コミック百合姫VOL.7

公式
百合度★★★★★

今日はいよいよ「コミック百合姫」の発売日ですよ。2007年の百合もここから本格的にスタートという感じでしょうかね。
前回までは280ページ前後だったのが今月号は320ページ超ということで、ページ数がかなり増えている上クオリティもかなり高い水準をキープ出来ていて、満足できる内容なんじゃないでしょうか。
ページ数が多いのは表紙のクレジットに載ってない新人の夏猫先生の原稿を急遽入れたせいかな?(あるいはネームバリューのない作家名を表紙に載せても集客効果が期待できないから載せなかっただけかもしれませんが……)クレジットに載っていないけど中身に載ってる作家はいますがクレジットに載ってるけど中身にいない作家というのはとりあえず見当たりません。
新人とはいえ無理矢理(?)入れるだけあってか夏猫先生の作品もかなりクオリティ高いです。
創刊号から新人を募集していたのが実を結びつつあって、作品クオリティの底上げに繋がっているのかもしれません。

今月は森島明子先生の漫画が特に良かったなあ。あと「初恋姉妹」もキスシーンがあることもありますが今までで一番良かったような気がする。
他にも袴田めら先生とかタカハシマコ先生とか乙ひより先生とか……今月号は豊作だぁ。


・「逆襲の赤ズキンチャン」(影木栄貴&蔵王大志
誤解も解けて結ばれるふたり。冬華がやる気満々なところで終ってるんで続きが非常に気になるところですがこれは4月発売の単行本で、ということでしょうか。「聖テレジア女学園シリーズ(仮)」ドラマCD付き限定版(1890円)は4月18日発売だそうです。通常版も同日発売のようです。声優は誰になるんだろ。

・「ストロベリーシェイクSweet」(林家志弦
「私っ樹里亜さんが好きなんです!」とついに告白したらんらん。しかしここまでやってもまだすれ違うか。

・「アップル・デイ・ドリーム」(城之内寧々
ヘタレ攻×ツンデレ受……ってわけが分からないんですけど、そういやこのふたりは「レズデラックス」読むと確かにベッドの中ではミヤちゃんが攻で由真が受になってますね。

・「ぬいぐるみのはらわた」(タカハシマコ)
ぬいぐるみの声を借りて「イズミチャンハ、リサチャンガスキダッタヨ」と告白する泉が切ない。あたってしまい破けたぬいぐるみが最後パッチワークで繕われているところは、理佐への恋心を再び隠して友達として仲良く付き合っていこうとする泉を象徴しているのかもしれません。

・「百合の花粉は落ちにくい」(三浦しをん)
今回のお題は百合好きにもただいま大好評の「青い花」ということで、興味深く読める人が多いのではないでしょうか。女子校モノに憧れる人って多いみたいですね。
相変わらず星野リリィのイラストが素晴らしい(笑)。

・「飴色紅茶館歓談」(藤枝雅
今回はさらさと芹穂の出会いの話。何か縁があったのかと思ったら、最初は普通に店員と客として出会っていたんですね。意外。

・予告「百合ミシュラン(仮)」
GLのカタログのようなものですか。良いんじゃないですかね。こういうものが先に出てたらうちのサイト作る際もお手本にでも出来たかもしれないんですが……思えばこのサイトは何もかもが最初は手探りでした。百合作家インタヴューは倉田悠子か富本たつやか「EG」を企画した人か「美粋」の編集長でお願いします(無理)。
しかし1500円……うちのサイトは無料で閲覧できるんですけど(笑)。

・「マーメイドライン〜あゆみとあいか〜」(金田一蓮十郎)
心は女性だけど身体は男といういわゆるMtFな人の恋愛話。私の場合2004年の年間ランキングにも入れた「りっちゃん」でこの手の作品はすでに読んでいたので新鮮さはあまり感じませんでしたが、うちのサイトは定義を設けてないのでもちろん定義的には何も問題ありません……が分かりやすさ最優先のうちの百合度評価では★をつけない(?マークにしてしまう)タイプの作品ですね。定義云々はどうでも良いけど★をいくつつけたところで分かりにくくなりそうなので。

ゲーム「シムーン」紹介
初めて見るCGがたくさんありますね。一緒にシャワー浴びてるCGで2ページが埋め尽くされています(笑)。
初回限定版には速瀬羽柴先生の描き下ろしコミックとデスクトップアクセサリーもついてくるそうです。
これどうしよっかな〜。私はシミュレーションゲームは全く出来ないので、これ買っても多分導入部だけしか見れないと思うんですが、この紹介記事みたらやっぱりゲーム買おうかという気になってきた。

・「冬色思い」 (乙ひより
怖いようで可愛い祭先輩が良い味出してますね。今回の作品も良かったです。

・「百合×ユリ見聞録」(森島明子
チェリーさんって「キャットファイトへ行こう」にも出てたチェリーさんのことでしょうか?
女子プロというジャンルはお嬢様の女学校モノなどに比べると百合好きの間ではあまり好まれていないようですがどうでしょうね。興味のある方は志村貴子先生の「ラブ・バズ」あたりから読んでみてはいかがでしょう。

・「南波と海鈴」(南方純
あとがきで上北ふたご先生のプリキュア単行本の紹介をお願いしたという南方純先生は偉い!単行本の紹介が出来るなら、南方純先生の作品もプリキュアパロディにしてしまったほうが絶対面白いと思うんですがそれはダメなのかな?

・「キリンの首はなぜ長い」(袴田めら
脳内垂れ流しで友人への秘めた想いを秘めきれない主人公が面白いですね。
首の長いキリンは、近くにいるのに手が届かない相手を例えているんでしょうか。

・「ときめき☆もののけ学園」(南国ばなな
今回は乳絞りがお題という事で一部とんでもなくエロいですが明るいので良いですよね。

・「Spisy Sweets」(夏猫)
初めて見る新人さんという事で、冒頭のスタイリッシュで甘くけだるい作風がずっと続くのかと思いきや、ランボルが出てくるあたりからの怒涛の展開は予想を超えたもので良かったです。
ストーリーをちゃんと展開させながらさりげなく女子同士のいちゃいちゃも入れていて上手い作品だと思います。

ゲーム「カタハネ」紹介
結構複雑で分かりづらい設定の作品だと思うんですが、こうして紹介してくれると分かりやすいですね。ただ私は禁止令が出てるんでパソコンゲームは当面やれないかなあ。

・「真説ユリム童話 第5話百合ずきん」(瑠璃歩月佐倉汐
「お姉さんの胸って、なんて柔らかくて大きいの……」「お前を優しく抱きしめられるようにね」からのくだりは上手いと思いました。

・ゆり♥チャ
私を含め多分ほとんどの人が最上部のルート一直線で意味のないチャートだと思いますが……(笑)。

・「初恋姉妹」(東雲水生
コミックス2巻が4月18日に発売だそうです。百合姫コミックス第2巻一番乗りですね。キャラクターも可愛く今回はキスシーンもあって盛り上がりもありと、今までの話の中では個人的に最もHITした話でした。

・「森奈津子の百合道場」(cut:水上カオリ
天照大神とアマノウズメ……あ〜これは私も百合妄想したことありますね(笑)。

・「プラネート☆エメリス」(CHI-RAN
「伝わらない想いを悲しんだりしたら彼女への恋が不幸になってしまう」から泣けないという複雑な乙女心は面白い表現です。
チビっ子のままだとエロスは感じないなあと思っていましたがHする時はちゃんと成長してくれてて一安心(笑)。

・「桜姫花吹雪」(森島明子
待ちに待った森島明子先生のオリジナル百合漫画です。これは……素晴らしい作品……でもやっぱり泣ける。話のオチは途中で読めましたが演出で泣かされました。やっぱりこれが今回の中では個人的BESTかなあ。

・百合姫コミック携帯配信スタートのお知らせ
携帯での百合情報発信は私も興味あるものの、まだ経済的に無理だなあ。誰か優しいあしながおじさん、私にパケット代をください……。

・表紙(ひびき玲音
公式によると今回の参加が最後だそうです。綺麗な絵は好きだったけど、個人的に思い入れのある作家ではなかったので百合描かないっていうなら離脱しても別に無理に止めませんが、百合百合なイラスト集を期待してたんでそれはちょっと残念ですね。
それよか次回から誰が表紙を飾るのか気になりますね。林家志弦先生あたりから毎回作家持ち回りってのも面白そう。

・ピンナップ(極楽院櫻子
左下の少女が右上の少女の服の胸をはだけさせようとしているシーンでしょうか。今ではBLで有名な人らしいですが、私の記憶によるとこの人も昔エロエロな百合漫画を描いていたような記憶があります。

・ピンナップ(硝音あや
ゴスロリ少女ふたりの絡みですか。次回から始まる連載漫画の登場人物で双子の姉妹だそうです。

・次回予告
水城せとな先生が参加するのは面白そうですね。「放課後保健室」も百合方向に傾いてくれれば良いんですが。
武若丸さんのサイトで次回から連載が始まる漫画のカットが一枚公開されていました。直リン不可ということなので1月18日のブログ記事を辿ってください。
しかし新連載ふたつがどっちもファンタジー系になりそうなのが気がかりだ。個人的にファンタジー系はあまり得意ではないので……。


■今回はボリュームがあることもあって好印象ですね。まあ欲を言えばみるく先生がいるのといないのとでは私の中の印象が全然違ってくるという事くらいでしょうか(笑)。
紺野キタ先生、森永みるく先生、そして今回はひびき玲音先生が離脱という事でそのへんは何が問題があるのか分かりませんが、しかしベテランが去る一方で新人さんによる作品クオリティの押し上げもあって、そのへんは評価して良いんじゃないかと思います。
「百合姉妹」創刊号の時はページ数は210ページちょっと、おまけに広告はほとんどBL関連、企画ページはなんか滑ってた、ということを考えれば、今の誌面の充実度はかなり進歩していると思います。880円でこれが買えるのは恵まれた環境だと思いますよ。