リンスの冒険大変記
(鳳翔伶)
百合度★★★★★

「ロマンシング・スクール―美少女探検隊」や「愛と正義の保健医・白河聖子」で百合好きにはお馴染みの18禁百合小説作家さんの新刊です。
前2作同様、百合度は100パーセント。今回触手ネタがもっと入るかとも思っていたんですが、思っていたほどは入ってなかったですね。相変わらず全編百合百合。今回の作品の特徴としては、登場人物がほとんど貧乳なのと、主人公が総受けなこと。「不思議の国の美幸ちゃん」の絡みをもっと掘り下げたような感じ。
一応武闘集団の長の娘という設定もあるので強いはずの主人公なんですが、格好よいところを見せることもなく周りの美女たちにいいように弄ばれてしまう災難な展開が続きます。

作風としては精神的な結びつき云々というよりHとギャグがメインでひたすら軽いノリです。どれくらい軽いノリかというと、小説読むのが遅くて今年になって読んだ小説が「ストパニ」だけという私が、届いたその日のうちに全部読めてしまうくらい(笑)。とにかく気軽に読めます。
顔が地面にめり込んでしまったり、天井が「チュドドド〜ン☆」と落ちてきたりと、お約束な展開が楽しいですね。男性向けエロ作品とはいえ、こういうカラっとした明るいノリはなかなか珍しいような気がします。

「ロマスク」が出た10年前と違って今では百合ブームなんてものも一部でありますが、萌え系以外は今も昔もあまり多くはないので、こういうエロ&ギャグメインの百合作品は貴重ですね。10年以上も変わらず百合作品を提供し続けてくれる作者さんには感謝の気持でいっぱいです。