2014年06月27日
借主負担DIY型賃貸住宅
以前聞いたことはあるなー程度の認識でしたが。
その方面の調査記事があった。
賃貸住宅におけるDIY意向調査
調査しているのが新築マンション広告を手がけるSUUMOですので、暗黙のうちにどこかで持ち家に誘導するバイアスがかかってはいるんでしょうけど、今回のテーマは借主負担DIY型契約の利用意向調査になっている。
借主負担DIY型とは、このレポートの6ページ目にあるとおり、現状回復義務なし、借主が費用負担するリフォームは原則OKという賃貸住宅のことである。具体的ケースとしてはこのへんをどぞ。
SUUMO調査の表紙だけ見ると、利用意向は高いという話になりますが。
それこそバイアスですなぁという感じで。
・そういう契約形態の認知度はたったの8.7%
・半数近い利用意向があるというものの、その条件の筆頭は「オーナーが費用を一部負担してくれる」←それじゃ借主負担DIYじゃないじゃん。
借主の本音としては、「入居前にこっちの希望どおりの部屋にリフォームして欲しい。費用は2〜3か月分の家賃分くらいなら負担してもいいよ」てとこじゃないの?とわたしは思うのである。
そもそも、借主負担DIY型は、ぼろくて貸しにも出せない空き家の活用方法として出てきた契約形態ですから、内装にしても設備にしても現状要リフォームの状態なわけです。もとがボロ物件で住めるようにするためには結構費用が掛かる。空き家オーナーはその費用を負担する余力がないので賃貸募集もされないまま放置。そんな空き家が増えている。
そこで、空き家のリフォーム費用は借主で負担するから、賃料はそのぶん安くする契約形態を選べるようにしようというのが借主負担DIYなのです。
たとえば古いキッチンをシステムキッチンに交換するだけでハイ40〜50万円みたいな世界です。ユニットバス交換で、モノによりますが一番グレードの低いやつでも40万弱くらいはするでしょ。材工で。トイレ10万、洗面台6万くらい?というわけで、水回り設備を一通り(安物でも)更新するだけで100万くらいはみなければならない。それとは別に壁紙が1部屋4〜5万くらい?和室→洋室化があると10万くらいはいくはずである。木部塗装とかルームクリーニング、襖の張り替えとかは含んでないよ。
てなわけで、借主負担DIYではおそらく2〜3ヶ月どころか1年以上くらいの家賃分を借主はリフォームのために用意する必要があると考えられるわけである。貸主が一部援助することは不可能では無いが、援助すればその分家賃に乗るわけで、そうなると借主負担DIYは借主がリフォーム費用負担するのでその分家賃が安いというメリットが薄れる。
借主にとっては、賃貸で借りる家のリフォームにそんなにカネが掛かるなら、そのカネ中古マンションの頭金にするわ、となるんじゃねーの?と思うのであります。リフォームにカネかけたところで、退去時に貸主に買い取り請求できるわけでもない。
#借主負担DIYで、低家賃のメリットを生かしつつ、リフォームは最小限にとどめボロいままの物件に住むというのが一番メリットがあるかもしれない。
社会問題として管理の行き届かない空き家が増えているのはわかるし、今後も人口減少とともにますます空き家が増える見込みなので、空き家対策として賃貸住宅借りる人に荒れた空き家のリフォーム費用を負担してもらうというのは、税金を使わない空き家対策政策としては理解できるが、借主にとっては負担とメリットがつりあっていないと思うのだ。
借主負担DIY以外で興味深いネタとしては。
・若い人に比べ年寄りは賃貸に住み続けようという意識が高い
・家賃が低いと賃貸志向が強くなる
・持ち家志向の理由の1番目が広さ・間取り、2番目に、防音性・遮音性があがっている。リフォームの自由は3番目。
・資金準備ができたから持ち家を考えているという回答が案外少ない。
あたりかな。
その方面の調査記事があった。
賃貸住宅におけるDIY意向調査
調査しているのが新築マンション広告を手がけるSUUMOですので、暗黙のうちにどこかで持ち家に誘導するバイアスがかかってはいるんでしょうけど、今回のテーマは借主負担DIY型契約の利用意向調査になっている。
借主負担DIY型とは、このレポートの6ページ目にあるとおり、現状回復義務なし、借主が費用負担するリフォームは原則OKという賃貸住宅のことである。具体的ケースとしてはこのへんをどぞ。
SUUMO調査の表紙だけ見ると、利用意向は高いという話になりますが。
それこそバイアスですなぁという感じで。
・そういう契約形態の認知度はたったの8.7%
・半数近い利用意向があるというものの、その条件の筆頭は「オーナーが費用を一部負担してくれる」←それじゃ借主負担DIYじゃないじゃん。
借主の本音としては、「入居前にこっちの希望どおりの部屋にリフォームして欲しい。費用は2〜3か月分の家賃分くらいなら負担してもいいよ」てとこじゃないの?とわたしは思うのである。
そもそも、借主負担DIY型は、ぼろくて貸しにも出せない空き家の活用方法として出てきた契約形態ですから、内装にしても設備にしても現状要リフォームの状態なわけです。もとがボロ物件で住めるようにするためには結構費用が掛かる。空き家オーナーはその費用を負担する余力がないので賃貸募集もされないまま放置。そんな空き家が増えている。
そこで、空き家のリフォーム費用は借主で負担するから、賃料はそのぶん安くする契約形態を選べるようにしようというのが借主負担DIYなのです。
たとえば古いキッチンをシステムキッチンに交換するだけでハイ40〜50万円みたいな世界です。ユニットバス交換で、モノによりますが一番グレードの低いやつでも40万弱くらいはするでしょ。材工で。トイレ10万、洗面台6万くらい?というわけで、水回り設備を一通り(安物でも)更新するだけで100万くらいはみなければならない。それとは別に壁紙が1部屋4〜5万くらい?和室→洋室化があると10万くらいはいくはずである。木部塗装とかルームクリーニング、襖の張り替えとかは含んでないよ。
てなわけで、借主負担DIYではおそらく2〜3ヶ月どころか1年以上くらいの家賃分を借主はリフォームのために用意する必要があると考えられるわけである。貸主が一部援助することは不可能では無いが、援助すればその分家賃に乗るわけで、そうなると借主負担DIYは借主がリフォーム費用負担するのでその分家賃が安いというメリットが薄れる。
借主にとっては、賃貸で借りる家のリフォームにそんなにカネが掛かるなら、そのカネ中古マンションの頭金にするわ、となるんじゃねーの?と思うのであります。リフォームにカネかけたところで、退去時に貸主に買い取り請求できるわけでもない。
#借主負担DIYで、低家賃のメリットを生かしつつ、リフォームは最小限にとどめボロいままの物件に住むというのが一番メリットがあるかもしれない。
社会問題として管理の行き届かない空き家が増えているのはわかるし、今後も人口減少とともにますます空き家が増える見込みなので、空き家対策として賃貸住宅借りる人に荒れた空き家のリフォーム費用を負担してもらうというのは、税金を使わない空き家対策政策としては理解できるが、借主にとっては負担とメリットがつりあっていないと思うのだ。
借主負担DIY以外で興味深いネタとしては。
・若い人に比べ年寄りは賃貸に住み続けようという意識が高い
・家賃が低いと賃貸志向が強くなる
・持ち家志向の理由の1番目が広さ・間取り、2番目に、防音性・遮音性があがっている。リフォームの自由は3番目。
・資金準備ができたから持ち家を考えているという回答が案外少ない。
あたりかな。

