2020年08月07日

広島 75年の節目の原爆の日、

広島 75年の節目の原爆の日、毎年深い追悼の気持ちと、平和への決意を新たにします。もちろん、長崎の日も、8月15日も、沖縄慰霊の日も同様です。広島市長が、核兵器禁止条約に賛同しない安倍政権に署名・批准を求めましたが、世界で唯一の被爆国として、日米同盟下でも、核禁止への国際連帯を日本が求めていく事は可能です。

以前に、ノーベル平和賞受賞の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の国際運営委員を務められている 川崎哲さんを私の政策勉強会にお招きしてご講演頂き、またディスカッションさせて頂いた事もありますが、その時にも、川崎さんからも、これまでのICANなどの実績も含めて、核兵器廃絶への国際連帯を進めていく事は可能であるとのお話を頂きました。あきらめずに、子や孫の世代のためにも、粘り強く、核兵器廃絶への取組を継続して参ります。




さて、お盆と夏休みとGoToトラベルキャンペーン で人の移動が増えることについて、医療関係専門家らからも懸念が出ている中で、安倍政権与党は、要は「お盆帰省も、旅行も、注意してGoToして下さい」と「自治体や個人任せ」にしています。もちろん、法的な強制力がない中で、最後は個々人の判断にゆだねられるのは仕方ない面はあります。ただ、その場合でも大事なことは、政府が正確な情報を、迅速に、国民の皆様に公表し、皆様お一人お一人が感染から身を守る判断ができるようにする事です。

それなのに、政府・観光庁は、GoToトラベル対象の宿泊施設から コロナ感染者が発生している事を「意図的に」隠していた(把握してなかった)疑いが、私も出席した野党ヒアリングで判明しました。これでは、皆様が感染者が出た宿泊施設に知らずに泊まったりする可能性もあります。政府はGoToトラベルキャンペーンでコロナ感染が拡大した、との批判を避けるために意図的に情報を隠していたと言われても仕方ありません。また、世論調査でも8割近くの方々がGoToトラベルを使いたくないとの数値からも、1.7兆円ものGoToトラベル予算は使い切れないのでは、との旅行業者さんからの声も伺います。それなら、むしろ旅行業者(あるいは第2波が来てるなら、事業者向け持続化給付金の第2弾)への補償に1.7兆円の予算を充てた方が助かる事業者さん(特に中小の事業者の皆さん)も多いのではないでしょうか。

それと、東京都世田谷モデルのように、いつでも、だれでも、何度でもPCR検査を受けられるようにする事が、実は最大の経済対策です。様々な行事・イベントが中止になっていますが、短時間で検査結果が出るPCR検査を誰もが受けられる事で、感染拡大防止にもなるし、行事・イベントの自粛・中止も少なくなるわけです。

また、エッセンシャルワーカー、医療従事者、介護従事者、福祉従事者の方々が、クラスター(集団感染)の約半数といわれる院内感染や、施設内感染 防止のために、無料でPCR検査を受けられるようにする事も、感染拡大防止に効果があります。東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授が提案されているプール方式採用(大量かつ安価での検査)の世田谷モデルを、ぜひ全国モデルにしていけるよう、私も引き続き、国会などで政府に強く検査体制拡充を求めて参ります。

先週野党ヒアリングで私から政府に対して、アベノマスク追加8,000万枚を介護現場送付よりも、消毒液、使い捨てビニール手袋、防護服なとが必要との介護現場の声を政府に強く求めた事や、介護職員さんから利用者さんに感染する事を防ぐための無料のPCR検査実施を、私から政府に強く求めた事に対して、介護現場から賛同のお言葉や、感染する・させてしまう事への不安のお声(医療、介護、福祉現場の皆様は同じ不安をお持ちです)を頂きました。今日もそうしたお話をお聞きする事がありました。私はエッセンシャルワーカーの皆様の不安感や責任感の大きさを実は全然分かっていなかったと反省しています。

最後に、今日もとても暑い1日でしたが、子どもたちのマスクの「常時着用」見直し(文部科学省)の記事を掲載させて頂きました。「身体的距離が取れない場合はマスク着用」するが、「熱中症対策を優先」と。




明日も大変暑い1日になるそうですので、大人も含めて、密な状況ではマスク着用必要ですが、
そうでない時には熱中症防止で外すとの着脱のバランスも注意して参りましょう。



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