2020年06月02日

トランプ大統領「対立をあおるより、差別のない社会を。」

トランプ大統領「対立をあおるより、差別のない社会を。」
そして、日本や世界は「コロナ時代をどう生きるのか?」

コロナ禍で世界中で様々な課題が噴出しています。

そこで世界の指導者・リーダーがとるべきは、
「略奪始まれば、発砲始まる」
とツイッターで対立をあおる事ではありません。

なぜ、警察官による黒人暴行死が起こってしまったのか。

今回、警察官による黒人暴行死への全米での抗議行動の背景に、新型コロナウイルスにおける米国の死亡率が黒人は白人の2倍とかさらにその背景に、健康保険加入率における格差社会への不満などがあり、トランプ大統領のツイッターでその不満がさらに増大していると指摘されています。

しかし、コロナを世界みんなで乗り越えていかなくてはならない時代に、何か不安や不満が生じた時に、誰かを差別したり、何かを分断することでは、その不安や不満が大きくはなっても、なくなる事は決してありません。

折りしも、立憲民主党の枝野幸男代表が
「コロナ社会の政権構想案」
を野党各党と議論を深めたいと表明しました。

確かに自民党政権は、立憲民主党など野党の政策と比べて、
「小さな政府(自己責任重視の社会)」
に軸足を置いてきました。

これに対して、今回の枝野代表の提案は、医療や介護、福祉など社会全体の「支え合い」をより重視し、強化し、これまでの効率性や自己責任重視から、コロナ時代を乗り越えられる「公的サービス」をより重視し、より信頼される政府を目指すというものです(今よりは、大きな、機能する政府)。

アメリカでも大統領選挙の対立軸の一つが、まさにこの視点ですし、世界の政治も、こうした対立軸の中で動いています。

これから、コロナ対策の第2次補正予算の国会審議が始まりますが、医療、経済、生活様式などの具体的な議論とともに、どのような理念、考え方の社会を創っていくか、についても皆さんと議論を深めていく事が大切だと考えます。

そして、こうした議論を深めていく事が、いまアメリカで起こっている事態や、これからのコロナ時代をどう世界が連帯して、生きていくか、に向き合う事になります。

地元でも、東京でも、コロナ時代をどう生きるか、をテーマに私は政策勉強会を企画しています。そして、国会でも取り組んで参ります。

皆さんで知恵を出し合って、一人一人が参画して、少しでもみんなが安心して暮らせる社会を、共に創っていきましょう。


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