季節の風を感じて…

季節の風を感じながら田舎のあぜ道を走る町民ランナーのブログ。

ようやく秋の気配

この夏は猛暑で始まり、豪雨、台風、地震と自然災害の恐さを
さまざま見せつけられました。
ようやくここ数日、秋の気配が感じられます。
ところで9月になっても走る距離が伸びません。
天候のせいもあるけれど、先週5日間ほど、ギックリ背中
(こんな名前あるんかいな)を発症していました。
今は治っていますが、どうも走る気持ちが失せています。
それでも乗り気がしない中、今朝は5kmほど走りました。

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田んぼのあぜ道では、彼岸花が咲いていました。
もうお彼岸なんですね。
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あれ〜? いつの間にこんな看板が…
上の四角の看板はあったけれど、下の丸い看板はなかったなあ。
「名所八景」か…  ということは地元には、あと7つ名所がある
といことか。 どこやろ?
ここ以外の7箇所に、この看板が立てられているはず。
それを探しながらランするのも、楽しいかも。

ところで、今シーズン出場予定の大会は…
11/25開催の大阪マラソンの1レースのみ。
2月の京都、3月の東京にはエントリーはしてますけど、
抽選待ちです。
従来なら、フルの前に、別のフルに出たり、ハーフに出たりして
レースに出ることで、本命の大会の練習をしてきました。
そう普段の練習では、なかなか真剣に走らないので、レースに出ると
真剣モードとなり、次の大会に向けて、いい練習となる訳で。
しかし、最近は大会にエントリーするのも面倒くさくなり、
夫と2人分の参加費のことを考えると、どうも勿体ない気持ちになって。
ならば、自分で真剣に練習すればいいじゃん…  なんて思ったり。
浮いた参加費でご当地マラソンの旅もいいかな… なんて。
それこそ実際のマラソン大会のコースを練習で走ってもいいし。
年金生活、そして歳や体力のことを考えると、それもいいかも。

梅田で映画とランチ

この夏話題の映画「カメラを止めるな!」を観に行ってきました。
去年、無名の監督・俳優の低予算で作られた映画でした。
当初はある映画館6日間限定公開だったらしいです。
ところがSNSを通じて口コミが広がり、この夏、全国公開となり、
国内外の映画賞を受賞しているそうです。
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最初の30分間は、三流のゾンビ映画という感じでした。
しかし、そこから物語が始まり、「この映画は2度始まる」の
キャッチコピーの意味が分かります。
ゾンビ映画というより、娯楽映画という感じ。
あまり話すとネタバレになるので。
今までにない映画を観たという感じで、楽しかったなぁ。
見終わった後、なんか爽快感のような気分になりました。

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映画鑑賞後は阪急百貨店でランチ。
以前から行きたかった「鼎泰豐(ディンタイファン)」へ。
台湾が本店の小籠包のお店です。
今まで、行列で並ぶ人を見て、あきらめていました。
この日は平日だったし、しかも開店前。
開店と同時に着席できました。
このお店、10年以上前、台湾に行ったときにツアーで入り、
肉汁ジュワーの小籠包に魅せられました。
最初に味わったときほどの感激は薄れましたが、
美味しかったです。
楽しい映画と美味しいランチ、満足な1日でした。

青春18きっぷin和歌山

少しの間にいろいろあり過ぎて…
台風、地震…
8月末に行った青春18きっぷの旅のアップが
今になってしまいました。
今朝、テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝したとの
明るいニュースが入ってきました。
彼女の活躍で日本中を少し元気にしてくれましたね。

さて、旅日記です。 自宅を5時に出発。
最寄り駅の始発電車に乗り、6時過ぎにJR大阪駅到着。
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環状線で天王寺駅まで行き、ここで朝食を調達。
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天王寺6時49分発の阪和線快速に乗車。
日曜日の早朝なのに結構乗客が多く、それでも席は確保できました。
腹ごなしをしたあと、さあて、今日の目的地の串本到着までの5時間を
どう過ごすか…  なんて考えながら、スマホをいじっていたりしていたら
時折、眠気が襲ってきたりして。
気がつくと電車は海沿いを走っていました。
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今日は天気が良くて、よかったなあ〜。
2週間前、旅立った父の写真を車窓に置いて。
そう父は和歌山出身。子どもころ家族で何度か和歌山を旅しました。
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9時55分紀伊田辺駅到着。
ここで45分の串本方面行の時間待ち。
駅で待っているのも何なんで、駅周辺を散策することに。
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駅から歩いて6分のところに由緒ある神社があるというので、
やってきました。
「闘鶏神社」です。
鬪雞神社は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されたそうです。
壇ノ浦での源平の合戦にゆかりの古社。
名前の由来は源平合戦のとき、2頭の鶏を戦わせたとこから
この名がついたとか。
今日も猛暑、帰り道、何か冷たいものでも… と探していたら、
和菓子屋さんを見つけました。

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溶けないアイスの幟を見て、葛アイスを買った。
食感はコンニャクゼリーのよう。
10時41分発の電車に乗り込みました。
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串本駅到着は12時07分。
駅前で腹ごなしをすることに。
事前にネットで調べていたお店へ。
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「萬口」 地元では行列のできる店で有名らしいです。
私達が行ったときも2組が待っておられました。
お店は最近リニューアルされたとかで、店構えも、中も美しかったですが、
以前は古すぎて「え〜」って感じの店だったとか。
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この店名物の「かつお茶漬け」… 花かつお茶漬けじゃないよ。
最初はごはんに、ごまダレ風味のかつおをそのまま乗せていただく。
次にお茶をかけていただく。
これって、名古屋のひつまぶしみたいやん… と言いながら、いただきました。
味は濃いめなのかと思いきやそれほどではなく、茶漬けと言いながら、
だし茶漬けかなと思っていたら、普通のお茶だった。
それなりに美味しかったですが、やっぱりだしのほうが良かったかな。
今回の旅は地元のものを食べると決めていたので、串本名物を
いただけて満足です。
その後、無料シャトルバスに乗って、串本海中公園へ。
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真夏はクーラーが効いた水族館に限る…。
涼しげにたくさんの魚さんが気持ちよさそうに泳いでいました。
そういえば、昔(10年ほど前)串本にダイビングに来たことがあったっけ。
おそらくその時、潜って見た魚もこんなだったかな。
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こちらはウミガメ。
カメラのアングルで大きく映っちゃいましたが、実際は
手のひらに乗る、可愛いやつ。
おとなしく、可愛くて、癒やされます。
今日は海が荒れていたので、海中展望塔からの眺めは水が濁っていました。
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時間の関係で車窓見学の「橋杭岩」
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17時半、お宿のある紀伊天満駅到着。
宿は洋間ツイン素泊まりで2人9600円の格安ビジネスホテル。
歩いて10分のところにある「かつうら御苑」の温泉無料券がついていたので、
チェックイン後、早速温泉へ。

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夕食はその近くの店で「まぐろづくし」を。
勝浦のまぐろは美味しいなぁ。
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翌日、ホテルから20分歩いて那智駅へ。
そこからバスに乗って大門坂で下車。
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大門坂〜熊野大社までは約2.5kmの上り坂。
熊野古道の長い距離に比べたら、ほんのわずかな距離ですが、
このコースは「おいしいとこどり」と言われ人気の道とか。
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上りの入り口にある夫婦杉を過ぎると石段が続きます。
杉木立の中、苔むした石段を一段一段…
マイナスイオンを体にたっぷり浴びて。
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那智山熊野大社の鳥居に到着。
ここからも石段がさらに続きます。
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熊野大社は改装中なので、八咫烏神社を撮りました。
日本神話に出てくる3本足のカラス。
神武天皇を道案内したといわれています。
日本サッカーのシンボルマークで有名。
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「那智の滝」 もう何度も訪れていますが、いつ見ても裏切らない景観。
落差133m。垂直の断崖に沿って落ちる様は迫力そのもの。
お金を払って展望台まで行くと、水しぶきを浴びることができます。
暑い夏にはたまりません。
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那智駅から太地駅までやってきました。
ここではバスの便がよくないので、「道の駅たいじ」まで徒歩10分。
わずかな距離でも猛暑日の炎天下はつらい。
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道の駅たいじでランチタイム。
もちろんクジラだ〜。クジラのスタミナ丼いっちゃいました。
クジラなんて、小学校の給食以来だぞ。
しかも焼き肉ではなく、竜田揚げぽい。懐かしい〜。
もう歳バレバレ〜。
これが柔らかくって美味しかった〜。
今からクジラを見に行くのに、こんなん食べてええんかいな。
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地元のコミュニティバスで「くじら博物館」へ。
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まず、イルカちゃんのショー。
バンドウイルカ2頭とカマイルカ2頭が可愛い姿を見せたり、
迫力のあるジャンプをしたり、いつ見てもイルカのショーは
楽しいですね。
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海に続く水槽の中にピンクのハナゴンドウがいました。
こちらを見て、まるで微笑んでくれているようです。可愛い〜。
クジラの博物館でクジラの生態や捕鯨に関する学習。
楽しかった。
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1泊2日の青春18きっぷ和歌山の旅も最後の立ち寄り駅和歌山に到着。
次の電車まで約30分のフリータイム。
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駅前のラーメン店で「和歌山ラーメン」をいただきました。
豚骨醤油味のスープが濃厚で美味。
最後まで和歌山の味を満喫〜。
そして和歌山駅発20時43分で大阪へ。
充実した楽しい旅でした。
【旅費1人分】
18きっぷ 4,600円(2枚使用)
宿泊         4,800円
食事         7,000円
その他     8,600円
計       約25,000円

台風21号

今年最強クラスの台風21号が関西地域に大きな爪痕を残して
去りました。
一夜たってから、ニュース映像を見て、その威力の凄まじさに
驚きました。
関西国際空港はどうなるんでしょうか。
実は我がマンションも昨日の昼間から停電となり、今日の明け方になって
ようやく復旧。
昨夜は懐中電灯を灯して晩ごはんを食べ、9時ごろまで車の中で
ワンセグのテレビを見て過ごしたあと、家に戻って就寝。
ここに越してきてから、初めての体験です。
大体今まで、この地域は台風が接近しても逸れるか、または
夜中に通過して、知らない間に去っていたり。
でも今回の台風は昼間の直撃。
しかも25年ぶりの非常に強い台風だったとか。
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この写真は3日前、神戸メリケンパークで撮ったもの。
その時、ビール好きの我が夫婦はメリケンパークで開催されていた
ベルギービールのイベントに訪れていました。
そして2日後、この穏やかな風景から一変。
台風21号は神戸に再上陸し、この広場は高波で冠水しました。

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日曜日のベルギービールウィークエンドの会場。
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ネガティブな話題のあと、この写真はどうかなと思いましたが…
でもこの異常気象が続く世の中、いったい何か起こるかわからない昨今、
お互い助け合いながら、今を楽しむことも大事なのかと、最近思います。

災害支援ボランティアに参加

1か月前、いなぼうネット(地元の防災メール)から届いた
西日本豪雨災害ボランティア募集の案内。
以前から何か役に立てないだろうかと思っていた矢先だったので
迷うことなく夫とともに申し込みました。

早朝5時40分、集合時間10分前だったのに、
ゆうあいセンター駐車場は、すでにバスが待機。
見送りの人もいて、賑わっていました。
参加者は総勢20名(うち女性6名)
社協関係者2名、役場関係者6名、一般12名。
役場からの参加者は若手の男性ばかりで頼もしい。
一般の参加者はシニア世代中心… でも経験豊富そうな先輩方が多い。
川西ICから高速に乗り、岡山方面へ。
バスの中でオリエンテーション後、SAで2度の休憩。
玉野ICで下りて、倉敷市真備地区へ。
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一番被害が大きかった地域です。(写真はネットから拝借)
建物がそのままの状態で、一見被害がないように見えますが、
よく見ると中が空洞になっています。
異様な風景の民家や工場、コンビニなどが延々と続いていました。
想像を超えた被害の大きさに驚き、すさまじい水害の恐さに
言葉もありません。
傾いた状態のままの手つかずの家もポツポツとありました。
現地に着くと、1班、2班に班分け。
1班は1軒家の天井や壁の解体作業。
力仕事なので、役場の若い男性が中心。
夫は若くないけれど1班だった。
2班は別の1軒家で土壁を落とした後の格子枠の掃除。
女性全員は2班。
このお宅、川の氾濫からの水が迫ってきたとき、足の悪い
お年寄りがいるので非難ができず、2階に逃げて難を逃れたそうです。

最初は格子枠の掃除って楽そう〜と感じていました。
格子と壁の間に残った土を取り除いていく作業で
鉄の棒で少しずつ掻き出していくのですが、これがなかなか手強い。
そうかなり根気のいる作業です。
土埃が舞う中、防塵マスクとゴーグルは欠かせない。
しかも足下は床板が外されているので、不安定な状態。
助かったのは炎天下の作業ではなく、屋内なので、
暑さがマシだったこと。
9時半から15時までの作業。
最後、落とした土を土嚢袋に入れて終了。
バスに乗りこんだ後、社協の I さんから冷たいコーヒーを
いただいて、ほっと一息つきました。
高速のSAで、体を拭いて着替えをし、顔を洗って、かなり
すっきりしました。
初めて参加した災害ボランティア、地味な作業だったけれど、
少しはお役に立てたかなと、充実感のある1日でした。
また機会があれば参加したいです。

残暑見舞い

父の死去から1週間…   気持ちは亡くなった当初より、
「もう少し、ああしてあげれば良かったなあ」という思いと
寂しい気持ちが日に日に増してきました。 日にち薬ですね。

さて台風が去った後も、相変わらず猛暑。
写真とともに当たり障りのない1週間を振り返ります。

まず、早朝ランで見かけた風景
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花の少ないこの時期、ひときわ目を惹くのが、サルスベリ。
桃色の花が青空に映えています。
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道ばたに咲いていた白い花。 ムクゲでしょうか。
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こちらは我が家のバルコニーの花達。
今年は天候のせいか、花色も華やか。

そして、次は花より団子!
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西瓜 収穫〜!
夫が畑の草刈りをしていたら、突然見つけたそうです。
それまで、小ぶりの西瓜は数個持って帰ってきましたが、
どれも成長不足で、正直食べられたものではなかったです。
今回の西瓜は比較対象物がないので、大きさは分かりにくいですが、
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味は…  おそらく糖度は10%以下かな。でも新鮮だし、まっそれなりに
美味しいです。

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こちらはショッピングの後、立ち寄ったコメダ珈琲のランチ。
あまりのボリュームに残した…。

ところで娘婿のtoyoさんが今月末に東京へ転勤となりました。
1年間の期間限定らしいですが、実際は行ってみないと分からないとか。
8月のtoyoさんのバースディも兼ねて、宝塚の焼き肉店で壮行会を
開きました。
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宝塚花の道通りにある「あしん」。
岡山県産の黒毛和牛を扱うJA直営の焼き肉店です。
宝塚歌劇のレストランで働いている娘が見つけたお店。
歌劇を見終わったお客さんが多いみたいです。
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さすがにお肉は美味しいです。
娘婿と飲むことをいつも楽しみにしていた夫はちょっと寂しそうでしたが、
まっ東京は近いし… 。
体に気をつけて、お仕事頑張ってね。

父見送る

17日夜、父が94歳の生涯を閉じました。
昨日、子ども、孫、ひ孫、兄弟に見送られ、天国に旅立ちました。
棺の中の父の顔は亡くなった直後の頬のこけた表情から、打って変わって
ふっくらと安らかな表情でした。
棺の上に飾られている遺影の顔は、さらにふっくらとしていました。
92歳の誕生日にディーサービスで写してもらったもので、
父は気にいってたらしいです。
その遺影を見て、ふと10年以上前のことを想い出しました。
父から「遺影にしたいから、写真を撮ってくれるか」と頼まれました。
撮った写真を見て、「おまえ、下手やな。口が歪んでるがな」と
文句をつけるので、私が「しゃあないやんか、そのまま撮っただけやし」と
言い返しました。今となっては懐かしいやりとりでした。

出棺前の最後のお別れのとき、ひつぎの中の父はたくさんのお花に
包まれていました。
その中でひときわ目立つ青いリボン。
長男の孫が折り紙で折ったリボンを蝶ネクタイに見立てて、大じぃじの首に
飾っていたんです。
涙で霞んで見える父の顔に私は「お疲れさまでした〜」と声をかけ、
最後に花びらを顔の横に手向けました。
94歳… 天寿を全うしたと言えるでしょう。
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父は40年前に伴侶である母を亡くしてからは、高槻で兄家族と暮らしていました。
兄が単身赴任になっても義姉はずっと父の面倒を見てきてくれました。
その頃は元気で自宅から2時間以上かけて、2ヶ月に一度、我が家に
泊まりに来ていました。
父が来たら必ず、車であちこちに連れて行きました。
立ち寄り湯に行ったり、美味しいものを食べに行ったり。
旅行やプロ野球観戦にも何度か行きました。
8年ぐらい前、足腰が弱ってきてからは、今度はこちらから1か月ごとの
定期訪問。
そして去年11月、ちょうど私が訪問しているときに、高熱を出して
救急搬送。 誤嚥性肺炎でした。
それからは入退院を繰り返しながら、今年4月に特養に入居。
しかし、栄養不足で体は痩せ細っていき、頑固だった性格も影をひそめ、
弱々しくなっていきました。
15日、母のお墓参りを兼ねて訪ねたときは、ベッドに寝た状態の父に
話しかけると「由美か、来てくれたんか」と嬉しそうな表情でした。
「お母ちゃんのお墓参り行ってくるね」と言うと、
「そうか、お墓参りいってくれるんか。気をつけてな」と。
しかしその時の父の様子を見て、死期が近づいているなと
感じました。
それから2日後、仕事を終えて帰宅すると義姉からの電話。
大急ぎで駆けつけましたが、すでに意識はなく、自力呼吸は無理で
人工呼吸器がつけられ、かろうじてモニターからは電子音。
実は心臓はいったんは停止したけれど、加古川の兄と私が到着するまで、
そのままにしていたそうです。
それから30分後、心音の機械はアラームの音とともに停止。
若い女性医師が「7時48分臨終です」と告げました。
手をさすりながら「お疲れさま〜、よく頑張ったね。ようやくお母ちゃんに
会えるよ。良かったね〜」と話しかけました。
94年間の父の生涯を振り返りました。
幼い頃に母を亡くし、目の悪い継母と7人兄弟の長男として
いろいろ苦労があったそうです。
小学校卒業と同時に丁稚奉公。
戦争を経験して、結婚。子ども3人に恵まれて、仕事も順調。
父にとってはあの頃が人生の最高潮だったといえるでしょう。
しかし54歳のときに最愛の妻を亡くしてからは父の表情が変わりました。
長男家族と同居しても、時折見せる父の寂しい表情を感じていました。
でもそばに孫がいて、世話をしてくれる家族がいて、そして
見守ってくれる兄弟がいて…    決して悪くない人生だったはず。
きっと今頃は天国で母に「俺の人生はよかったな〜」って
話していることでしょう。
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