2020年03月02日
今日卒業式だった皆様、おめでとうございます。
今日卒業式だった皆様、おめでとうございます。
そして中止になった方々の思いは、今年卒園する息子の親として本当にお察しします。
安倍総理が、国民の皆様の命や健康を守る手段として、明日から全国一斉休校にすると昨日の記者会見で述べられました。
ただ、ただ、です。
その結果、人生の中で、多くの学生さんやご家族にとっての卒業式という
「大切な思い出」
が大きく変質してしまった事実を忘れることはできません。
都道府県ごとの状況を踏まえ、休校も全国一斉でなくとも良かったとの指摘。
休校がどれだけ科学的効果があるのか不明との専門家の指摘。
むしろ、全国一斉休校のマイナスの影響(コロナ失業やコロナ倒産など)への対策をきちんと発表できる状態に影響を整理した上で発表するなら、発表すべきだっとの指摘は、政府与党内からも安倍総理の「独断専行」に反対もありました。
だからこそ、安倍総理の記者会見は、自分の言いたいことだけ言って、事前に質問答弁準備している以外の記者からの質問は無視して会見場を後にして帰宅してしまうというのは、
「国民の不安に誠実に向き合う姿勢」
とは言えないと思います。
そして、現実に明日から全国一斉休校が始まる。
今週の国会質疑で、具体的に私も質すべきは質し、具体的な提案もしっかりしていきたいと思います。
以下が、江川紹子さんが安倍総理の記者会見で準備していた質問項目だそうです。
*専門家会議のメンバーは全国一斉の休校は議論していないと言っているが、(専門家会議以外の)他の専門家の助言があったのか。あったとしたら、それは誰で、どのような内容だったか。
*中国のデータでは、子どもの患者は極めて少なく、10歳未満の死者は1人もいない。逆に、高齢者は死者が多く、リスクが高いのは明らか。専門家会議も、まずは死者を減らすことが大事だと指摘している。そのうえで、全国の学校の休校を選択した判断の根拠、その元となるエビデンスは何か。
*準備期間もほとんどないまま、休校に踏み切ることで、様々な弊害やリスクがある。そうした弊害やリスクと、休校を実施することによるメリットの兼ね合いを、誰とどのような形で検討し、それぞれの弊害やリスクについて、どのように調整、もしくは克服することにしたのか。
(ここでいう「弊害やリスク」とは、たとえば
・給食しかまともなご飯食べられない子もいる。子ども食堂も次々休業しており、食生活が心配
・障害のある子どもを預かる学童保育は少ないと思うが、そういう家庭にどう対応するか
・子どもを持つ看護師や医師が出勤できなくなり、医療の患者受け入れキャパシティが減る可能性がある
――などの問題を指している。)
*全国一斉の長期の休校を実施することによって、期待される効果や獲得目標を具体的に示して欲しい(たとえば、罹患者を何%減らせる見込みだ、とか、死亡する人をどれくらい減らす、とか)。
*小学校を休校にして、学習塾も休業させるが、学童保育を開業、保育園も開園する。この判断は、どういう根拠や目的でなされたものか。学童保育の安全をどう担保するのか。
*学童保育を朝からやるように要請するというが、短期間で必要なだけのスタッフを集めるのは難しい、という声がある。この問題にはどう対応するか。
*保育に関わる人からは、学童保育での給食提供や放課後こども教室の開催などの具体的な要望があり、さらには3週間もの休校は撤回して欲しいという要望もある。こうした医療分野以外の専門家の声を聞く機会を作る考えはないか
*給食がなくなるので、牛乳を入れている酪農家や野菜などを契約している農家が困っている。仕事を休んだ親だけでなく、そういう生産者にも損失が出た場合に補填するか(「する」と総理が一言言えば、どれだけの人が安心するだろうか……)。
*休校要請を公表する前日には、文化行事やスポーツの中止や延期を要請した。相当な金額をかけて準備し、入場料などで回収することを考えている主催者もいるはず。こうした場合の損失も、政府が補填するか(これも、多くの関係者が気をもんでいることと思う)。
*主催者だけでなく、その催しによる収入を見込んでいた様々な業者(ホテルとか)が、中止によって経済的なダメージを受ける。これについては、どのような対応を考えているのか。
*首相は2月26日、27日と、立て続けに国民生活に大きな影響を与える判断をしたが、それについて説明が遅れたのはなぜか(「首相動静」よれば、27日には午後6時40分には官邸を出て公邸に戻り、その後も来客はない。28日の夜には作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの有本香氏と公邸で会食をし、私邸に帰っている)。
そして中止になった方々の思いは、今年卒園する息子の親として本当にお察しします。
安倍総理が、国民の皆様の命や健康を守る手段として、明日から全国一斉休校にすると昨日の記者会見で述べられました。
ただ、ただ、です。
その結果、人生の中で、多くの学生さんやご家族にとっての卒業式という
「大切な思い出」
が大きく変質してしまった事実を忘れることはできません。
都道府県ごとの状況を踏まえ、休校も全国一斉でなくとも良かったとの指摘。
休校がどれだけ科学的効果があるのか不明との専門家の指摘。
むしろ、全国一斉休校のマイナスの影響(コロナ失業やコロナ倒産など)への対策をきちんと発表できる状態に影響を整理した上で発表するなら、発表すべきだっとの指摘は、政府与党内からも安倍総理の「独断専行」に反対もありました。
だからこそ、安倍総理の記者会見は、自分の言いたいことだけ言って、事前に質問答弁準備している以外の記者からの質問は無視して会見場を後にして帰宅してしまうというのは、
「国民の不安に誠実に向き合う姿勢」
とは言えないと思います。
そして、現実に明日から全国一斉休校が始まる。
今週の国会質疑で、具体的に私も質すべきは質し、具体的な提案もしっかりしていきたいと思います。
以下が、江川紹子さんが安倍総理の記者会見で準備していた質問項目だそうです。
*専門家会議のメンバーは全国一斉の休校は議論していないと言っているが、(専門家会議以外の)他の専門家の助言があったのか。あったとしたら、それは誰で、どのような内容だったか。
*中国のデータでは、子どもの患者は極めて少なく、10歳未満の死者は1人もいない。逆に、高齢者は死者が多く、リスクが高いのは明らか。専門家会議も、まずは死者を減らすことが大事だと指摘している。そのうえで、全国の学校の休校を選択した判断の根拠、その元となるエビデンスは何か。
*準備期間もほとんどないまま、休校に踏み切ることで、様々な弊害やリスクがある。そうした弊害やリスクと、休校を実施することによるメリットの兼ね合いを、誰とどのような形で検討し、それぞれの弊害やリスクについて、どのように調整、もしくは克服することにしたのか。
(ここでいう「弊害やリスク」とは、たとえば
・給食しかまともなご飯食べられない子もいる。子ども食堂も次々休業しており、食生活が心配
・障害のある子どもを預かる学童保育は少ないと思うが、そういう家庭にどう対応するか
・子どもを持つ看護師や医師が出勤できなくなり、医療の患者受け入れキャパシティが減る可能性がある
――などの問題を指している。)
*全国一斉の長期の休校を実施することによって、期待される効果や獲得目標を具体的に示して欲しい(たとえば、罹患者を何%減らせる見込みだ、とか、死亡する人をどれくらい減らす、とか)。
*小学校を休校にして、学習塾も休業させるが、学童保育を開業、保育園も開園する。この判断は、どういう根拠や目的でなされたものか。学童保育の安全をどう担保するのか。
*学童保育を朝からやるように要請するというが、短期間で必要なだけのスタッフを集めるのは難しい、という声がある。この問題にはどう対応するか。
*保育に関わる人からは、学童保育での給食提供や放課後こども教室の開催などの具体的な要望があり、さらには3週間もの休校は撤回して欲しいという要望もある。こうした医療分野以外の専門家の声を聞く機会を作る考えはないか
*給食がなくなるので、牛乳を入れている酪農家や野菜などを契約している農家が困っている。仕事を休んだ親だけでなく、そういう生産者にも損失が出た場合に補填するか(「する」と総理が一言言えば、どれだけの人が安心するだろうか……)。
*休校要請を公表する前日には、文化行事やスポーツの中止や延期を要請した。相当な金額をかけて準備し、入場料などで回収することを考えている主催者もいるはず。こうした場合の損失も、政府が補填するか(これも、多くの関係者が気をもんでいることと思う)。
*主催者だけでなく、その催しによる収入を見込んでいた様々な業者(ホテルとか)が、中止によって経済的なダメージを受ける。これについては、どのような対応を考えているのか。
*首相は2月26日、27日と、立て続けに国民生活に大きな影響を与える判断をしたが、それについて説明が遅れたのはなぜか(「首相動静」よれば、27日には午後6時40分には官邸を出て公邸に戻り、その後も来客はない。28日の夜には作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの有本香氏と公邸で会食をし、私邸に帰っている)。
yunokimi at 09:54│clip!