March 11, 2007

携帯電話


たった少しの羅列
ずしりとしたものが入ったようで
(それは無力というなまえ)
息をするのももどかしい


右を選んでも 左のいいところが見えるし
左を選んでも 右の正しい部分がわかる
どっちにもいけないで突っ立ったまま


彼が本当の切符を固く握り締めていたように
ぼくのポケットにもどこかにそれがあるのだろうか















  
Posted by yuno_hc at 00:04Comments(0)TrackBack(0)100title