景気とインフレ
2012年12月18日
インフレ準備
やや周回遅れではありますが、総選挙では事前にメディアで予測されていた通り自民党が圧勝しました。
わたしも自民党の政権公約を読んでいるところですが、安倍さんは公共事業を乱発してインフレ誘導政策を行うと明言しておりますから、その通りこれからインフレが起きる可能性が高そうです。
そうすると、我々下々はどのように自分の資産を守っていくかというところに知恵を絞らなければならない。
わたしの場合は資産のほとんどを不動産にしておりますが、これでインフレ対応は万全かというとそうでもない。
まず、インフレになって物価が上がるでしょうが、賃料はそうリニアには上がりません。
退去が出れば募集賃料を見直せますが、それまでは原則として既存の賃料が維持されます。
もちろん、契約書の書面上は物価水準の変動等により現行賃料が不適当となったときは協議できるという条文はありますが、実際に値上げ交渉できるかといえば、相当(例えば相場の半額とか)なことにならなければ手がけづらい。
ので上がらない賃料に足を引っ張られて不動産価格の上昇もゆるやかなものに留まる可能性が高い。
のみならず人口の減少により不動産の需給そのものが緩んできているわけで、不動産が余っている状況下で必需品である食料品等の物価上昇率ほどには不動産はそもそも価格が上昇しない可能性が高い。
それに税金の問題がある。
物価が2倍になったとき、不動産の価格も2倍になったとしよう(上の理由からそんなには上がらないと思うけど)。
自分の資産の価値がインフレ率と同じだけ上昇するということは、実質的な資産の価値はプラスマイナスゼロで変わらないことになる。儲かっているわけではないのです。あくまで自分の資産を守ったというだけ。
しかし、この不動産を換金するとどうなるか。そうです。売却益に対して課税される。
5年以上保有した不動産の長期譲渡所得税率は20%です。
ごく大雑把に言えば、不動産を1億円で買って、2億円で売ったら1億円が長期譲渡所得で、税率20%で2000万円納税するということ。
この場合、物価は2倍になっているのに、不動産の売却後の手取りは1.8倍にしかなっていないことになる。つまりインフレについていけず資産の目減りが起きているわけである。
そんなふうに考えると、結局税金まで考えるとインフレに対してはどうがんばっても勝てない?という気になりますが。
これを打破する方法はある。借金してレバレッジをかけて投資することである。
不動産はやはり人口減少国では不利なので、たとえばコモディティに投資したとしよう。
自己資金1億+借金1億で2億をコモディティに投資して、物価が2倍になり投資したコモディティも2倍の4億になったとする。このコモディティを換金すると4億の現金が手に入るが、そこから1億の借金を返済し、自己資金1億を引くと2億。これが利益。
商品先物での利益への税率は20%ですので、4000万円を納税して1.6億残る。
自己資金1億が、最終的には2.6億(元手1億+税引き後利益1.6億)になったことになる。
このとき、物価は2倍になったが、資産は2.6倍になっており、インフレ率をアウトパフォームしている。
インフレに打ち勝っているわけですな。
だからレバレッジかけて投資しろ?とまでは言えん。
うまく行けば上の通りですが、例えば突発的事故とか豊作とか、いろんなことで前提変わります。
それよりも何よりも、インフレが起こることを期待して投資したのに安倍総理がまた腹痛で退陣して民主党に政権交代し、インフレが起きなかったら、すべて水の泡になりかねません。だから結局自分の頭でこれからどうなるか判断して自己責任でバクチ打つしかない。
わたしも自民党の政権公約を読んでいるところですが、安倍さんは公共事業を乱発してインフレ誘導政策を行うと明言しておりますから、その通りこれからインフレが起きる可能性が高そうです。
そうすると、我々下々はどのように自分の資産を守っていくかというところに知恵を絞らなければならない。
わたしの場合は資産のほとんどを不動産にしておりますが、これでインフレ対応は万全かというとそうでもない。
まず、インフレになって物価が上がるでしょうが、賃料はそうリニアには上がりません。
退去が出れば募集賃料を見直せますが、それまでは原則として既存の賃料が維持されます。
もちろん、契約書の書面上は物価水準の変動等により現行賃料が不適当となったときは協議できるという条文はありますが、実際に値上げ交渉できるかといえば、相当(例えば相場の半額とか)なことにならなければ手がけづらい。
ので上がらない賃料に足を引っ張られて不動産価格の上昇もゆるやかなものに留まる可能性が高い。
のみならず人口の減少により不動産の需給そのものが緩んできているわけで、不動産が余っている状況下で必需品である食料品等の物価上昇率ほどには不動産はそもそも価格が上昇しない可能性が高い。
それに税金の問題がある。
物価が2倍になったとき、不動産の価格も2倍になったとしよう(上の理由からそんなには上がらないと思うけど)。
自分の資産の価値がインフレ率と同じだけ上昇するということは、実質的な資産の価値はプラスマイナスゼロで変わらないことになる。儲かっているわけではないのです。あくまで自分の資産を守ったというだけ。
しかし、この不動産を換金するとどうなるか。そうです。売却益に対して課税される。
5年以上保有した不動産の長期譲渡所得税率は20%です。
ごく大雑把に言えば、不動産を1億円で買って、2億円で売ったら1億円が長期譲渡所得で、税率20%で2000万円納税するということ。
この場合、物価は2倍になっているのに、不動産の売却後の手取りは1.8倍にしかなっていないことになる。つまりインフレについていけず資産の目減りが起きているわけである。
そんなふうに考えると、結局税金まで考えるとインフレに対してはどうがんばっても勝てない?という気になりますが。
これを打破する方法はある。借金してレバレッジをかけて投資することである。
不動産はやはり人口減少国では不利なので、たとえばコモディティに投資したとしよう。
自己資金1億+借金1億で2億をコモディティに投資して、物価が2倍になり投資したコモディティも2倍の4億になったとする。このコモディティを換金すると4億の現金が手に入るが、そこから1億の借金を返済し、自己資金1億を引くと2億。これが利益。
商品先物での利益への税率は20%ですので、4000万円を納税して1.6億残る。
自己資金1億が、最終的には2.6億(元手1億+税引き後利益1.6億)になったことになる。
このとき、物価は2倍になったが、資産は2.6倍になっており、インフレ率をアウトパフォームしている。
インフレに打ち勝っているわけですな。
だからレバレッジかけて投資しろ?とまでは言えん。
うまく行けば上の通りですが、例えば突発的事故とか豊作とか、いろんなことで前提変わります。
それよりも何よりも、インフレが起こることを期待して投資したのに安倍総理がまた腹痛で退陣して民主党に政権交代し、インフレが起きなかったら、すべて水の泡になりかねません。だから結局自分の頭でこれからどうなるか判断して自己責任でバクチ打つしかない。
2011年10月12日
支出削減と収入増加
企業は売り上げ増重視=環境悪化で懸命―日本能率協会
会社も家計も同じだな。と思ってちょと書くことにした。
会社でも家計でも、自由に使えるお金を増やそうとすれば、支出を削るか収入を増やすしかない。
よく行われるのは支出を削減すること。
無駄遣いを見つけ出して、その支出をやめることで、資金繰りに余裕を作る。
これまで無駄遣いをかなりしているのであれば、案外たいした労力をかけずに財源をひねり出せる。
でも、既に十分無駄遣いを抑えているのであれば、これ以上無駄遣いを見つけ出して支出削減してもたいした金額にならず、むしろ支出を切り詰めることによるデメリットが相対的に大きくなる。たとえば、携帯電話代を削減するために携帯電話を解約したとすれば、外出先で電話が使えなくなって連絡が取れなくなるとか、電気代を削減するためにエアコン使うのやめたら、暑さや寒さがきつくなって自宅では仕事も出来やしない。
一度上げた生活水準を下げると、人は非常に不便に思うようになる。
なかなか、お父さんが支出カットを号令しても家族は面従腹背。実行しない。
無駄遣いカットは限界がある。
だから、支出削減以外の方法。
収入を増やすこと。その方法を見つけて、実践していく必要があると思う。
今みたいな時代に収入増なんて難しい?そうかもしれないが、血眼になって微々たる支出削減を辛抱強く追求する時間と根性があるなら、そのリソースを投じて収入を少し増やすことも可能なのではないか?
方法はそれこそ得意なことが人それぞれなので、一律にこうすればいいというものではないのだろうけど、わたしの場合の不動産もそうだし、株とかの資金運用もそうだし、副業で便利屋やるのもそうだし、ヤフオクで物品売買して稼ぐのもそうだし、ソフト作って売ったり、小さくはマクロミルのようなアンケート回答とか、家庭菜園作って家庭内食料自給率向上とかもそういう種類のものだと思う。一攫千金はあまりなさそうだが、こづかい程度の金を稼ぐ方法はないこともないんではないかな。
会社も家計も同じだな。と思ってちょと書くことにした。
会社でも家計でも、自由に使えるお金を増やそうとすれば、支出を削るか収入を増やすしかない。
よく行われるのは支出を削減すること。
無駄遣いを見つけ出して、その支出をやめることで、資金繰りに余裕を作る。
これまで無駄遣いをかなりしているのであれば、案外たいした労力をかけずに財源をひねり出せる。
でも、既に十分無駄遣いを抑えているのであれば、これ以上無駄遣いを見つけ出して支出削減してもたいした金額にならず、むしろ支出を切り詰めることによるデメリットが相対的に大きくなる。たとえば、携帯電話代を削減するために携帯電話を解約したとすれば、外出先で電話が使えなくなって連絡が取れなくなるとか、電気代を削減するためにエアコン使うのやめたら、暑さや寒さがきつくなって自宅では仕事も出来やしない。
一度上げた生活水準を下げると、人は非常に不便に思うようになる。
なかなか、お父さんが支出カットを号令しても家族は面従腹背。実行しない。
無駄遣いカットは限界がある。
だから、支出削減以外の方法。
収入を増やすこと。その方法を見つけて、実践していく必要があると思う。
今みたいな時代に収入増なんて難しい?そうかもしれないが、血眼になって微々たる支出削減を辛抱強く追求する時間と根性があるなら、そのリソースを投じて収入を少し増やすことも可能なのではないか?
方法はそれこそ得意なことが人それぞれなので、一律にこうすればいいというものではないのだろうけど、わたしの場合の不動産もそうだし、株とかの資金運用もそうだし、副業で便利屋やるのもそうだし、ヤフオクで物品売買して稼ぐのもそうだし、ソフト作って売ったり、小さくはマクロミルのようなアンケート回答とか、家庭菜園作って家庭内食料自給率向上とかもそういう種類のものだと思う。一攫千金はあまりなさそうだが、こづかい程度の金を稼ぐ方法はないこともないんではないかな。
2011年04月08日
大阪都 by 電力対策
節電で「本社機能移転」も=銀行・証券などに対策要請―金融庁
震災後1週間くらいに、外人を中心に大阪に移転する動きがどうとかというニュースがありましたが。
今度は金融庁が、所管の金融業界に本社機能移転を要請するような話であります。電力不足対策で。
これは金融庁だけですが、中小工場の大阪への移転案も検討されているようですし。
どっちにしろ橋本知事にとっては棚から牡丹餅のような展開であることは間違いない。
企業が大阪に移ってくれば、そこで雇用が生まれ、人が集まってくる。
商取引は活性化し、オフィスは埋まり、住宅も必要になる。税収も増える。
その逆のことが東京で起きるわけだが、電力が足りないのでは仕方がない。電力というインフラの範囲でしか経済活動は行えないのだから。
電力不足対策での企業移転先は大阪が本命っぽいですな。
愛知・名古屋もなんとか企業を呼び込もうとがんばっているようですが。
政治が音頭をとって企業移転を推進するのは、国全体の電力需給政策の見地から考えれば必要だし、それには賛成するところであります。が、協力する企業には税制面でのメリットを与えるとかの「アメとムチ」がないと実効的な効果がでない。口先で節電の自主的な努力を求めるだけならカネはかからないが、それではあまりにも無策だ。
口先だけの「お願い」ではなく、後押しとなる政策(法改正)が伴わなければならない。それをやるのが政治だ。
それと、電力需要対策で民間企業に移転を求めるなら、政府機関がまず範を示すべく率先してやるべきだと思います。銀行や証券会社に出来て政府に出来ないわけがないし、政府機関が移転すればついてくる民間企業もいるでしょうから。
震災後1週間くらいに、外人を中心に大阪に移転する動きがどうとかというニュースがありましたが。
今度は金融庁が、所管の金融業界に本社機能移転を要請するような話であります。電力不足対策で。
これは金融庁だけですが、中小工場の大阪への移転案も検討されているようですし。
どっちにしろ橋本知事にとっては棚から牡丹餅のような展開であることは間違いない。
企業が大阪に移ってくれば、そこで雇用が生まれ、人が集まってくる。
商取引は活性化し、オフィスは埋まり、住宅も必要になる。税収も増える。
その逆のことが東京で起きるわけだが、電力が足りないのでは仕方がない。電力というインフラの範囲でしか経済活動は行えないのだから。
電力不足対策での企業移転先は大阪が本命っぽいですな。
愛知・名古屋もなんとか企業を呼び込もうとがんばっているようですが。
政治が音頭をとって企業移転を推進するのは、国全体の電力需給政策の見地から考えれば必要だし、それには賛成するところであります。が、協力する企業には税制面でのメリットを与えるとかの「アメとムチ」がないと実効的な効果がでない。口先で節電の自主的な努力を求めるだけならカネはかからないが、それではあまりにも無策だ。
口先だけの「お願い」ではなく、後押しとなる政策(法改正)が伴わなければならない。それをやるのが政治だ。
それと、電力需要対策で民間企業に移転を求めるなら、政府機関がまず範を示すべく率先してやるべきだと思います。銀行や証券会社に出来て政府に出来ないわけがないし、政府機関が移転すればついてくる民間企業もいるでしょうから。
2011年03月19日
外人主導の大阪都
外国人でにぎわう大阪、各国企業が東京から法人機能を移転
日本人以上に、外人のほうが福島第一原発のリスクを強く感じているようですな。
東京は危ないと考えているっぽい。
わたしは、仮に福島第一原発で何が起ころうとも、直接東京が放射能汚染で危険になるとは考えてはいないですが、計画停電の影響は大きいと思っています。毎日3時間も停電するようではビジネスになりません。
その理由だけで、大阪に本社機能を移転する動機はあると思っています。
このWSJの記事も触れている通り、大阪にとっては「東京の損失は関西圏の利益」という形になりそうですな。
そして企業の本社機能が大阪に移転してくれば、従業員も一緒についてくるので大阪の経済も大いににぎわう。
不動産にしても、人が増えれば、空室は埋まり、住宅は売れ、仲介件数も増加する。
こういうすばやい行動が出来るのはさすが外人です。
いずれ日本の企業も本社機能の移転が相次ぐようになれば、大阪都もいよいよ現実になるのでしょう。
日本人以上に、外人のほうが福島第一原発のリスクを強く感じているようですな。
東京は危ないと考えているっぽい。
わたしは、仮に福島第一原発で何が起ころうとも、直接東京が放射能汚染で危険になるとは考えてはいないですが、計画停電の影響は大きいと思っています。毎日3時間も停電するようではビジネスになりません。
その理由だけで、大阪に本社機能を移転する動機はあると思っています。
このWSJの記事も触れている通り、大阪にとっては「東京の損失は関西圏の利益」という形になりそうですな。
そして企業の本社機能が大阪に移転してくれば、従業員も一緒についてくるので大阪の経済も大いににぎわう。
不動産にしても、人が増えれば、空室は埋まり、住宅は売れ、仲介件数も増加する。
こういうすばやい行動が出来るのはさすが外人です。
いずれ日本の企業も本社機能の移転が相次ぐようになれば、大阪都もいよいよ現実になるのでしょう。
2011年03月16日
食料不足状況
さっき近所のローカルなノ−ブランドスーパーに行ってみたら、野菜の在庫がかなり改善していた。
品切れもあったけれども、主要な野菜はだいたい在庫アリ。
値段は少々高かったが、それはしょうがない。
売り切れていた物資は下記の通りです。
・牛乳
・納豆(店員いわく、茨城が地震で被災のため納豆の生産工場がストップしているとのこと)
・ヨーグルト
・パン
・米
・ソーセージ・ハムといった加工肉
トイレットペーパー等の在庫はありました。
加工肉ではない肉類と海産物は潤沢に在庫アリ。
牛乳、ヨーグルト(飲むヨーグルトふくむ)はなかったが、チーズやバターは現時点では普通に在庫はあった。
ペットボトル飲料は潤沢。紙パックのオレンジ100%とかは少量在庫。
アイスクリーム、果物は極めて潤沢に在庫アリ。トマトも同様。
パンはヤマザキとかシキシマとかは仕入れ不能のようだが、自家で焼いている焼き立てパンの店には多少在庫が残っていた。久しぶりにパンを食べたければ焼き立てパンの店に行くべきだ。
品切れもあったけれども、主要な野菜はだいたい在庫アリ。
値段は少々高かったが、それはしょうがない。
売り切れていた物資は下記の通りです。
・牛乳
・納豆(店員いわく、茨城が地震で被災のため納豆の生産工場がストップしているとのこと)
・ヨーグルト
・パン
・米
・ソーセージ・ハムといった加工肉
トイレットペーパー等の在庫はありました。
加工肉ではない肉類と海産物は潤沢に在庫アリ。
牛乳、ヨーグルト(飲むヨーグルトふくむ)はなかったが、チーズやバターは現時点では普通に在庫はあった。
ペットボトル飲料は潤沢。紙パックのオレンジ100%とかは少量在庫。
アイスクリーム、果物は極めて潤沢に在庫アリ。トマトも同様。
パンはヤマザキとかシキシマとかは仕入れ不能のようだが、自家で焼いている焼き立てパンの店には多少在庫が残っていた。久しぶりにパンを食べたければ焼き立てパンの店に行くべきだ。
2011年03月14日
物資不足
今回の地震災害のため、というよりも、計画停電に備えて本日買出しに出かけた。
しかし、すでに多くの店では商品在庫が底をつきかけているような状況であった。
危機管理が甘かったと認めざるを得ない。
月曜で平日であるにもかかわらず、道路の車の数がやたら多く渋滞がひどい。
ホームセンターなどの駐車場はほぼいっぱい。止められなくは無いが、休日同様の混雑ぶりでした。
店に入るとレジには長い列ができていて、人々はトイレットペーパーの束とかを手に持っている。
なるほど、もうトイレットペーパーの棚には商品が残っていない。
キッチンタオルは残っていたけど、それじゃあねえ。。。
わたしが求めに来たのは、懐中電灯。
今夜の計画停電に備えるためです。
懐中電灯を持ってはいるのだが、電池(単一)切れてるし。
計画停電も長引くのだろうから、充電式の常夜灯みたいのが売ってればいいなと思ったのだけど。
常夜灯どころか、懐中電灯らしきものはすべて売り切れている。
電池もほとんどない。わずかに単三と単四の電池があったが、「単一は売り切れました」の張り紙。
国民各位の危機意識はきわめて高いようだ。
ならろうそくでもないかと思ったが、そんなものも売っていない。売り切れたのか、売れる商品でないので置いてないのかは不明。
結局、単四を使うミニLEDランプみたいのを購入した。
何もないと困るし。
防災用品売り場はすでに他の人がさらっていった後でした。ねらい目は工具売り場の作業用ランプとか、センサー式ランプ(電池式)のようなもの。自転車に取り付けるランプなんかも意外と穴場で残っている可能性あり。
懐中電灯を買えなかった人たちが買っていったのか、太陽電池式ランタンもすべて売り切れていた。
食品では、野菜の納入が止まっているらしく、どこも品切れ野菜が多い。
白菜はどこに行っても見つからず。納豆も見つけられず(水戸納豆というくらいだから、産地被災の影響でしょう)。
魚は比較的潤沢。
肉は店によっては潤沢だが、すべて売り切れている店もあった。
飲料はペットボトル飲料はまだまだ在庫があったが、牛乳はどこに行っても売り切れ。わずかにカフェオレとかオレンジジュース、飲むヨーグルトあたりが残っている程度でした。
米はあるにはあったが飛ぶように売れていた。
どーもパニック的な買出し行動が発生しているようですな。
野菜の在庫がないのは東北地方からの仕入れが止まっている(高速道路も通行止めだし)のと、渋滞の酷さが原因ではないかと思量している。いずれ他の産地や輸入野菜が出回ると思うので、一時的なものだろうと思いますが、この物資不足が解消されるにはある程度時間がかかるかもしれない。
わたしはそこまでの危機意識がなく出遅れてしまった。やや反省。
これは本格的なインフレの予感がしますなあ。。。
しかし、すでに多くの店では商品在庫が底をつきかけているような状況であった。
危機管理が甘かったと認めざるを得ない。
月曜で平日であるにもかかわらず、道路の車の数がやたら多く渋滞がひどい。
ホームセンターなどの駐車場はほぼいっぱい。止められなくは無いが、休日同様の混雑ぶりでした。
店に入るとレジには長い列ができていて、人々はトイレットペーパーの束とかを手に持っている。
なるほど、もうトイレットペーパーの棚には商品が残っていない。
キッチンタオルは残っていたけど、それじゃあねえ。。。
わたしが求めに来たのは、懐中電灯。
今夜の計画停電に備えるためです。
懐中電灯を持ってはいるのだが、電池(単一)切れてるし。
計画停電も長引くのだろうから、充電式の常夜灯みたいのが売ってればいいなと思ったのだけど。
常夜灯どころか、懐中電灯らしきものはすべて売り切れている。
電池もほとんどない。わずかに単三と単四の電池があったが、「単一は売り切れました」の張り紙。
国民各位の危機意識はきわめて高いようだ。
ならろうそくでもないかと思ったが、そんなものも売っていない。売り切れたのか、売れる商品でないので置いてないのかは不明。
結局、単四を使うミニLEDランプみたいのを購入した。
何もないと困るし。
防災用品売り場はすでに他の人がさらっていった後でした。ねらい目は工具売り場の作業用ランプとか、センサー式ランプ(電池式)のようなもの。自転車に取り付けるランプなんかも意外と穴場で残っている可能性あり。
懐中電灯を買えなかった人たちが買っていったのか、太陽電池式ランタンもすべて売り切れていた。
食品では、野菜の納入が止まっているらしく、どこも品切れ野菜が多い。
白菜はどこに行っても見つからず。納豆も見つけられず(水戸納豆というくらいだから、産地被災の影響でしょう)。
魚は比較的潤沢。
肉は店によっては潤沢だが、すべて売り切れている店もあった。
飲料はペットボトル飲料はまだまだ在庫があったが、牛乳はどこに行っても売り切れ。わずかにカフェオレとかオレンジジュース、飲むヨーグルトあたりが残っている程度でした。
米はあるにはあったが飛ぶように売れていた。
どーもパニック的な買出し行動が発生しているようですな。
野菜の在庫がないのは東北地方からの仕入れが止まっている(高速道路も通行止めだし)のと、渋滞の酷さが原因ではないかと思量している。いずれ他の産地や輸入野菜が出回ると思うので、一時的なものだろうと思いますが、この物資不足が解消されるにはある程度時間がかかるかもしれない。
わたしはそこまでの危機意識がなく出遅れてしまった。やや反省。
これは本格的なインフレの予感がしますなあ。。。
2010年11月21日
過疎地の宅地無償提供
<過疎の町>「宅地無償化」光と影 大パノラマ好評。職は…
そーですな。「お仕事」があれば...でしょうねえ。
過疎地となると仕事がない。住むとなるとそれが最大のネック。
現地ですでに働いている公務員か働く必要のないリタイア組しか入居できない。
仕事をつくり入居を呼び込むには、現地に雇用を生む産業を興さなければならない。
宅地無償でも区画が埋まらないという話を読みながら。
「不動産にはマイナスの価値の不動産というものが存在する」という話を思い出した。
タダでも誰も買わない不動産の意味。
---
「需要はあるはず。所得のない人に住んでもらう事業ではない。町の活性化に資する、経済力のある人に来てほしい」
---
お金のある人に来てもらって、地元にお金を落として欲しい。
地元でお金を使ってもらい、地元の経済を活性化させて欲しい。
貧乏人はお呼びでない、そう表現するとあからさまだが、それだけ過疎地経済の疲弊が切実で、金持ちを多く呼び込んで彼らの消費で地元経済を潤したいということなんでしょうねえ。。。
そーですな。「お仕事」があれば...でしょうねえ。
過疎地となると仕事がない。住むとなるとそれが最大のネック。
現地ですでに働いている公務員か働く必要のないリタイア組しか入居できない。
仕事をつくり入居を呼び込むには、現地に雇用を生む産業を興さなければならない。
宅地無償でも区画が埋まらないという話を読みながら。
「不動産にはマイナスの価値の不動産というものが存在する」という話を思い出した。
タダでも誰も買わない不動産の意味。
---
「需要はあるはず。所得のない人に住んでもらう事業ではない。町の活性化に資する、経済力のある人に来てほしい」
---
お金のある人に来てもらって、地元にお金を落として欲しい。
地元でお金を使ってもらい、地元の経済を活性化させて欲しい。
貧乏人はお呼びでない、そう表現するとあからさまだが、それだけ過疎地経済の疲弊が切実で、金持ちを多く呼び込んで彼らの消費で地元経済を潤したいということなんでしょうねえ。。。
2010年10月27日
米ドルジャブジャブ
米ドル発行は「抑制きかない」状態、中国にインフレ脅威=中国商務相
中国の政府機関が発表する情報はあまり信用しないわたしだが。
この件は同意いたす。
そして同じ認識を日本の政策当局にも持って欲しいと願っております。
円高ではなく、ドル安なのです。
原因はドルという印刷マネーの刷りすぎ。
アメリカ様は自分でドルをじゃぶじゃぶ刷ってドル安を誘発しておきながら、中国政府は人民元レートを人為的に操作している為替操作国だと難癖を付けているわけである。
こんなんじゃドルなんかいくら買ったってきりがないし、ドルベースの資産は減価して当たり前。
米国債を保有しすぎて途方にくれているのは中国だけでなく日本も同じですな。
ドル円80円死守することよりも、ドル円が70円になってもやっていけるような経済構造にするための政策を真剣に考えるほうが現実的じゃないかと思います。もうドルを機軸にしてモノを考えるのは止めたほうがいいと思う。政府も企業も。インフレを意図的に誘発させる国の通貨は基軸通貨としての信頼がないと思うので。
中国の政府機関が発表する情報はあまり信用しないわたしだが。
この件は同意いたす。
そして同じ認識を日本の政策当局にも持って欲しいと願っております。
円高ではなく、ドル安なのです。
原因はドルという印刷マネーの刷りすぎ。
アメリカ様は自分でドルをじゃぶじゃぶ刷ってドル安を誘発しておきながら、中国政府は人民元レートを人為的に操作している為替操作国だと難癖を付けているわけである。
こんなんじゃドルなんかいくら買ったってきりがないし、ドルベースの資産は減価して当たり前。
米国債を保有しすぎて途方にくれているのは中国だけでなく日本も同じですな。
ドル円80円死守することよりも、ドル円が70円になってもやっていけるような経済構造にするための政策を真剣に考えるほうが現実的じゃないかと思います。もうドルを機軸にしてモノを考えるのは止めたほうがいいと思う。政府も企業も。インフレを意図的に誘発させる国の通貨は基軸通貨としての信頼がないと思うので。
2010年06月28日
日本は起業したい人が少ないらしい
起業したい人 中国71%でトップ、日本は39%どまり
なるほど。中国では起業というのが評価されるんですね。
日本じゃ、「起業?そんな危ないものやめときなさい」というふうに皆が思っているということでしょ?
これじゃ中国には勝てないわけだ。日本は韓国にも負けているのか。
実際に起業するには、適性もあり資金もいるし、ビジネスプランも必要だから、中国にしても誰もが起業するわけではないのだろうけど、国民の意識の上でこれだけ差がついているというのは考えるべきところだ。
ちょと前に、こういうニュースがあったのも、今日のニュースを踏まえればわかる気がします。「サラリーマンになりたい」日本人より、自分でビジネスを起こそうという積極的に挑戦しようという気概のある中国人のほうがそりゃ優秀だし、そういう人こそ雇いたいわな。経営者は。
日本人の一人としてはパナソニックの件はかなり複雑な気持ちですが、実際公平に見て中国人のほうが優秀ならしかたがない。パナソニックには優秀な人材たちを使って世界でビジネスを成功させ利益を大いに上げ、法人税をたくさん納めていただくことで日本に貢献してもらえるのだから。
---
中国は社会保障制度が不備で、安定さよりも自由に会社を経営できる「独立性」が起業人気の理由という。
---
日本も社会保障の水準を下げたほうがいいのかもねえ。社会保障の充実がすでに行き過ぎて甘やかしになり、必死に儲けないと将来食べていけない!みたいな危機感を持てないのだと思う。
目下焦眉の急は生活保護。これは現状を放置してはいけないと思う。
大阪市なんて市民の20人に1人が生活保護だとか。こんな状態維持できるわけがない。働ける人にはちゃんと働いてもらうようにしなうと。自治体での対応で対処できる状況じゃないし、国として何か対策していかなければならないと思います。
そのうち中国人経営者の役員報酬が何億というニュースが出てくるのも遠い将来ではなさそうだ。
なるほど。中国では起業というのが評価されるんですね。
日本じゃ、「起業?そんな危ないものやめときなさい」というふうに皆が思っているということでしょ?
これじゃ中国には勝てないわけだ。日本は韓国にも負けているのか。
実際に起業するには、適性もあり資金もいるし、ビジネスプランも必要だから、中国にしても誰もが起業するわけではないのだろうけど、国民の意識の上でこれだけ差がついているというのは考えるべきところだ。
ちょと前に、こういうニュースがあったのも、今日のニュースを踏まえればわかる気がします。「サラリーマンになりたい」日本人より、自分でビジネスを起こそうという積極的に挑戦しようという気概のある中国人のほうがそりゃ優秀だし、そういう人こそ雇いたいわな。経営者は。
日本人の一人としてはパナソニックの件はかなり複雑な気持ちですが、実際公平に見て中国人のほうが優秀ならしかたがない。パナソニックには優秀な人材たちを使って世界でビジネスを成功させ利益を大いに上げ、法人税をたくさん納めていただくことで日本に貢献してもらえるのだから。
---
中国は社会保障制度が不備で、安定さよりも自由に会社を経営できる「独立性」が起業人気の理由という。
---
日本も社会保障の水準を下げたほうがいいのかもねえ。社会保障の充実がすでに行き過ぎて甘やかしになり、必死に儲けないと将来食べていけない!みたいな危機感を持てないのだと思う。
目下焦眉の急は生活保護。これは現状を放置してはいけないと思う。
大阪市なんて市民の20人に1人が生活保護だとか。こんな状態維持できるわけがない。働ける人にはちゃんと働いてもらうようにしなうと。自治体での対応で対処できる状況じゃないし、国として何か対策していかなければならないと思います。
そのうち中国人経営者の役員報酬が何億というニュースが出てくるのも遠い将来ではなさそうだ。
2010年06月02日
二次請けソフトウェア開発会社
さきほど、知り合いのソフトウェア受託開発会社の部長氏がやってきたので、一時間ほど話を聞いていた。わたし自身、昔SEやってた頃に、そこの会社の仕事で部長にお世話になったことがある。
この会社は大手SI'erの二次請け会社である。
元請は官公庁の大型案件も結構こなすような会社なのですが、部長は最近仕事がないとこぼす。
元請から受託開発がめっきりこなくなった。それとは別にやっていた金融機関向けの仕事もずいぶん縮小しているという。
元請にまったく仕事がないわけではないのだが、最近はコストの安い中国に回ってしまうことが増え、国内の二次請けに案件が落ちてこない。
技術者の客先常駐みたいな仕事はずいぶん前からなくなっているという。
今年一度リストラして社員解雇したが、さらにもう一度リストラを計画しているそうな。
こんな状況なので、もうなんでもやります!という感じで、いろんなアイデアを出してエンドユーザ直請の案件開拓にも取り組んでいるが、何しろ今まで元請が投げてくれる仕事で食べてた会社ですから、なかなか獲得もうまくいかない。本業のSI事業以外のビジネスもやっているそうで、オフィス家具とか、資源リサイクル機器とか。その分野が専門ではまったくないはずですが、会社の生き残りをかけていくらかでも稼げる見込みがあればなんでもということなのでしょう。
今日もわたしと面会した後は、飛び込みでオフィス家具の販売に行くそうで。部長は「いまやただの物売りです」と笑っていましたが、本人にとっては笑い事ではなく真剣なのです。
部長自らそこまでしなければならないほどこのソフト開発会社が追い詰められているということに驚いたし、食べるためには、仕事のより好みなどしていられないという危機感を感じた。
事業環境が大きく変化し、受注が取れなくなり、会社は生き残るために必死になって変化に適応してこれまでのビジネススタイルを変えようとしている。
この戦いは大変に苦しい。この会社が生き残れるかどうかはわからない。
昔お世話になった会社でもあるし、なんとかしてあげたいとは思うが具体的に投げれる案件もないし、残念ながらお役に立てずでした。
この会社は大手SI'erの二次請け会社である。
元請は官公庁の大型案件も結構こなすような会社なのですが、部長は最近仕事がないとこぼす。
元請から受託開発がめっきりこなくなった。それとは別にやっていた金融機関向けの仕事もずいぶん縮小しているという。
元請にまったく仕事がないわけではないのだが、最近はコストの安い中国に回ってしまうことが増え、国内の二次請けに案件が落ちてこない。
技術者の客先常駐みたいな仕事はずいぶん前からなくなっているという。
今年一度リストラして社員解雇したが、さらにもう一度リストラを計画しているそうな。
こんな状況なので、もうなんでもやります!という感じで、いろんなアイデアを出してエンドユーザ直請の案件開拓にも取り組んでいるが、何しろ今まで元請が投げてくれる仕事で食べてた会社ですから、なかなか獲得もうまくいかない。本業のSI事業以外のビジネスもやっているそうで、オフィス家具とか、資源リサイクル機器とか。その分野が専門ではまったくないはずですが、会社の生き残りをかけていくらかでも稼げる見込みがあればなんでもということなのでしょう。
今日もわたしと面会した後は、飛び込みでオフィス家具の販売に行くそうで。部長は「いまやただの物売りです」と笑っていましたが、本人にとっては笑い事ではなく真剣なのです。
部長自らそこまでしなければならないほどこのソフト開発会社が追い詰められているということに驚いたし、食べるためには、仕事のより好みなどしていられないという危機感を感じた。
事業環境が大きく変化し、受注が取れなくなり、会社は生き残るために必死になって変化に適応してこれまでのビジネススタイルを変えようとしている。
この戦いは大変に苦しい。この会社が生き残れるかどうかはわからない。
昔お世話になった会社でもあるし、なんとかしてあげたいとは思うが具体的に投げれる案件もないし、残念ながらお役に立てずでした。