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笑顔が大事。

どんなときも笑顔で。

 

それが房仙流。

 

◆房仙流「6つのC」

◆新入会の生徒が持つ輝き

◆笑顔が大事

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◆房仙流「6つのC」

 

お稽古の日に楽しみなのは、ご指導よりも、房仙先生のお話だ。

 

10月のお稽古が、待ちきれなかった。

9月下旬に、宮島・大聖院での揮毫イベント、仙酔島ツアー、広島・善正寺での揮毫イベントが実施され、参加した人のフェイスブックの投稿や、それに対する房仙先生のコメントから、

 

〈何かが動き始めている!〉

〈今までどおりではない新しい何かが、始まろうとしている!!〉 

 

という気配が感じられてしかたがなかったので、昇給昇段試験に向けた二か月間のロードの始まりに、いったいどんなことを話してくださるのか、楽しみでしかたがなかった。

 

お話してくださったいくつかの題材のうち、10月3日に発表があったばかりの、今年のノーベル医学生理学賞を受賞された本庶 さんのインタビューの「6つのC」のお話が、昇級昇段試験に臨む私たちに、とてもタイムリーだった。

 

好奇心(Curiosity)

勇気(Courage)

挑戦(Challenge)

確信(Confidence)

集中(Concentration)

継続(Continuat

 

本庶さんが常に追い求めてきた「6つのC」は、まるごと房仙会、まるごと福田房仙だと思った。

 

好奇心に満ちた先生の顏、勇気あふれる先生の顏、常に新しいことに挑戦し続ける先生の顏、確信に満ちた志を持つ先生の顏、集中している先生の顏、継続の大切さを説く先生の顏、すべて、思い浮かべることができる。

房仙会がこれまでに行ってきた数々の活動を、思い起こすことができる。

 

どんなときにも、好奇心と勇気を持ち、困難だと思われることに挑戦し、達成できることを確信して、今できることに集中、あきらめずに継続する。


そうやって、房仙先生が主宰する房仙会は、一丸となって、毎月の課題、書道展の出展、昇級昇段試験の受験、全国いのちの食育書道展、合宿やイベントに取り組み、生徒たちは、それぞれに気づきを得て、行動を変え、成長してきた。

 

〈笑顔とともに〉

 

帰宅してから調べていると、本庶さんの別の言葉を見つけた。

 

「ダイヤモンドをいきなり見つけるのではなく、光っていない原石のうちに見つけるのが研究の醍醐味(だいごみ)だ」と。

 

房仙流に置き換えると、

 

〈原石の生徒を磨いて、輝かせることが指導の醍醐味〉
 

ということになるのだろうか。

 

〈生徒を輝かせたい〉という、先生の口癖が聴こえてくる。

 

生徒は、房仙先生が見つけてくれた原石。


いきなりダイヤモンドのように輝いている人は、誰もいない。

でも、書いた半紙の枚数だけ磨かれていく。


お稽古に通っていると、仲間たちがきらきらと輝き出す瞬間を、毎月のように、共有することができる。

 

◆新入会の生徒が持つ輝き

 

房仙会では、八月のお盆前後に開催される社中展(房仙会の生徒だけの書道展)に、全員が出展することができる。


タイミングによっては、初めて御指導を受けるのが、出展用作品のかっこいいお手本だという人もいる。

書道会では、入会したばかりの初心者が、書道展に出展させてもらえるなんて、ありえないそうだ。

 

なぜ、入会してまもない人も書道展に出展できるのか? という理由については、房仙先生がご自身のブログで書いてくださっている。

 

私も自分なりに感じたことをブログに書いたが、それは、〈新入会の生徒の視点〉だった。

二年目の今、新入会されたかたと席を並べるようになって、新たな発見をした。

 

〈入会してまもない人は、入会した瞬間から、房仙会の中で、その人にしかできない輝きで、教室を照らしている!〉

〈入会したばかりの人だから放つことができるエネルギーで、房仙会を変えている!〉

 

房仙先生と房仙書道に出逢った奇跡、

御指導を受けることで起きるミラクル、

先生の言葉を受け取り、日々の生活に活かし、

先輩たちの姿から学ばせていただけることへの感謝、

筆を持つ楽しさ、

自分の上達を信じられる歓び、

とにかく、楽しくて楽しくてたまらない! 

 

そんな体験を、きらきらした瞳で語ってくださる。

 

それは、とてもまぶしく、フレッシュで、まっすぐなエネルギーと集中力に満ちていて、ともすれば、お稽古も、課題を提出することも、マンネリ化して、ジョギング状態になっている私たちに、靴のひもを締めなおして、ダッシュさせてしまう力があると感じている。

 

初めて書いた作品、初めての昇級、初めて社中展を訪れたときの感動、初めて房仙先生の作品の前に立ったときの感動、初めて間近で揮毫を見たときの感動。

 

初めて。初めて。初めて。

 

新入会のかたたちから、たくさんの初めてをシェアしていただいた。

 

頬を紅潮させ、書道を始めたことへの感謝と感動で輝いている、ぴかぴかの笑顔に、すっと波長を合わせてみる。

 

すると、自分の中にも、ちゃんと存在している、笑顔のエネルギーが、灯りだすのを感じる。

なんて素敵なギフト。

 

そんな気持ちになれることを知ったのも、房仙先生のおかげだ。

 

◆笑顔が大事

 

房仙先生が、子どもの生徒のお稽古をしていると、「先生、怒っているの?」と、よく聞かれたそうだ。

怒っていないので、「ぜんぜん、怒ってないよ。どうして?」と聞いても、子どもたちは「怒っている」というのだそうだ。

 

どうして怒っていると思うのだろう? と考えたとき、眉間にシワが寄っているからだとわかったそうだ。

 

「一生懸命やっている顔が怒っているのは、よくない」

 

と思い、それからは、意識して、口角をあげて、笑っている顔を作るようにしたと話してくださった。

 

そのとき、ほとんどの生徒は、まじめな顔で聞いていた。

その中で、ただひとり、ニコニコと笑顔を作って、うなずく人がいたそうだ。

 

「えみな、写真撮って!」

 

と、壇上の先生から言われ、振り向いて撮影したのが、この笑顔。


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毎月、大阪教室を実施しているセミナールームを提供してくださっている岡田耕一さんだ。


笑顔が大事。

どんなときも笑顔で。

 

それが房仙流。

 

浜田えみな


(2)へつづく