レンズのむこう
日坂水柯
百合度★★★★☆

SMALL CALLさんのところの情報を見て気になっていた作品ですが、本屋で実際に読んで百合度が極めて高そうだったので速攻でレジに持っていった作品です。
該当作は2本+2ページですが内容はかなり濃いです。

・「咬まれた女」
百合度★★★★★
元々家庭教師×生徒という関係だった二人がその後付き合うようになって同棲をしているお話。
元カレと再会して話をしている先生に激しく嫉妬した教え子が、お風呂でHしてる時に先生の胸に噛み付いて自分の跡をつけようとします。「私とする方がずっとずっといいって思って欲しかった」という教え子の気持ちが切ない。
その後後悔した教え子が先生に謝って、自分にも咬んで跡をつけてくれとせがむのが良いです。
結局先生の過去は消えなかったものの、「それがあったから自分の感情に気づいた」という教え子のセリフが深い。

・「とけていく氷」
百合度★★★★★
上の「咬まれた女」の家庭教師×生徒の続きです。
冷え性で指先が冷え切っている教え子の話。
先生の胸の谷間に冷えた指をつっこんでびっくりさせる教え子が良いです。
「胸大きい癖にそんな谷間みせたれたら、指入れてくださいって云ってるようなもんでしょー」とオッサンっぽいことを言う教え子が面白い。
冷たい指も、SEXをして相手の体の中に入れると溶けてあたたまった……という展開はかなりエロティックです。

・「とけていく氷 説けない話」
百合度★★★★★
さらに家庭教師×生徒の話の続き。
「ナインハーフ」のワンシーンを真似して目隠しをして氷を体に当てるプレイをしようとしてるふたりが良いですね。


ちなみにタイトル通り収録作品は1編を除きすべて眼鏡っ娘の登場する話で、該当作も先生の方が眼鏡をかけています。
この作品、絵柄は女性向け同人誌的で、それでHメインの話……となるとティーンズラブ的なものになりそうなものですが、そうはならず、きゃぴきゃぴしたところがなくて落ち着いた雰囲気でエロティックな話を描いているので若い女の子でない大人読者でも楽しめると思います。
エロスがメインの作品ではありますが同人誌に掲載されていた作品ということで、商業誌的なサービスシーンという感じではなく、本当に自分の描きたいエロスのシチュエーションを描いているという感じで良いですね。
咬まれた傷跡を舐めて直そうとしたり、バーゲンでお互いに相手の服を買ってきたり、露出の高い下着を相手に着せようとしたり、お酒を飲ませて相手をHな気分にさせようとしたり、ふたりで猫飼っていたりと、ラブラブな百合カップルの日常が描かれていてかなり良い作品です。