女の子は特別教
(タカハシマコ)
百合度★☆☆☆☆

今月25日に新装版が一迅社から発売されるということでこの機会に旧版を紹介しておきます。
話の全部にロリ娘が登場するので基本的にロリ漫画ですがロリ少女の視点から風刺している作品が多く、ロリ好き以外の人にも楽しめるかと思います。ただあとがきで作者が迷ってるところを見せてる通り、ロリ好きな自分と、ロリ好きな自分が嫌いな自分が分裂してる部分も見受けられるんで、どっちの人にもいまいちな部分もあるかもしれません。

私は……ロリ好きでもロリ批判したい人間でもないんでそれほどストライクな作品集ではないですね。好きな人にはたまらない作品集だと思いますが。

百合っぽいのは以下の話。どれも8ページくらいの短い話です。

・「髪長姫」
百合度★★☆☆☆
胸が大きくなってきていて生理もきている長い髪が似合う友達を羨ましく思って、生理の事を黙っている事を引き換えに長い髪を切って奪ってしまう話。

・「フェアリーテイル」
百合度★★★☆☆
処女のまま死んで妖精になる予定の主人公(♀)の元へお迎えにきた妖精がフンが出なくてお腹が痛いというので麺棒でつついてあげる話。最後にキスシーンがあります。

・「I was born」
百合度★☆☆☆☆
子供っぽい下着しか持っていない主人公がパンツを買いに来たところ、ランジェリーショップで大人っぽいクラスメートに出会う話。大人っぽい下着を買うのかと思いきや「こーいうのが受ける」と子供っぽい下着を選ぶクラスメート。「私もそれにしよっかな」と言ったところ「それ生理用ショーツよ」と返され屈辱感を感じます。

・「猫と金魚」
百合度★★★★☆
ひとりHをしていたところ妹(?)が「浴衣の着付けをしてほしい」と部屋に入ってくる話。なんの臆面もなく女の子の顔をしている妹のことを嫉妬したせいか、パンツをつけずに浴衣を着てるので透けてる妹のあそこを舐めるシーンがあります。

・「女の子は特別教」
百合度★☆☆☆☆
女の子からいじめられながらも「女の子はお砂糖で出来てるの。私女の子って大好きなの」と女の子のやることをなんでも許してしまう少女の話。この話は男との絡みがあります。


百合(というか女の子同士の話)は少女が大人の女に成長していく事や、そのことに対する憧れや嫉妬についての話が多いですね。最後の「女の子は特別教」は女の子自身が女の子のことを特別なものだと信じながら、その中に自分が入っていないところなんかは作品として面白かったです。この本のタイトルを最初に見たときは大島永遠の「女子高生」のように男の幻想を打ち砕いてやろうということが目的のありがちな作品かと思ったんですが、必ずしもそうではなくてちょっと意表をついたところがあったので面白かったです。

今度の新装版はどんな感じになるんでしょうね?描き下ろしはあるそうですが、「百合姫」に載ってた作品なんかは収録されるんでしょうか?「タイガーリリー」とかは良い作品でしたよね。タカハシマコはそれほど頻繁に「百合姫」で執筆してるわけでもないのでこの機会を逃すと当分単行本化はされないような気がします。