昨日の夕方、記者李君から掲載紙をもらった。

 …これが、かなりウケた。いや、ウケちゃいけないんだけど。
 
 まずは、記事が予想していたよりもずっと大きく、一面の約4分の1くらいのスペースをとっている事に驚き、次にタイトルを見てまたびっくり。名前(名字)がデカデカと載っている。
 えー、私の名字を仮に山田としましょう。で、タイトル山田:環境保護は一種の習慣である」(笑)

 書き出しはこうである。
 4月15日土曜、北京○○小区。夕食の後、日本から来た山田さんは次の日に行われる友人との集まりの為に日本料理を作っていた。
 彼女は懸命に日本の寿司を作っており、特に寿司の中に入れた人参が鮮やかな色を放っていた。

 はい、ココ間違い。私が作っていたのは煮物。散らし寿司はさっちゃんが作ったのです。
 で、この後延々と台所がきれいで、山田が清潔なふきんで常に台を拭いている話などが語られる。しかし、約束の時間一時間前に来てくれたお蔭で、李君が着いた時には台所には洗物が溜まっていたのだが…。
 その他挙げたらキリが無い「作り」がいっぱい。会社の同僚が乾電池を日本に持って帰ってリサイクルに出してくれと頼んだ、ゴミの仕分けをきちんとしないと罰金を取られる、山田が日本に住んでいた時には中国人の友達がいて、彼らが住んでいる場所には中国語のゴミ分別表が貼ってあり、中国人の友達はあっと言う間に日本人のように分別ができるようになった、とか。
 えーと、言ってませんよ??

 会社の使用済み乾電池は確かに私が積極的に回収しているけれど、別に同僚に頼まれているわけではないし、ましてや日本に持って帰ろうなんて思ってもみなかった。取材当日李君から「この前取材したドイツ人は、わざわざドイツに持って帰っている。」という話を聞いて、さすがドイツ人…と感心したくらいなのに。禁煙地区で歩きタバコしてたら罰金取られるとは言ったけど、分別しなくて罰金取られるとは言ってないし。しかも中国人の友達の件はそれに関係あることすら言ってないんだけど…。

 それから、私が言った「北京の大気汚染問題」とか「水不足問題」とか「ゴミポイ捨て、タン吐き問題」全部スルーされてるんですけど...。

 ここまで本人を無視した出来上がりを見ると、今後こういう取材を受けるのもちょっと考えてしまうな。って、もう頼まれることは無いと思うけど。

 ちなみに、この記事の締めくくり。4月16日に山田と日本人の友達が花見の宴を開いた話が書いてある(中国人も参加していた事は書かれていない)。

 花見に参加した日本人はみんな心を込めた手料理を持ってこの春の宴に集った。「環境保護というのは大自然を愛する事、大自然の草木一本を大切にすること。と山田は真剣に語った

 一言も言ってません(笑)。