この人痴漢です! 4


・「彼女たちのアクアリウム」(すどおかおる)
百合度★★★★★

3号に引き続き、すどおかおる先生の作品が完全百合です。
女性専用車両で女の人に痴漢されてイってしまった主人公の少女。最初は戸惑っていたものの、相手の女の人のことが忘れられなくなってしまい、次の日もまた同じ車両に乗ってしまい、背徳の関係が続いていきます。
胸の大きいことを悩んでいた主人公が、相手に気に入られて自分のカラダに自信を持つことが出来るようになるまでの過程が良いです。
朝の電車が舞台ということで、人物は多いですが女性専用車両なので全員女性のみ、しかも「そーゆー女の人達」の多い時間帯ということで百合度は非常に高いです。

局部描写がややリアルなので、このサイトで扱う作品としては過激な部類に入りますが、一般的な男性向け作品に比べると絵柄が非常に可愛くてティーンズラブ寄りな作風だと思います。クオリティも高くおすすめ。
個人的には3号に載ってる作品よりさらに良かった。男性向けは気持ち悪くて全然読めない作品も正直多いんですが、この作者さんの作品は好きです。

ところで巻末のほうに「美粋」、「BATH communication」等で古くからの百合好きにはお馴染みの江川広実先生の作品も収録されてたんだけど、こちらはヘテロ話でした。江川広実先生も百合属性100パーセントの作家さんだと思うんですけどね。やっぱり男性向けでも非萌え系では百合は難しいのか。
アンソロジーの中にはアンケートはがきが入っていませんが、こちらでファンレターを受け付けているようなので支援しておこうかな……。


■松文館といえば、今月28日に発売する「秘密の扉」というTLアンソロジーが思わせ振りなタイトルなんで、なんか百合が1本くらい含まれてないかと期待してるんですが……。


■ちなみに以前ちらっと紹介した「禁断のH2」ですが、やっぱりおがわ甘藍の作品が冒頭百合でした。しかし後半は予想通り男が乱入してくる展開に……。(^^;


■そういや空木朔子先生の今月発売の単行本も松文館から出るんですよね。「誰にも言えない〜」シリーズなど、なんとなく縁があるのはやはり百合ジャンルに寛容な出版社だからなのか。