コミック百合姫VOL.4


現在定期的に刊行されてる唯一の百合専門誌、「コミック百合姫」の第4号、本日発売です!
ざっと一読したので簡単な感想を。

・「ときめき☆もののけ女学園」(南国ばなな)
なんとなくエロくて面白いですね。BL作家でも良い百合を描ける人は結構いると思うんですがこの人もその1人だと思います。

・全員サービス「小百合姫」
1000円はやっぱり高いし、サービスという感じではないので、これ目当てで百合姫1〜3を集める人は少なそうだというのが正直なところ。でもやっぱり買いますよ。

・「ひびき玲音Art Works(仮)」というひびき先生の画集が夏に発売されることが決定とのこと。これは良さそうですね。百合姉妹〜百合姫の表紙は擦り切れるほど見たんで、他にどういうイラストが収録されるかがポイントですね。
……BL系のお仕事イラストがくる可能性もあるのか(笑)。

・「ことのはの巫女とことだまの魔女と」(藤枝雅)
最後の方いちゃつくふたりが良い。やっぱり単行本も買うしか。

・「ご主人様と一緒」(日輪早夜)
今回の話は良かった。昔林家志弦先生もこんな感じの話を描いてましたね。

・「みちくさ」(タカハシマコ)
「なんちゃってレズ」はやはり批判されることが多いですね。(まあそりゃそうですが……)
しかし最初はなんちゃってだったのにいつのまにか本気に……という展開もありますよね。

・「ストロベリーシェイクSweet」(林家志弦)
「アクシデントを装って乳や尻にも」……GOODです(笑)。

・「初恋姉妹」(東雲水生)
セーラーウラヌス登場。東雲水生のカラーが出始めたのか、キャラクターの動きが生き生きとしてきているように感じます。

・「月に願いを」(森永みるく)
う〜ん、素晴らし!前半は、相変わらず「どうして女の子同士の恋愛をここまでリアルに描けるのか!?」と唸ってしまう展開でした。後半は昔のみるく先生のレイ×亜美同人誌を髣髴とさせる展開でした。
コンビニとかテレビ番組とかバス停とか、題材自体はどこにでもあるもののはずなのに、みるく先生の手によると平凡な日々が薔薇色に見えてくるから不思議だ。大島弓子先生の後継者のような存在なのかもしれません。
みるく先生は昔も雲の上の人でしたが10年経った今もそれは変わらないですね。

・「彼女になりたい」(CHI-RAN)
扉のあおり文句が笑える。
「UBUぃアナタにあげちゃうLOVEパワー」
「みなぎっちゃうホドLOVEさバクハツ!!」
「きゅるるん同棲LOVE♥コミック」
これ書いた人には座布団をあげたい(笑)。

みんなの憧れの芸能人が、ごく普通の女子高生と同居して……という話はティーンズラブ、少女漫画でもくさるほどよく見かける黄金パターンですね。捻りもなんにもなしにあえてこの形を持ってきたのは意図があってのことでしょう。まあ私もアンケートで「CHI-RANの作品はTLぽくて良い」と書いて送りましたしね。そのへんが反映されてるなら嬉しいです。

美粋に載っていたイラストも良い雰囲気でしたが、この人はストーリーよりも雰囲気のあるイラストを詰め込んだ作品で正解ですね。こういう作風は話の筋を重視する百合好きには批判されるかもしれませんが、私はこういうのもアリだと思います。

・「百合×ユリ見聞録」(森島明子)
ギャルソンが全員女性のBL系喫茶なんてものがあるのは知らなかった。それはすごいかも。

・「南波と海鈴」(南方純)
ツンデレな海鈴が相変わらず良いです。妙に縁のある一条先輩との関係も面白い。

・春のアニメ大行進
「ストパニ」の紹介、「いきなり静馬に唇を奪われちゃって……」いや、まだ唇は奪われていないはず。お金とってる雑誌の情報でこれだけ大きな間違いをするんだから、無料で見れるうちのサイトの情報がちょっとくらい間違っていても良いよね……とか妙な安心感を感じたり。

・「Simoun」(速瀬羽柴)
「他人に人生をあずけて安心しているような人間なんてなんの価値もない……」マミーナのセリフには同感ですね。
「あたしの平穏は、自分の決めた道の上にいること」これも同感。
この作品は、結婚することで人生の表舞台から去ってしまう人とか、そういうのがテーマなんじゃないかという気がしてきた。興味深いテーマです。
速瀬羽柴先生の作品の中では今回の話が一番面白かった……というか共感した。

・「voiceful」(ナヲコ)
単行本は「DIFFERENT VIEW」以来ですよね?かなり久しぶりです。ちなみに百合姉妹VOL.1にも紹介があるとおり「DIFFERENT VIEW」にも百合っぽい話がないことはないですが、百合目当てに買うほどではないと思います。作風は今とは全然雰囲気が違ってロリ路線でした。

・「百合の花粉は落ちにくい」(三浦しをん)
「降っても晴れても」は名作ですよね。星野リリィのイラストは凪とヒロではないですよね……?
筆者とジャイ子のエピソードはこれもある種「なんちゃってレズ」臭い話に見える。予定云々はこんなところで語らんで良いから同棲したければさっさと実行すれば良い。

・「森奈津子の百合道場」(森奈津子)
水上カオリのイラストが相変わらず良いです。

・「Song Song浪漫」(むっちりむうにい)
単行本のタイトルは「絶対×浪漫」に決まったようですね。コミックス未収録の作品を多数収録ということでどんな作品が来るか楽しみです。


むっちりむうにいとナヲコのコミックの宣伝が全く同じページでダブってるなどまだ試行錯誤っぽいところも見えますが、全体的にBLの広告が減って百合関連の広告が増えたのは好感が持てます。
百合サイトを運営してる立場の人間からアドバイスさせていただけば、やっぱり百合を専門に扱うところで百合以外の広告を持ってきても効果はほとんどないと思うのでこの選択は正解だと思います。

みるく先生の作品は他と比べられないので別格として、それ以外には「simoun」、「彼女になりたい」(CHI-RAN)などが良かったです。定期的に刊行されてる唯一の百合専門誌ということで、次回にも期待ですね。