「ストロベリーパニック!」(公野桜子)

百合度★★★★★

私が小説を1冊最後まで読み終えたのは久しぶりですね。文体が面白いので一気に読めました。
帯にデカデカと「正統派学園百合ノベル」とある通り、この小説版では最初から最後まで一切男は登場せず、恐ろしく百合度は高いです。
元々「電撃G's magazine」では「妹」たちの学園百合ライフを「お兄ちゃん」がサポートする、という読者参加型の企画だったようですが、いつのまにか兄の存在は完全に消え(多分評判が悪かったんじゃないかと思います)、純度100パーセントの百合になったようです。

百合度も高いが電波もかなり混じっています(笑)。なにしろ「シスタープリンセス」を手がけた作者さんですからね。「シスプリ」のあのノリが百合ジャンルに上陸してきたような感じです。
ハートマークが飛び交ってかなりヤヴァげな雰囲気ですが、おかげで最後まで飽きずに爆笑しながら読むことが出来ました。やっぱり私は話の筋のしっかりした作品より、ちょっとやりすぎでも個性的な文体のほうが小説は好きですね。

イラスト(たくみなむち)もかなりクオリティが高いと思います(特に私の好みというわけではありませんが)。
イラストレーターの方は漫画版も手がけているということで、この調子だと漫画版もかなり期待が持てそうです。

以下面白かったシーンをちょこっとだけ紹介。
「今日は大サービス!私が全身洗ってあげる♥」
 浴槽からザバーッと仁王立ちに立ち上がる。
「えええ―――っ、そんなのいいよぉ!」
「ほら、遠慮なんてしないで、いいからいいから――」
「ひゃーくすぐったい!!やめてよ、玉青ちゃん――あっ――そこはっ――ああああああっ」


お風呂シーンはお約束ということで(笑)。あと別のカップルがお風呂場で胸を触るシーンなどもあります。


「あっあああああっ……」
さらにぎゅうっと抱きしめられた腕の強さで体が曲がり、抱きしめられた少女のスカートがずり上がった。
いまや下着が見えそうなほどにずり上がったスカートの裾から覗く真っ白い太腿に、もう1人の少女の手を這わせる。
「あ――」
動揺した少女の声が聞こえる。
そして太腿を撫でていた手はスカートの奥へと消えた。

「ああっ……」
ひときわ大きな少女の声を残して――。


なんとなくオチがつきそうな雰囲気ですが続きは現物をみて確認してください(笑)。


きれいな、かわいい瞳だわ……。
うるうるうるうる。
忠実なかわいい豆柴のような。
うるうるうるうる。
ああ、なんだかたまらなくなってくるわ――。
静馬の顔が渚砂の顔に吸い寄せられるように近づいていく。

ちゅ。


かなり電波が出ていて良い感じ(笑)。


あ、いっけない、下着が見えちゃう!

思わず噴きました(笑)。