「セラフィムコールVol.5 愛の中の妹へ」
「セラフィムコールVol.6 愛の中の姉へ」

1999年にテレビ放送された作品です。
なぜこの作品を今更……とお思いの方もいるかもしれませんが、某所で話題が盛り上がってたんですよ。
そんなわけでまた観たくなってきて思わず押入れから引っ張り出してきてしまいました。

「美しいわ、さくら。さすが私の分身だけある」
「あなたの肌に男の手が触れるなんて、それだけで私は許せない」

お互いを好きあう村雨姉妹。
しかしそこへ一通のラブレターが届く事により波紋が広がります。
差出人の名は男(結局最後まで顔は出てきませんでした)。
しかし丁度相手の名前の欄にタバコの焼け焦げがあるため、姉に出したものか妹に出したものかが分かりません。

執拗に妹の気持ちを探る姉の紫苑。戸惑うように見えるが妹の桜も実は……?

双子が互いの意志を確かめるため、バーチャルリアリティの装置で頻繁に入れ替わるシーンが続くため、ストーリーを完全に理解しようとするのはやや難しいかもしれません。
しかしお互いの気持ちを確かめ合おうとするその執着心は並々ならぬものがあり、これは百合好きとしては堪らないものがありますよ。
閉鎖的な世界でなおもお互いを求める双子の姉妹……。
ある種、究極の世界ですね。現実感からは遠ざかっているかもしれませんが、こういうのは私は大好きです。

バーチャルリアリティの装置の乱用によって、どれが現実だか分からなくなったふたりは「確かめてみる?」
そっとお互い口付けをします。
「現実だった」
「甘い現実……」
このへんの描写、かなり良いのでおすすめ。
キスする前にちょっと顔を傾ける仕草とか、顔からアップにしないで足元から徐々にカメラアップしてくとことか……くう〜これは双子萌えでなくても萌えますよ。

第5話と第6話は、ストーリーの構成上同じカットが繰り返し使われていることが多いので、DVDを一枚ずつ買ってちょっと損をする部分はあると思いますのでそのへんは覚悟してください。
でもストーリーは本当に面白いですよ。


ちなみにセラフィムコールという作品は、一話づつキャラクターをフューチャーしていく形式なので他の話にはほとんど出てきませんが、最終話にも再登場してます。

「セラフィムたちの聖夜」
「さくら……」
「はいお姉さま」
「きれいね」
「はいお姉さまも」
「今この瞬間が世界のすべて」

最終話にもしっかり見所は用意されてました。
(というか美味しいところを全部最後に持って行きますね村雨姉妹はw)
お金に余裕のある人はこちらも是非チェックしてみてください。
丁度聖夜のシーズンですしw

最終話は村雨姉妹以外にも女の子に告白する女の子もいるので美味しいかもしれません。
(ただし全話通してみてないため、私にはこの娘が誰なんだか背景が分かりませんでした…汗)

作風はいかにも1999年年という感じです。当時としては新しい作風だったと思うのですが、今見ると逆に古さを感じてしまいます。

しかし村雨姉妹、いいよなあ〜。
1999年という年は私にとっては百合的にそれほど当たり年ではなく、魂の抜けたような生活をしていたのですが、深夜アニメだったにも関わらず、この村雨姉妹には頭が完全に目覚めました。
ひょっとしたら1999年の雨傘的百合物件NO.1はこの作品だったかもしれませんね。

今度からもまた気分的に盛り上がってきたら古い作品でも再びレビューでとりあげるかもしれません。
なにか「これをどうしても取り上げてくれ!」という人は掲示板などでリクエストしてください。
さすがに現物がもう手元になかったりする場合も多いので、全部出来るとは限りませんが、盛り上がってきたらやってみたいな〜と思ってます。
とりあえずは掲示板のほうで熱いカキコをお待ちしております(笑)。