久々の佐賀県立宇宙科学館でISSを見る

今日は久しぶりに佐賀県立宇宙科学館へ足をはこびました。佐賀県立宇宙科学館は改装工事していたのでほぼ1年ぶりの来館です。今回は展示の方はみていなけれど、サタデーナイトプラネタリウムを見に行きました。

佐賀県立宇宙科学館 (4)
1年ぶりくらいにやってきた佐賀県立宇宙科学館。去年から改装工事をやっていて休館してました。7月にリニューアルオープンしてたのですが、やっと行くことが出来ました。

今月のテーマは「油井宇宙飛行士の活躍!宇宙開発最前線!」ということで、現在、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している油井亀美也さんの活躍を中心に今の宇宙開発についての紹介をする番組でした。

佐賀県立宇宙科学館 (3)
今回の番組は、油井宇宙飛行士の紹介のほか、最近話題になったノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章博士の研究ことを紹介したりとかがありました。カミオカンデの写真とか紹介がありましたねー。

佐賀県立宇宙科学館 (2)
そして、今回のサタデーナイトプラネタリウムは50分の番組を45分に短縮しての投影でした。

それはなぜかというと本日18時47分ごろ、国際宇宙ステーション(ISS)が実際の夜空に通過する様子が観測できるからそれをみんなで見るためでした。サタデーナイトプラネタリウムの通常の終了時間は18時50分。そんな訳で解説員の方は早めに番組を切り上げました。

そして観客みんなでISSを見るために科学館のベランダに出て夜空を見上げたのでした。

今日の武雄の天候は快晴でしたが、月齢11の月が出てるうえに、上空には薄いガスがかかってるようで、また早い時間なので光害もひどく、2等星くらいまでしか見えませんでした。そんな悪条件の中で、ほんとうに見えるのかどうか疑問でした。

ISSは東の空に現れて、夏の大三角のこと座のベガ(織姫星)の近くを通り西へ消えてゆくとのことだったのですが、空の低い位置はガスがひどく、最初は見えないだろうなって思ってました。

…ところが、いざ見え始めると、空のかなり低い位置からはっきりとISSの光が確認できました。誰かが「見えた!」と言って、そちらの方を見てみると、宵の明星並の強い光の点が少しずつ動いていくのがはっきり見えました。思ったより全然強い光でした。

はっきり見えすぎて一瞬、航空機の光かとも思いますが、人工衛星や宇宙ステーションの光は点滅しないのが特徴とのことで、確かに点滅もなにもしていない光の点が、ゆっくり動いていました。

ISSは秒速、約8キロ、90分で地球を一周するとのこと。5分ほどかけて夜空を横断してゆきます。

ISSは地上から400m上空の宇宙空間を飛行しています。宵の口でまだ太陽が沈んで間もない時間だと、太陽の光がISSに反射するから強く光るそうです。地上はすっかり夜ですが、高度400mを飛んでるISSにはまだ太陽の光が届いてるんですね。

天頂を通り、少し西に行ったところ、月の近くを通るくらいの位置で、すっとISSの光が消えていきました。おそらく地球の影に入ったのでしょう。

あの光が人工物で、あの中に油井宇宙飛行士をはじめ、何人かの人間が乗っていると思うと、すごいなと思いました。今まで夜空で人工衛星は何度か見たことはありましたが、人が滞在している宇宙ステーションを見たのは今回が始めてでした。なんかすごい。とにかくすごい。天文現象ではなく、人が作ったものが宇宙空間を飛んでいて観測できるとか、びっくりでした。

ISSが見えた瞬間はほんとうにゾクゾクしました。みなさんもぜひ、国際宇宙ステーション観測に挑戦していただきたいです。ISSの通過時間はこちらで確認できます。


あと、リニューアルした佐賀県立宇宙科学館ですが、外観とかはあまり変わってませんでしたね。プラネタリウムの座席が新しくなってたくらいしか確認できなかったな。

佐賀県立宇宙科学館 (1)
新しくなったプラネタリウムの座席。背もたれが網状のものになってました。また肘掛けも収納できるようになってました。

基本耐震工事のための休館だったので、それほど目に見えて新しくなってるというわけでもなさそう。展示のほうはいろいろ変わってるようですが、今回は見なかったのでわかりませんでした。


そんなわけで、プラネタリウム番組内容そのものも興味深かったのですが、最後に観客全員で外に出てISSを見たというのが面白かったのと、ISSが意外にはっきりみえた驚きとでとても印象深いサタデーナイトプラネタリウムになりました。佐賀県立宇宙科学館、家からだとちょっと遠いけど、また機会があれば行ってみたいと思います。

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宗像ユリックスプラネタリウム「北斗の水くみ」

久しぶりにプラネタリウム番組レポートをしようと思います。今回レポートするのは宗像ユリックスプラネタリウムの4月1日から始まった新番組(春番組)「北斗の水くみ」です。

「北斗の水くみ」ってあまり聞き慣れない言葉ですよね?いったいどういうものなのでしょうか?

北斗の水くみ (1)
宗像ユリックスロビーにある番組ポスター。今回は道の駅むなかた来場者1000万人達成記念特別協賛プログラムとのことです。

宗像ユリックスプラネタリウムに行ったのは4月12日。15時からの投映を見ました。最初は13時からの投映をみようと思ったのですが、前の予定が押してギリギリ間に合いませんでした。

北斗の水くみ (8)
宗像ユリックス本館。ここの2階にプラネタリウムがあります。僕にとって一番身近なプラネタリウムということで新番組が始まると毎回かかさず見に行ってます。

僕は宗像ユリックスプラネタリウムと佐賀県立宇宙科学館プラネタリウムが番組内容が良いので積極的に見にいってるのですが、佐賀県立宇宙科学館のほうが1年前からずっと改装工事で休館中なので、最近はプラネタリウムいえば宗像ユリックスばかりになってしまってますね。

北斗の水くみ (2)
今回もけっこう人が来ていて、席は半分くらい埋まっていたと思います。

投映はいつものように前半は今夜の星空解説。春の星座を中心に紹介されてました。

そして後半、「北斗の水くみ」の番組が始まります。宗像ユリックスは基本的にオリジナルの番組をやっていて、解説も全て生解説です。そして今回は宗像ユリックスならではの番組となってました。


「北斗の水くみ」というのは、北斗七星を柄杓に見立てて、北天を1日24時間かけて回る北斗七星が、ちょうど海(もしくは湖、川)の水を汲み上げるように見える天文現象のことを言うらしいです。要するに北斗七星の柄杓が水を汲み上げるように北天を回るように見える現象ということです。


「北斗の水くみ」が見られるのは、2つの条件が必要です。

第1に緯度がちょうど北斗七星が水平線に上手く隠れる場所であること。北海道では北斗七星が沈まないし、沖縄ではほとんど水没してしまいます。北緯33~34度のラインが良いとのことです。

第2に北側に海や湖などがある場所であることです。北緯33~34度ラインでも北側に汲む水が存在しなければなりません。なので北側が陸地のアメリカ大陸やアジア地域ではその条件を満たせません。

条件を満たせるのは世界中でも日本、それも宗像やその周辺の海岸くらいなのらしいです。そう「北斗の水くみ」が見られるのはこの周辺だけ。地元でしか味わえない天文現象が存在するなんて思いもしませんでした。ちょっと感動してしまいましたよ。


ただ残念なことに今の時期だと、北斗の水くみは昼間に起きてるので観測できません。北斗の水くみを観測するのに最適な時期は秋ごろ、9月から10月にかけてくらいらしいです。


さて、番組の冒頭にある海岸の紹介があります。そしてその海岸の空撮動画が番組内で投映されます。それが「道の駅むなかた」の奥に位置する海岸、「北斗の水くみ海浜公園」です。

北斗の水くみ (7)
この「北斗の水くみ海浜公園」、僕が宗像ユリックスプラネタリウムを見に行った後によく立ち寄ってました。…というか、今回、13時の回を逃したので15時の回が開始されるまで時間をつぶしに行ってました。偶然にも番組を見る直前にこの海岸にいたのですよ!びっくりです!

北斗の水くみ (6)
以前は「さつきの松原」の一部でしたが、1年位前から公園整備工事が始まって、半年くらいまえにここに「北斗の水くみ海浜公園」という名前が付いたと思います。今まで「北斗の水くみ」とはナンジャラホイ?って思ってましたが、今回のプラネタリウム番組でそれを認識することができました。

北斗の水くみ (5)
むこうに見えてる島が地ノ島。この場所から見る「北斗の水くみ」はこの島を汲み取るように見えるらしい。番組内でもプラネタリウムを使ったシミュレーション解説があります。

北斗の水くみ (4)
展望所には北斗七星を型どった「幸せの鐘」が設置されています。また「北斗の水くみ」の解説看板もあります。

僕の家から一番近場の海なので、昔からよくドライブで海を見に来ました。そんな身近な場所にここだけでしか見れない天文現象があるとは本当に驚きました。秋になったら、「北斗の水くみ」を見に行きたいですね。


プラネタリウム番組「北斗の水くみ」は6月30日まで投映されています。投映は平日15時から土日祝は13時から15時からの投映となります。入場料は370円です。詳しくは公式サイトにて。

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五馬高原(亀石峠)で星空撮影チャレンジ。

どーせバレンタインでチョコレートももらえなかったし、おっさん一人で星でも見に行こうぜー。ってことで、昨晩、大分県日田市にある”スカイファームロードひた”の五馬高原亀石峠に星を見に行ってきました。昨晩は気温が低いものの、天気が良くて星空が綺麗でした。

そこで今回も星空撮影にチャレンジしたみました。

P2150399
(SS:30 f:22 ISO:3200)

マニュアルモードで露出時間(シャッタースピード)を30秒。ISOを3200にして撮影。あれ?暗いな…全然だめじゃん…。

…おっと、絞り値(F値)を設定してませんでした。思い切って最小の3.5に設定。露出時間も50秒に変更。

絞り値(F値)、これ大事です。大きくしてしまうと光が少ししか入らないのでいくら露出時間を長くしても星が写りません。僕はずっとこれに気が付かなかったです。ハワイで撮った星空写真とかそれで大失敗してます。

P2150400
(SS:50sec f:3.5 ISO:3200)

今度は明るすぎですね。

P2150401
(SS:30sec f:4 ISO:3200)

露出時間を30秒に縮めて撮影。これでもまだ少し明るいかな?

P2150403
シリウスとオリオン(SS:15sec f:4 ISO:3200)

露出時間を15秒まで落としてみました。これで良いかも。時間経過による星のブレも少なくなるし。

撮影したのは南西方向の夜空。シリウスとオリオン。冬の星座はこのあたりが好きですねー。気が付くとオリオンばかり撮ってるし。

しかし2月も中旬のこの時期になると午前0時でオリオンはかなり低い位置にいます。あと1~2時間も経てば西の空に沈みそうです。代わりに東の空からは春の星座が登ってきてました。深夜になれば星空はもう春です。そして夜明け前になれば、夏の星座のさそり座が姿を現します。

それにしても真っ暗に見えるこのスポットでも、写真に撮ると下の部分がほんのり明るいです。これは山の向こうの街明かりが写り込んできてるのだと思います。こんな郊外のポイントであっても光害の影響からは逃れられないのですね。

P2150404
うしかい座(SS:15sec f:4 ISO:3200)

少しだけ地上の風景を入れると良い演出になりますね。東の星空です。左上には北斗七星の尾っぽの2つの星。上の星には死兆星が見えるのでだいたいわかってもらえると思いますw

そこから伸びる春の大曲線。右側中央で輝いてるのがうしかい座のアークトゥルス。そして写真外になるますがおとめ座のスピカ、烏座へと続きます。うしかい座の分かる人はこの写真で星座を結べると思います。


写真ビギナーな僕にとっては星空撮影難しいです。どの程度が最適なのかわかんないし、思った通りの星空を撮影できるのはまだまだだって気がします。

今回、五馬高原には何人かのベテランさん達が撮影に来られてました。邪魔しないように気を使いました…。

いつもはカップルとか若者の姿をみかけるこの星見ポイントでしたが、今回は星空・天体撮影のひとたちばかりだったので意外でした。こういう光景は初めてです。やはり天文ファンには有名なスポットなのですかね?

また機会を見て星空撮影挑戦していきたいと思います。


ちなみに使ってるカメラはミラーレス一眼のOLYMPUS PEN Lite E-PL6です。以前使っていたPEN mini E-PM1よりは星空撮影すると綺麗に写ってくれるような気がします。

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錦江湾公園のH-IIロケット。

今年の春、5月24日に鹿児島を旅行した時に、薩摩半島をぐるりと周る国道226号線を走ってると高台にロケットが立ってるのが見えました。翌日、内之浦のロケットセンター(内之浦宇宙空間観測所)の見学を予定していた僕としては興味を持たずにはいられませんでした。

その時は先を急いでいたので、そのロケットの正体を確かめることはできなかったのですけど、帰りに少し時間があったので、そのロケットの正体を確かめるべく寄り道をしたのでした。

H-2ロケット実物大模型 (4)
錦江湾や桜島を見渡せる丘の上に立つロケット。なぜこんなところにロケットが!?

H-2ロケット実物大模型 (11)
このロケット、錦江湾公園という公園に置かれてました。

H-2ロケット実物大模型 (15)
丘陵地に整備されたかなり広い公園でバラ園やキャンプ城、フィールドアスレチックなどの施設があります。この公園の隣には平川動物公園があります。

H-2ロケット実物大模型 (14)
ロケットは丘の上の方に設置されているので階段をけっこう登っていかなくてはいけません。運動不足のおぢさんにはちょっと厳しいです。

H-2ロケット実物大模型 (12)
とりあえず山頂の展望台まで来ました。ロケットはその向こうにあるようです。

H-2ロケット実物大模型 (13)
展望台からは鹿児島市や霧島連峰、桜島や錦江湾、遠くは大隅半島までを一望することが出来ます。絶景です。

H-2ロケット実物大模型 (5)
ロケットと、鹿児島七ツ島メガソーラー発電所。この発電所は国内最大級のメガソーラーです。29万枚のソーラーパネルが並ぶ様はまさに圧巻です。

H-2ロケット実物大模型 (6)
ロケットの前まで降りてみました。ボディにはH-IIの文字が。日本初の純国産ロケットH-IIですね。

H-2ロケット実物大模型 (7)
近くで見るとやはりでかい!なぜこんなところに展示されてるのでしょうか?

H-2ロケット実物大模型 (9)
青空に立つH-IIロケット。その正体は…。

H-2ロケット実物大模型 (8)
1989年に鹿児島で開催された博覧会で展示されたH-IIロケットの実物大模型なのでした!

H-2ロケット実物大模型 (3)
そして錦江湾公園には宇宙関連の展示がもうひとつ。あのパラボラアンテナです。

H-2ロケット実物大模型 (1)
かつて東京天文台で使われていた6m電波望遠鏡です。今でも観測に使われています。1970年に東京大学東京天文台に建設されたものをここに移設しました。

H-2ロケット実物大模型 (16)
星空観測会などのイベントも開催されてるようです。

H-2ロケット実物大模型 (17)
VLBI(超長基線電波干渉法)の解説。遠く離れた複数の電波望遠鏡を使って電波を干渉させて宇宙を観測する方法なのだそうな。

鹿児島といえば、内之浦、種子島と2つのロケット発射場を有する県。九州でいちばん宇宙に近い県だと思います。こんなかんじで、県内に宇宙開発やロケット関連の展示施設が探せば見つかりそうですね。遠いのでなかなかいけないのが残念ですが。…まあ福岡にもペースシャトル(実物大模型)があったりもするのですけどねw







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