ストロベリー・パニック!2
(公野櫻子)
百合度★★★★★

今回も百合&電波満載で楽しい内容ですよ。1巻の紹介はこちら
今回は表紙の通り天音×光莉のカップルがクライマックスの展開ですね。
ただでさえドタバタしたアストラエアの学園に新キャラ草薙真箏がさらに大旋風を巻き起こします。
新しく導入されたエトワール選第2回選「顔のない悪魔」とは!?
そして次第に明らかになってくる千華留の恐ろしい策略と野望……(千華留はアニメ版でもこんな恐ろしい性格をしてるんでしょうか?)。目が離せない展開です。

私小説はあまり読まない人間なんですがこの小説だけは面白くてすらすら読んでしまいますね。実は今年に入って読んだ小説ってこの「ストパニ」の1巻と2巻の2冊だけだったりします。かなり破天荒な内容なんで賛否はあるかと思いますが、私はこのノリでないとダメみたい。アニメ版も面白いけど、個人的には小説版が一番かなあ。まあ別に比べる必要もないしどっちも楽しめば良いんですけど。

公野櫻子というと「シスタープリンス」の人ですが、私「シスプリ」が流行ってた頃小説読んでみて、こんな面白い電波小説があるなんて妹モノの愛好者は羨ましいなあと思ったものですが、今はこの公野櫻子の電波小説が百合でも読めるんですね〜。良い時代になったものです。

以下面白かったシーンをちょっとだけ紹介。
夜々が持っているのはもっと本能的な、光莉の体を包んでいるあの白い皮膚の内側にある、やわらかく優しい肉体への欲求。
きっと表に現れているよりもずっと多くの魅力を隠しているだろう光莉の体――その羞じらいに震えるすべての部分を触ってたしかめていじって――まさぐりあいたい。
ああ、いっそなにもかも裏返しにしてぐちゃぐちゃになって光莉と溶け合ってしまいたい。


夜々ちゃんの切ない気持ちが伝わります。

静馬は渚砂の首筋にそっと――顔を寄せた。
渚砂のうなじの後れ毛を優しくふわりと――かきあげる。
急にあらわになった襟元をすっと風が吹き抜ける。
その時。
あ――。
暖かく湿った感触――。
静馬がうなじにキスをした。


小説版ではまだ渚砂×静馬は唇でキスしてなかったっけ。でも小説版の表現も良いですよね。

「私は光莉のことが好きなの。それはあの草薙真箏が言うような、美しく清らかな姉妹愛なんかじゃ――全然ないのよ。私が思ってるのは、もっともっと熱くて強い欲望なの。光莉を―私の自由にしてみたい」
ああ、言ってしまった――。


小説版では要が光莉ではなく天音に片想いしていたりと微妙に設定が違うんですが、夜々ちゃんは小説版でも光莉に片想いなんですね。

夜々の心の底から――悪魔のささやきが聞こえた。
もう――どうなったっていい――。

そして夜々は――。
そのまま――。
プールサイドに光莉の体を押し倒した。
「あっ――や、夜々ちゃん何を――」
覆い被さるように――光莉の体に夜々がのしかかる。


この後もっとすごい展開になります。詳しくは小説を読んでチェックしてください。

「もっと、ぎゅっとお尻を突き出してくれなくちゃ――うまく見えないわ」
千華留が言うと、絆奈がうーんとふんばって顔を赤くしながら千華留の方に千華留の方にお尻を突き出す。
なんてかわいいお尻――その真ん中をぱーんと音を立てて叩いてみたい衝動をこらえながら―つつつー――と千華留は黒い指先でハイレグラインをなぞる。


ここだけ抜き出すと思い切り妖しいシーンに見えますね。

「やっぱり――もうちょっと寄せた方がいいかも」
玉青がきっぱりと言った。
よ、寄せるって何を――渚砂が戸惑っているうちに。
ちょっと失礼――と言って玉青の手が――渚砂の胸元にぐいっと――入ってきた。
バニースーツの生地と胸の狭い隙間にぐいぐい手を押し込んで――。
むにゅむにゅとした感触が渚砂と玉青の両方に走る。
むにゅむにゅ。
もにょもにょ。


相変わらず電波も健在ですね(笑)。

もったいないので載せませんがこれ以外にも天音×光莉の熱いシーンもあります。アニメ版観てると私も夜々×光莉のほうを応援しがちですが、小説を読んだら天音×光莉も悪くないんじゃないかという気がしてきた。というかどっちかというと小説版は天音×光莉の関係の方が好きですね。アニメ版では夜々に比べると天音の光莉に対する想いとか光莉の天音に対する想いとかまだしっかり描いてないんじゃないかと思うんですが、そのへん小説版は熱いです。


ストロベリー・パニック 4


まさかこの真ん中の娘がこんな大きな役割を担ってくるとは……(笑)。