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回転銀河 4
(海野つなみ)
百合度★★★★☆

表紙もそうなんですが、今回は特に百合度が高いですね。全4編中2編が百合を含む話です。
この作者さんは少女の心情を描くのがすごくうまいですね。男キャラはそんなにリアルでもないですが少女漫画でリアルな男キャラは別に必要ないので問題ないでしょう。少女漫画百合が好きな人は必見。

「回転銀河」は一応連作モノで、他の話にも同じキャラクターが登場したりしますが、ほぼ独立した短編集になっているので4巻だけ買っても話はだいたい分かると思います。(もちろん3巻までも買えばよりキャラクターについてより深く理解出来ると思いますが)
ちなみに1巻にも百合話はありまして、私はこちらも読んでいます。

さて4巻の百合話を紹介。

・「百花繚乱」
百合度★★★★☆
雑誌掲載時に紹介した話ですね。詳しくはこちら。
結ばれませんが沙季の彬子に対する気持ちはガチです。
家庭の事情で学校を彬子が去った後、「本当に好きだったのに、彬子のためならなんだって出来ると思っていたのに、でも結局何にも出来なかった」と涙をながしつつ思い出のベンチに佇む沙季。切なすぎです。

・「グレープフルーツマーマレード」
百合度★★★☆☆
こちらも非常に良いなぁ。友情レベルではありますが、女の子同士の友情を「ジャム」に例えて「甘くてドロドロ」と評するところなんかは上手いと思います。

誰にでも仲良くする北見(♀)が、好きな男に取り入ってもらうためにそれまで話したことのなかった環(♀)に話しかけて、愛想のない環があっさり「先輩はあなたに興味ないと思う」と突き放して北見が怒ったりする女同士のドロドロした部分も描かれています。

北見を環に紹介したことで結果的に迷惑をかけてしまったことを謝罪するタカ(♀)ですが環はタカが謝る必要はないと言います。
「あたしガンガン話しかけちゃって『こいつウザ』とか思われたかなー」というタカに普段愛想のない環が「ウザいなんて思ったこともないよ。ずっと……タカと友達になりたいって思ってた」と顔を真っ赤にして告白するシーンが非常に良いですね。
それをカワイイと思ったタカが、「言っとくけどさ、最初に友達になりたくて声をかけたのはわたしのほうだからね」と返すのも良いです。
作品は「こんな風に恥ずかしい台詞も言えちゃうのが女の友情のいいところ。ジャムの甘さは気持ちをほっとさせてくれる」と締めています。


今月は「Theデザート」の「愛し君に捧げる」といい「なかよし」の「プリキュア」といい、素晴らしい少女漫画百合が目白押しですね。amazonからの到着待ちですが「女の子の食卓」という作品にもこちらで紹介した百合話が入ってると思うし、今月は少女漫画百合が豊作です。
単純にラブラブ萌え萌えでなくても、少女漫画百合は切なくて深くて良いですよね。
もちろん「百合姫」も良いですが、少女漫画百合が好きな人はこちらの作品群も是非チェックしてみてください。