キャプチャ85


本日、8月6日(火)午前11時から8月11日(日)午後6時まで、東京銀座の鳩居堂画廊で開催する房仙会書展の搬入に参加させていただいた。

 

何もない空間に、作品が運び込まれ、しだいに出来上がっていく様子を、この眼で観てみたかったからだ。

 

誰のものでも、何者でもない空間が、房仙会書展として、命をふきこまれ、目覚めていく。


指揮をしてくださるのは、房仙会主宰の福田房仙先生と福田孝仙先生だ。

 

房仙先生と孝仙先生のご指導によって、生徒が向き合った65点の作品と、先生たちの作品5点。合計70点の作品が展示される。

 

書体も紙の色も額の大きさも雰囲気も生徒の経験年数もちがう作品を、観るものを飽きさせず、集中を途切れさせず、色彩も美しく、視点のバランスもよく、房仙書道にいざなう。


***
 

搬入は、5日(月)13時に現地集合だった。15分ほど前に行くと、鳩居堂前に車がつけられ、作品を梱包したダンボールが、エレベーターで、つぎつぎに運び込まれるところだった。

 

作品がすべて4階に運び込まれ、13時になると、房仙先生の一声で一同は画廊中央に集まり、このたびの書展の地元として大きく支えてくれる東京校代表の挨拶のあと、房仙先生より、搬入の流れを聴いた。

 

そして、搬入前に、記念撮影。

この日は、作品の写真撮影をするために、東京校生徒の友人であるプロのカメラマンが、来てくださっていた。

 

集合写真をとることになり、一同が並ぶ。

みんな、表情が硬かったのかもしれない。数枚撮ったら終了だと思っていたら、そのあと
で、

「両端のかたは、手をこうして、あげてみて」

というふうに、動きがつき、

「真ん中の人も、こんなふうに」

と、だんだん、動きが大きくなってきて、

「笑って!」

の笑いも、スマイルから、だんだんリラックスして大笑いになり、

「おおーー いい感じ!」

の声とともに、どんどん、私たちもエスカレートして、

「もう一枚!」 

の声とともに、大きくフリをつけられるようになり、

「もう一枚!」

「もっと!」

「YEAR!」

のかけ声とともに、まるで舞台のフィナーレのように、カメラの前で一体となっていた。

 

集合写真の撮影が終わったときには、心地よい達成感と、もう終わったような充実感。

 

いやいや、これからですって!


部屋の中には、開封前の箱が山積みだ。

 

***

 

ナマの作品を撮影するため、額装のものは、とめてあるねじをドライバーではずし、アクリル板等をのぞく作業が必要となった。

無音の中でとりかかっていると、平沼広行さんが、もうすぐ発売されるCDをかけてくださり、その歌声に癒され続けた。


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(撮影 福田房仙先生)

箱から出して、撮影できる状態にする人。

名前がわかるよう、付箋を書く人。


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(撮影 福田房仙先生)

壁にかける人。なかなか、左右のバランスがとれず、水平にならなくて苦労した。

撮影が終わった作品に、ほこりが入らないよう注意して、再びアクリル板等をとりつける人。

額をとめてあるねじの数も多い。


作品を扱うので集中と緊張を要する。

 

初めてのことなので、この撮影が流れに乗るまでが、要領をつかめず、時間がかかった。

また、鳩居堂のビルは地下鉄の上に建っているため、振動で固定したカメラが揺れたりして、撮影のタイミングが難しく、さらに時間を要した。

 

でも、生徒たちが向き合った作品が、プロカメラマンの手によって、産声をあげた瞬間を写真に収めてもらえる。


その幸福。

 

私は、撮影のお手伝いに入っていたので、ナマの作品を間近に見せていただくことができた。

 

墨が生きている。

墨の盛り上がりや、毛のあとが見える作品もあり、書いた生徒の息遣いが聴こえるようだった。

紙の美しさ。品格。

額装も芸術だった。

個々の作品が、並べられることで、さらに息遣いを増していく。


軸層の作品は、それぞれの場所に掛けた状態で撮影するので、順次、展示されていった。

 

お花もたくさん届いていた。
梱包をといて、ていねいに保護の紙をはずし、お花の状態を整え、配置する人。

受付で配付するリーフレット類の準備をする人。

足りないものを、買いにいってくれる人。

 

誰もが、休憩することも忘れて、作業に没頭している。

 

「みんな、水分取ってー。お茶買ってきてるからー」

「休憩しようー」

「お菓子食べてー」

 

房仙先生が、生徒たちを気遣い、声をかけてくださる。

 

いったん、かけ終った作品も、全体のバランスをみて、入れ替える。

そんなふうにして、13時から始まった搬入は、17時の終了時間を延長してもらうほど白熱した。

 

そして、完成。


日帰りだった私は、新幹線の時間があり、完成前の5時に退出したが、完成の様子は、仲間のフェイスブックの投稿で知ることができた。

 

全員での一本締が、動画で配信されていた。


手と手を打ち合わせる音にこもる、万感の想いが胸に響く。

 

 

多彩な作品群。


どなたが訪れても、きっと、心をひかれてやまない作品があると感じます。

訪れるたびに、語りかけてくるものがあると感じます。

 

本日、11時より、皆さまをお待ちしています。


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