天然女子高物語(門井亜矢)

百合度★★★☆☆

女子高のほのぼのした日常を描いた作品です。恋愛要素はなくそれほど百合度が高いというわけではありませんが、女子高が舞台ということでほとんど女性しか出てこないので、百合好きなら安心して読めると思います。

最初のほう仲良しの3人組のひとりが「今日ね、また二人に会えるのすごく楽しみだったんだー」というシーンは非常に良いです。その後友人にからかわれてしまいますが、「うそうそ、咲ちゃん好きー♥」「好きー♥」と言い合って良い雰囲気です。
あとクリスマスイヴに風邪を引いた少女のお見舞いに来たり、お見舞いされた娘が「騒がしい……けどその声がすごく気持ちいいです」と言ったり、自分の事を「『ノンノン』って呼んでね♥」と言われ抵抗のあるリリィ(百合子)が親友(のりこ)が陰口を言われているのをみて「ノンノーン!」と人前で大声で呼んだり、入院して登校できない少女が幽体離脱して会いにきたり、体育祭で2人3脚をやったり、長傘を持ってきているクラスメートと一緒に帰ろうと誘ったり、保健室で休んでいた友人を待っていた……と見せかけて実は放課後まで寝ていた少女とか、背の高いのを気にしていた少女のことを庇う双子娘とか、いろいろ百合的に楽しめるエピソードがあります。

巻頭を務めた「EG」や昔の「セーラームーン」同人やらで、この作者さんには正直百合は全然期待してなかったんですがイラスト集「ヘブンズゲイト」などを見ると最近は角が取れてきたというか、少なくとも昔のように「男なんて……○○!」とか男の悪口を言いつつ、実際は男のことしか頭になさそうな女は出てこないので好感が持てます。

来月「ヘブンズゲイト」の「PINK」と「BLUE」という本が出るそうですがこれはどういう本なんでしょうね?ちなみに以前発売された「ヘブンズゲイト」という本は百合というほど女の子の関係を描いた話は入っていませんが、女の子のほのぼの話がたくさんあります(ヘテロなのもありますが)。

あと4月26日にドラマCDも発売されるようですね。公式にも情報がありますが、ほあーの人と神田朱未の「ウルマニ」コンビが出演するそうなのでこちらも要チェック。