2020年03月20日

今週発売の週刊文春に、森友事件で自殺に追い込まれてしまった財務省職員だった赤木さんの遺書・手記が実名で掲載されています。




今週発売の週刊文春に、森友事件で自殺に追い込まれてしまった財務省職員だった赤木さんの遺書・手記が実名で掲載されています。




また、昨日私が国会質問に立つ直前に、ご遺族が国と佐川・元財務省理財局長を提訴しました。

自殺された赤木さんは私の地元倉敷市がご出身で、家族・親思いで、正義感が強く、だからこそ、全てを一人で背負い込んで自殺に追い込まれました。

赤木さんや、ご家族の無念は、裁判訴状も全て読みましたが、察するに余りあります。

安倍昭恵夫人らが財務省に働きかけて9億円の国有地(国民の財産)が1億円で森友学園に売却された経緯を記した公文書改ざんを、安倍政権から強要された赤木さんは、何度も何度も涙を流しながら拒否したそうです。

しかし、当時の上司トップの美並・財務省近畿財務局長が
「文書改ざんに全責任を負う」と言い、
それまで財務省本省からの改ざん指示に抵抗していた近畿財務局も、ついに改ざんに手を染めていく事になってしまいます。

ちなみに、この美並氏は、赤木さんが自殺した後、全責任を負うどころか、東京国税局長に出世しています。
ご遺族は、その事にも大変ショックを受けられています。

ちなみに、改ざんの責任ある立場にあった人物は、佐川氏が国税庁長官に出世したのを始め、軒並み出世しました。

赤木さんだけが、全ての罪を押し付けられる形で自殺に追い込まれてしまいました。

赤木さんの遺書・手記を何度読み返しても、胸が塞がる思いになります。

なぜ、赤木さんは自殺に追い込まれたのか?
誰の指示で公文書は改ざんされたのか?

それが昨日の私の国会質問の最大のテーマでした。

この点は、昨日、赤木さんの奥様が国と佐川氏を提訴した目的と全く同じです。

昨日急きょこの問題を国会質問するにあたり、改めて2017年2/17に安倍総理が、
「私や妻が関わっていたら、総理も議員も辞める」との良く調査もせず無責任な断定的な答弁をして以降の公文書が改ざんされていくプロセスをやりとりした国会質疑録や、財務省のお手盛りの調査報告書、昨日ご遺族が国と佐川氏を提訴した訴状、様々な報道資料を夜を徹して、また質問直前まで読み込みました。

最大のポイントは、2/17の安倍総理答弁の5日後の2/22に、安倍総理の指示によって持たれた秘密会合です。

菅官房長官、佐川財務省理財局長らが、1日に2度も会合を持ち、その後の調査でその会合以降、実際に、安倍昭恵夫人らの関与が記述された公文書が実際に改ざんされていった事が明らかになります。

赤木さんの遺書・手記からもその点は明らかです。

しかし佐川氏が、自らの首が飛ぶような公文書改ざんを独断で指示するでしょうか?

何人かの官僚と話しましたが、そんなことは「ありえません」。

だから、私はこの菅官房長官や佐川氏らとの2/22の秘密会合で、昭恵夫人関与などの部分の公文書改ざんが話し合われたとしか考えられない、と菅官房長官を追及しました。

菅官房長官は、逆ギレして、強く否定し続けました。

しかし、2/17安倍総理答弁もそうですが、強く否定した時ほど、それが虚偽答弁であるのは、これまでの歴史が証明しています。

昨日、私もショックだったのは、安倍総理の詳細確認なき「自分や昭恵夫人が関わっていたら辞める」答弁なければ、財務省職員の自殺なかったのでは?
と菅官房長官 に問うたのに動画のこの答弁は酷すぎると思います。

公務員にとって公文書は命だと聞きました。

その命を改ざんしろと強要され、命を絶ってまで抗議した赤木さんにこんなに失礼な答弁があるでしょうか?



yunokimi at 09:38│clip!