUMIKA 1989-1990 REMIX』
2005|監督;カンパニー松尾
カラー|DV|25分|製作:V&Rプランニング
監督曰く「本人にだけ観てもらいたかった」というラブレター的AV『硬式ペナス』とAV引退作『ラスト尿』。林由美香がAVアイドルとして一世を風靡していた時期に残された2本の代表作を、当時の監督であり恋人でもあったカンパニー松尾が再編集したスペシャル REMIX版。

7/7(火)
M『カレーライスの女たち』
2003|演出・構成:松江哲明
カラー|DV|30分|製作:PLANET studio plus1
知人・友人・恋人。松江哲明が距離感の異なる三人の女性たちの部屋をめぐり、彼女たちにカレーライスを作ってもらう小さな旅の記録。ロードムービー以上の旅情性に満ち、食べるだけなのにAV以上にHな気分に観客を包み込む、食=性=生の肯定に満ちた傑作。

7/8(水)
N『セックスと嘘とビデオテープとウソ』
2008|演出・構成:松江哲明
カラー|DV|30分|製作:Tip Top
『童貞。をプロデュース』に続いて撮られた本作は、一転セルフドキュメントの極北に立つ作品となった。『ハメ撮りの夜明け・完結編』の続編としての構造も持ち、松江と関係性を持つ女性たち(肉親も含む)との虚実不明な描写が高圧縮な情報量で展開する怪作。

7/9(木)
O『前略、大沢遥様』 ※特別版
2003|演出・構成:松江哲明
出演:大沢遥、松江哲明、向井康介、
カラー|DV|60分|製作:ハマジム
『童貞。をプロデュース』の「エピソード1」ともいえる松江哲明の初AV監督作品。『スタンド・バイ・ミー』を想起させるカットや、女優と一緒に湯船につかりながらも指一本触れようとしない(というか触れられない)姿勢などまさに「松江君、まだまだね」な瑞々しさを誇る傑作。

7/10(金)
P『童貞。をプロデュース』
2007|演出・構成:松江哲明
出演:加賀賢三、梅澤嘉朗、峯田和伸
カラー|DV|85分|製作:TipTop
大ヒットを記録し、関連書籍2冊も生まれるなど松江哲明の名前を一躍世に広めた青春ドキュメンタリーの金字塔。「好き」と言えない自意識過剰な童貞1号・加賀君、筋金入りのビューティフル・ドリーマー童貞2号・梅澤君への単なるおせっかいが奇跡を起こす!

※スケジュール
6/27(土)、6/28(日):A・B
6/29(月)、6/30(火):C、D
7/1(水)、7/2(木):E、F
7/3(金)、7/4(土):G、H
7/5(日)I
7/6(月)J
7/7(火)M、K
7/8(水)N、K
7/9(木)L、O
7/10(金)L、P

※ 下白
2009.6.27(土)〜7.10(金)ポレポレ東中野にてレイトショー!
※連日21:00より
【料金】当日・一般:¥1500【前売】:¥1300【シニア】:¥1000
※ 『あんにょん由美香』前売券を持参の方&リピーター割引:¥1300
☆ 期間中トークショーを開催予定!詳しくはHP(http://www.spopro.net/annyong_yumika)にて!

解説テキスト協力:モルモット吉田、林田義行

yumika0627 at 18:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NEWS | 上映情報

May 14, 2009

松江哲明監督作品『あんにょん由美香』7月上旬、ポレポレ東中野にてレイトショー決定!

a_yumika01大変ご無沙汰してしまっておりました。かつて『女優 林由美香』の編集を担当しました直井です。

かれこれ3年前になりますが、『女優 林由美香』がきっかけで発掘された韓国のVシネマ『東京の人妻 純子』というのがありまして、ドキュメンタリー監督の松江がその作品の舞台裏を調べ始めたことから1つの作品が生まれました。

長い年月かかかってしまい、関係者各位には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
この場を借りてお詫び申し上げます。

皆さんのご協力を頂き、林由美香さんとスクリーンで再会すべく、想いを込めて作りました。どうぞ宜しくお願い致します。

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『あんにょん由美香』

「松江君、まだまだね。」
憧れの女優の言葉と1本のビデオテープを巡って
「勘違い」と「想い」が国境を超える!
『童貞。をプロデュース』の松江哲明が放つ、
親和的ドキュメンタテインメント!

 2005年に急逝した女優・林由美香の全記録をまとめた書籍『女優林由美香』によって謎の韓国産ビデオ作品が発見された。作品名は『東京の人妻純子』。林由美香の生前にきちんと仕事する機会を得られなかったドキュメンタリー監督・松江哲明は「すごく間違っている」けど「何だかキュート」な同作品に惹かれ、その謎を追うべく取材を開始する。同時にかつて林由美香を撮った3人の監督(平野勝之、カンパニー松尾、いまおかしんじ)らと林由美香所縁の地を巡り、貴重なインタビューも敢行。林由美香を巡る一大騒動は、遂に日本から韓国へ、そして韓国から日本へ、出会うはずの無い人々を結びつけ、たくさんの「想い」を集め、やがて1つのゴールへと突き進んで行く…!
 前作『童貞。をプロデュース』が記録的な大ヒットとなった松江哲明の、そして愛され続ける女優・林由美香の奇跡の最新主演作がここに誕生!

林由美香 ユ・ジンソン 入江浩治 キム・ウォンボギ
カンパニー松尾 いまおかしんじ 平野勝之
柳下毅一郎 中野貴雄 野平俊水 華沢レモン 柳田友貴

演出・構成:松江哲明(『童貞。をプロデュース』)

編集:松江哲明、豊里洋|構成協力:向井康介|音楽:豊田道倫
挿入曲『ほんとうのはなし』(唄:川本真琴)『さよならと言えなかった』(唄:豊田道倫)
プロデューサー:直井卓俊|撮影:松江哲明、近藤龍人、柳田友貴
制作・配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS|配給協力:インターフィルム
製作:『あんにょん由美香』フィルムパートナーズ
2009|日本映画|DV|16:9|カラー|119分

※6/27(土・林由美香さん誕生日)〜林由美香さん&松江哲明の特集上映も敢行します!

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硬式HP等、またお知らせに上がります。

皆様、何卒!何卒!宜しくお願い致します!

yumika0627 at 01:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NEWS | 直井卓俊

April 03, 2008

第20回ピンク大賞

4/26(土) 池袋新文芸座でもよおされる第20回ピンク大賞で、林由美香さんの初期の代表作である『痴漢電車 いやらしい行為(誕生日)』が上映されることになりました。ピンク大賞の20回目にあたり、主催者である林田義之氏が「大切な映画」としてピックアップしたものです。ニュープリントでの上映となりますので、93年公開当時の初々しい由美香さんの姿を是非目に焼き付けてください。

March 03, 2008

水道橋博士『本業』

68d90720.jpg 浅草キッドの水道橋博士のタレント本レビュー集『本業』(文春文庫)の文庫版に『女優林由美香』のレビューが掲載されています。水道橋博士のプライベートな思い出がつづられた一編、是非お読みください。

 また、現代映像研究会より「あさってのこと--いまおかしんじシナリオ集2」が発売になっています。林由美香さんの代表作である『たまもの』のシナリオが収録され、由美香ファンには感涙の一冊。『たそがれ』上映中のポレポレ東中野で発売中ですが、今後は中野タコシェなどでも買えるようになるかと思われます。

yumika0627 at 12:24|PermalinkComments(0)clip!NEWS | 柳下毅一郎

June 06, 2007

林由美香三周忌特集

シネロマン池袋にて6/22(金)〜6/28(木)まで林由美香さんの三周忌特集として後期の出演作三本が上映されます。

「裏の後家さん 張<バイブ>形に夢中!」(2004年11月封切)
脚本 有田琉人、監督 坂本大、出演 林由美香、小沢志乃、瀬戸恵子、小林三四郎

「変態オヤジ 四十路熟女の色下着」(2005年7月封切)
脚本 岡輝男、監督 新田栄、出演 林由美香、酒井あずさ、野上正義、岡田智宏、丘尚輝

「飼育のレズ部屋 熟れすぎた恭子」
(2004年7月封切)
脚本 岡輝男、監督 新田栄、出演 林由美香、華沢レモン

「変態オヤジ 四十路熟女の色下着」はエクセスでの林由美香さんの最後の作品となります。上映時間等はシネロマン池袋上映プログラムにて御確認の上、足をおはこびください。

May 30, 2007

『ペッティング・レズ 性感帯』(1993)、WOWOWにて放映!

e1d36f2f.jpegサトウトシキ監督の傑作にして、林由美香の初期のピンク代表作『ペッティング・レズ 性感帯』(シナリオ題=『ナオミ』)が『ナオミ 気持ちよくてとろけそう』と改題され、WOWOW放映されます。 6月23日(土)深夜1:20より。お見逃しなく!

→|詳細はこちら。

yumika0627 at 02:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NEWS | 直井卓俊

May 16, 2007

美少女図鑑 汚された制服(2004)

db2b4554.jpgご無沙汰しております。直井です。現在某林由美香プロジェクトが進行中で、夏くらいには告知できるかと思います。もうしばらくお待ちください。

さて、ポレポレ東中野で恒例となったピンク映画の特集上映
「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.3」が7/7(土)〜13(金)にポレポレ東中野にて開催されます。

今回は竹洞哲也監督作品をセレクトしており、その中で林由美香さんが2004年に出演された「美少女図鑑 汚された制服」を「思い出がいっぱい-EIGHTEEN BLUES-と改題して上映致します。是非この機会にご覧ください。

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「思い出がいっぱい-EIGHTEEN BLUES-」
2004年度ピンク大賞ベスト10・第9位/新人監督賞(竹洞哲也)、女優賞(林由美香)
2004|監督:竹洞哲也|脚本:小松公典|撮影・照明:創優和
出演:吉沢明歩、冬月恋、林由美香、伊藤謙治、松浦祐也、なかみつせいじ
成人館公開タイトル:「美少女図鑑 汚された制服」

(作品解説)
かつての仲良し男女4人組が、東京へ出ていった仲間の帰郷をきっかけに母校で同窓会をひらき、想い出とともにしまっていたそれぞれの恋心に向き合うまでを描いていく。浴衣、シャボン玉、タイムカプセル、憧れの女教師(演じるのは林由美香!)、告白、夜の体育館など目も眩むようなキラキラの青春アイテムの連打に照れることなくきちんとエモーションかきたててくれる作り手の手腕にウットリとさせられる秀作。(綿野かおり)

※詳細スケジュールはこちら。

それから7月にはCSの日本映画専門チャンネルにて『日曜日は終わらない』の放映が決定致した模様です。こちらも詳細がわかり次第アップさせて頂きます。

それではまた。

March 08, 2007

痴漢電車・秘芯まさぐる (2002)

秘芯まさぐる
 荒木太郎監督の〈キャラバン野郎〉シリーズ第八作『痴漢電車・秘芯まさぐる』が浅草シネマで上映されています。
 たまたま電車に乗ったシンジくん(荒木太郎)は痴漢されるがまま無抵抗な少女ナナ(山崎小春)に出会います。シンジくんの「白黒ショー出ない?」の誘いにふらふらついてくるナナですが……
 ルミナリエ、正月の長野善光寺、そして雪の富士山を望む山中湖畔と次々に繰り出されるロケーション撮影が素晴らしい、これぞキャラバン野郎!の一本です。山中湖畔でのピクニックは幸福感に満ちあふれた名シーン。由美香さん演じる花枝ちゃんは、今回シンジくんが世話になるテキ屋の親方と同棲中。花枝ちゃんがシンジくんの誕生日にくれたプレゼントとは? ああ、こんなプレゼントならぼくも欲しい!

 上映は〜3/19(月)まで。同時上映の『人妻不純交際 奥の奥まで』も林由美香出演作ですが、これは……お暇な人だけどうぞ!

 なお、『痴漢電車 秘芯まさぐる』は3/23(金)〜29(木)まで上野オークラ劇場でも上映されます。

 その他の上映では、3/23(金)〜29(木)まで、新橋ロマン劇場では『義母同窓会 息子を食べないで!』『和服のノーパン熟女 裾から匂う毛』と新田栄監督作二本が上映されます。『和服のノーパン熟女〜』は由美香さんの最後の作品の一本になります。

ピンク大賞特別賞受賞!

 ピンク映画専門誌〈P・G〉が選ぶ2006年度ピンク映画ベストテンにおいて『女優・林由美香』(洋泉社)が特別賞を受賞いたしました! どうもありがとうございます! もちろん、この賞は我々ではなく林由美香さんに贈られたものです。

 授賞式は4/14(土)池袋文芸坐で開かれる〈第19回ピンク大賞〉において行われます。滅多に見られぬピンク映画が安全な環境で見られる年に一度のお祭りでもあります。特に女性の方にはふるってご参加いただければと思います。

yumika0627 at 02:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NEWS | 柳下毅一郎

February 19, 2007

私を女優にして下さい AGAIN(2007)

again『私を女優にして下さい AGAIN』(2007/監:カンパニー松尾/)を観ました。

昨年、斎藤久志監督のVシネマ『ホワイトルーム』の劇中に登場するAVでそのプロフェッショナルぶりを見せつけたカンパニー松尾監督がかつてV&R時代に手がけた人気シリーズが、メーカーの枠を越え復活しました。もちろん内容は盤石ですが、今回は本編終了後のモノローグにもドキリとさせられます。

<シリーズ1作目から、16年。あの頃と違う。自分もまわりもAVも。振り返ったら君がいない。僕は君の才能に嫉妬していた。だからここまでやって来た。もう、あの頃には戻れないけど。僕は待つよ。(一部省略)>

それは、由美香さんへ向けた言葉でした。1つの時代の区切りを意識した言葉でした。鼻の奥がツンとしました。

そんなわけで随分久しぶりの更新になってしまいましたが、今後もまだまだ林由美香軍団の活動は続きますのでご期待ください。

何卒宜しく御願い致します。

NOW ON SALE!!!!
『女優 林由美香』
監修:柳下毅一郎/編集:直井卓俊、林田義行/洋泉社/\3800(税抜)

☆1970-2005、全力疾走女優の生涯、全記録。
☆最後のロング・インタビュー、雑誌連載コラム、200本以上のピンク映画全出演作とビデオ作品完全解説ほか収録。
☆寄稿:井口昇、いまおかしんじ、大林千茱萸、香山リカ、切通理作、しまだゆきやす、東良美季、永江朗、中野貴雄、福間健二、藤木TDC、前川麻子、m@stervision、松江哲明、松島政一ほか
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