メールで名前を始めて知った。
梓・・にしておきます 笑

7月のはじめ

「ご飯食べに行こうよ」

彼女からのお誘い。

正直、それほど乗り気でもなかった。
ただ、断る理由もないし、
僕は彼女の誘いを受けた。

待ち合わせは渋谷。
人であふれるハチ公口。
渋谷なんてまだ数えるほどしか来たことなかった。

こんなとこで会えるのかな・・・
そーいや、どんな顔だったっけ・・・?

初めての女の子との待ち合わせは、
ドキドキよりも不安だけだった。

携帯がなる・・・
しばらくして、携帯で話していた声が近くになる。

向こうから梓がやってきた。
そうそう・・この子だ・・・

彼女が僕をレストランに連れて行った。
イタリアンだったかな。
僕は着いていっただけ。

「ワインなんでどうですか?」

店員さんが、ワインだけで何ページもあるメニューを持ってきた。

(ワインなんて飲んだことねーよ・・・)

「僕は・・・・・ビールで・・・」

ほとんどなにも見ないで決めた 笑



やっと落ち着いて梓と話し始める。
梓は大阪出身、1つ年上のOLさんだった。

ブランド詳しくなかったけど、
彼女の持ってる紙袋がシャネルだってことはわかってた。
そう、「大人の女性」だった。

彼女が僕にライターを渡してきた。

「つけてよ 笑」

そういってタバコを咥えて笑顔でこっちをみた。
冗談だったのかもしれない。

僕は彼女のタバコに火をつけてあげた。
うれしそうな笑顔だった。

それから僕は彼女のタバコに火をつけるようになった。


「どんな女の子がすきなの?」

「う〜ん・・・ショートの子とか好きですよ」

たわいのない話を続けていた。

レストランをでて、ジャズ喫茶へ。

紅茶がおいしい店だった。
(ただ、僕には・・・ダージリンもオレンジペコもアッサムもよくわからなかったけど 笑)
僕はアールグレイを飲んだ。

「ここが私のお気に入りなんだ」

そういってくったくのない笑顔で笑う彼女。

帰りにプリクラを撮った。


次あったとき・・・
彼女はショートヘアになっていた。

「別にあなたのためじゃないよ」

そういって彼女は笑った。

「ねぇ、今度花火行こうよ、私浴衣着ていくから」

「それと・・・苗字とか、「ねぇ」とかじゃなくて、
私のことは「梓」って呼んでね、「yura」」

僕は完全に彼女の手のうちにはまっていた。

夏の始まりだった。


傷つくことを避けるたびに
優しい奴だと思われる
「躊躇」って字が辞書なく書ける
僕の明日はどっちだ?

星の渚で ダンスをいっちょ踊るような(笑)が
一度くらいあっても

カラダが夏にナル カゲキで最高
つねって舐めて噛みついて
焼けた素肌になるのもいーんじゃない

ウッカリ タカノリの 期待の楽園
経験だけがものを言う 恋を制して
人生観変えちゃって


HIGH PRESSURE / TMRevolution
作詞 井上秋緒 / 作曲 浅倉大介