6月
 

これほど清々しいことはないのだった。

先生が魂をかけて御指導してくださる一点に、心を研ぎ澄ませていると、自分も、教えを受ける一点に無心になれる。

 

そのことが、どれほど、楽で、身軽で、気持ちよくて、清々しいか。

いままで、どれほど、苦しくて、重くて、めんどうくさくて、ややこしかったか。

 

◆房仙流書道で人生が変わります

◆周波数をどこに合わせるのか

◆しすおかチャンネル

 

***

 

◆房仙流書道で人生が変わります

 

どうして、書道を学ぶと人生が変わるのだろう。

 

私が経験したのは、房仙流書道による御指導を通じて、湧き起ってくるさまざまな感情との出逢いが、自分との出逢いであり、書道の添削を受けることが心の添削だったということだ。

書くことによって自分と向き合うことを続けていると、いつしか、深い部分に届き、動きだし、魂が望んでいる方向へと、覚醒が始まっていくのではないかと感じている。

 

ただし。

人生が変わるほどの覚醒というのは、生半可なことではない。

楽しいとか嬉しいという領域ではなく、封印された部分に及ぶ、心も身体も大きく揺さぶられるような、すさまじいことだと思う。

 

変わったあとの人生が「光」だとしたら、変わる前の人生は「闇」なのだから、その世界を生きていくために、傷つかないよう、大丈夫なよう、少しずつ身に着けてきた「殻」や「鎧」がある。

長い年月をかけて、それが「自分の一部」になっているとしたら、たとえ不要なものだとしても、はがすときには、抵抗があるし、痛みや衝撃が伴うだろう。

 

だけど、「闇」から「光」へと解放されるためには、「鎧」を脱ぎ、「殻」から出て、「むきだしの自分」に、ふれなければならない。

自分が深く傷ついていることや、闇にとらわれていることに、気がつかなければならない。

封印していた痛みを、思い出さなければならない。

 

そこには、大きくブレーキがかかっても、不思議ではない。

傷つくためではない、むきだしの自分であっても、決して傷つかない、大丈夫だという安心感を体験するためのプロセスだとわかっていても、潜在的な恐怖が、邪魔をしてしまう。


感情が波立つ。逃げたくなる。

そこを持ちこたえ、向き合い、受け入れ、受け止め、ひもとき、気づき、覚醒し、光の世界へと脱皮できるか。本来の自分へと近づいていけるか。

 

一度に大きく変わる生徒もいるだろうし、少しずつ、変わっていく生徒もいるだろう。

時機、回数も、さまざまだろう。

 

房仙先生は、生徒には、まだ見えていない、ずっと先のことを見通されていて、必要だと感じるときに、問いやお言葉を、かけてくださるのだと思う。

 

そのタイミングに乗ることができるかどうか。

 

時にはカウンセリング的な要素も含まれているので、先生には聴こえている生徒の魂の声が、生徒自身には、まだ聴こえていなかったり、気づくための準備ができていなかったり、理解が追いつかなかったり、必要なエネルギーが足りなかったりすると、先生の真意を受け取ることができず、生徒は変化することを先送りにしたり、お稽古から離れるという選択をすることもあるのだと思う。

 

しっかりと深い部分をみつめ、先生が導いてくださろうとし、自分の魂が望んでいることに、気付くことができるかどうか。


そのタイミングが合致したときの変化は、まさに人生が変わるほどのギフトだ。

そのことを、私は、このたびの鳩居堂書展作品のお稽古の過程で、先生に体験させていただけたと感じている。

 

◆周波数をどこに合わせるのか

 

私が気づいたのは、自分のチャンネルをどこに合わせるのかを決めればよいということだった。

 

先生は御指導してくださる。

私は先生から学びたい。

 

師と生徒の関係において、合わせなければならない周波数は一つ。なんの雑音も入らない。

そのひとすじの道だけに合わせ、集中する。

 

そこには、自分の性格とか、考え方の癖とか、苦手意識とか、トラウマ的なものは、一切介入しない。

生まれたてのような素直な心だけで、先生の御指導してくださる波動に集中する。

 

これほど清々しいことはないのだった。

先生が魂をかけて御指導してくださる一点に、心を研ぎ澄ませていると、自分も、教えを受ける一点に無心になれる。

 

そのことが、どれほど、楽で、身軽で、気持ちよくて、清々しいか。

いままで、どれほど、苦しくて、重くて、めんどうくさくて、ややこしかったか。

 

たとえば、私は、全く知らない人からジャッジされたり、ねたまれたりすることを避けたくて、目立つことをしたくないと思っていた。

でも、それは、私自身が、人からどう思われているかということに、チャンネルを合わせていたからだとわかった。


合わせなければいいのだ。

 

先生のお稽古の中でも、言葉は記憶できるけれど、手をとっていただいた感覚は一度では記憶できないと感じていて、苦手意識が強かった。

でも、学びたい! という気持ちと、教えてくださる御心しか存在しない世界にチャンネルを合わせると、何もさえぎるものがないから、入ってくる。

 

そういうことだったのだと、わかった。

よけいなものにチャンネルを合わせすぎて、苦しくなっていた。

 

「隣の芝生は青いから見ないこと」と、房仙先生はおっしゃっている。

そう言われても、上手に書けている人はうらやましいし、お手本のちがいも気になったりする。そういうときは、チャンネルがずれている。

 

御指導してくださる房仙先生のエネルギーに、学びたいという強い気持ちを、まっすぐ合わせていれば、学び以外の何も介在しない、無敵の世界だとわかった。

 

◆しすおかチャンネル 

 

なぜ、チャンネルを合わせることに思いが至ったかというと、6月のお稽古で、先生のお言葉に過剰に反応してしまい、心が乱れて、収拾がつかなくなり、見苦しく失礼な言動をしてしまうという経験をしたからだ。


原因は、自分が抱えている心の問題やトラウマ的なものからだと思うのだが、お稽古には、まったく関わりのないものを引きずっていて、貴重なお稽古の時間を台無しにした。

そのことを、ずっと考えていても、ぐちゃぐちゃのままだったに違いないが、突然「しすおか」の言葉が浮かんできた。

 

正直に生きる

素直に生きる

思いやりの心を持つ

感謝の心を持つ

 

これは、房仙会のオリンピックコースの生徒に期待することとして、先生がお話された四つの言葉だ。それぞれのひらがなの頭文字をとって「しすおか」と覚えることに子どもたちが決めたという。

 

しすおかの呪文を唱えると、感情で乱れた気持ちが、不思議と落ち着いていくように感じられた。

 

自分に正直になると、そこにはどんな気持ちがあるか。

自分に素直になると、そこにはどんな気持ちがあるか。

思いやりの心を持つと、そこにはどんな気持ちが芽生えるか。

感謝の心を持つと、そこにはどんな気持ちが芽生えるか。

 

私の場合は、雑多な感情をとりはらうと、房仙先生に書道を学びたい、教えていただきたいという、正直で素直な気持ちが残り、どんなときも思いやりを持ち、全力で惜しみなく御指導をしてくださる房仙先生への深い感謝の気持ちがあふれてきた。


だから、そこに波動を合わせようと思った。

 

「道」とは、そういう場であると感じた。

教室は、聖域だとわかった。

なんという素晴らしい場所。


どんな自分であっても、お稽古の場では、すべてが浄化され、学ぶことに集中できる。

苦手だと感じていることも、その意識すら介在しない世界だから、なんでもできる。

そういう無敵な気持ちになれた。

 

それが、房仙流書道。

 

すると、不思議なもので、書道のお稽古以外でも、〈し・す・お・か〉を感じて、チャンネルを合わせればいいと思えてきた。

家庭でも、職場でも、公共の場でも、どんなコミュニティでも。

 

その人とどうありたいのか、その人のために自分ができることは何か、その人が私を慮ってくれていることは何か、感謝の気持ちを表すためにできることは何か。

 

すると、トラウマだらけの自分が、チャンネルを合わせている間は消えていることに気がつく。

あれ、けっきょく、なくなってしまうのでは??

そんな、夢のような結論が降りてくる。

 

〈人生が変わる〉って、こういうことなのかもしれないと感じた。

 

房仙会で御指導していただき、2年3か月。

これからです。

 

浜田えみな

 

というわけで、以前のうじうじした私なら、房仙先生に合わせる顔などありませんが、母の法要で大阪での特別補講に参加できず、このままでは、自分なりに努力することはできても、合格レベルの作品を書くことは無理だと感じ、ぐるぐる渦巻くネガティブな感情を排除し、〈しすおか〉にチャンネルを合わせて、素直に正直に、房仙先生に御指導を受けたい気持ちを伝え、生徒なら一度は訪れたい聖地・三島校での特別補講が実現したのです。(つづく)

 

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作品それぞれに、生徒の成長のドラマがある房仙会書展は、東京銀座 鳩居堂画廊にて開催です。

 

20回房仙会書展 福田房仙古希記念 鳩居堂 
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