落花流水(2)
真田 一輝
百合度★★★★★

百合好きな作者さんによる弓道百合漫画の第2巻です。1巻の紹介はこちら
今回も百合ネタ満載な内容です。1巻に引き続き先輩に猛烈に求愛している秋穂に比べて先輩の気持はボカして描写されていますが、タイトルの意味を調べれば……野暮な疑いをもつ必要はないですね。

巻頭の描き下ろしでは秋穂たちが中学時代のエピソードが収録されているのですが、はーさんとノンちという秋穂の中学時代の友達がキスの味がレモン味かどうか試すという事で最初に秋穂にキスをしようとしますが戸惑っている秋穂を見て「んじゃノンち♥」「どれどれ♥」と女子同士気軽にキスしてるシーンがすごい良いですね。こちらにそのシーンのサンプルがあります。

袴田めら先生や野々原ちき先生、なかま亜咲先生によるゲスト寄稿も百合百合で良い感じです。(今なら作者さんのHPでゲストページのお礼に、参加された作家さんの作品のイラストも観られますので要チェック)
さらに帯では藤枝雅先生も先輩にキューピッドの矢を放とうとしている秋穂の描き下ろしイラストを寄稿されていてこれは豪華!帯も捨てられませんね。初版以外で帯が変わる可能性もないともいえないので早めにおさえておきましょう。帯のあおりは「藤枝雅も応援してます」裏帯には藤枝雅先生による「秋×夏」だの「夏×秋」だの一般人にはよく分からない暗号のような作中の百合カップリング談義が。特に「百合」の文字は帯にありませんが、これは百合好きにアピールしているとしか思えません(笑)。

メロンパンを隠してる秋穂の胸に「秋穂のココ……甘い匂いがする」と触って秋穂が赤くなるシーンや、雨がロマンチックという先輩の話を聞いた秋穂が濡れた服を先輩に脱がされる妄想をしてしまうシーンはエロいですね。先輩とお出かけした秋穂はなぜか保健室の方へ連れて行こうとする展開に。先輩が秋穂にシロツメクサの冠を被せてあげるシーンは良いです。久しぶりに登場した霧香は先輩と同じ髪型になっていました。その霧香は先輩にくっつきすぎて、メロンパン人形を先輩のために手作りしてきた秋穂と激突してしまいます。身体測定で息を吸って胸を大きくしようとする秋穂を、女医が首筋をなでておどろかせて息を吐かせる女医がおもろい。胸を大きくするには揉むのが良いということで、もちろん秋穂は先輩の胸を大きくすることに協力しようと申し出ます。実は弓道が嫌いになりかけて大会に出るのを嫌がっていた時期もあったという先輩。そんな時に秋穂と出会って弓道を楽しいと思えるようになったというエピソードが今回は大きな山場でした。
長い爪がプールで人に傷つける以外にも、想定しなければいけないアクシデントがあるというネタや、「先輩は猫じゃありません」という秋穂に「いつ確かめたんや」と春河がからかうネタは、一般の人だとピンとこないかもしれませんが百合好きならすぐに意味が分かるネタですね(笑)。
プールで先輩のビキニを捥ぎ取ってしまったり、リレーで抱きつかれて鼻血を出す秋穂のシーンはお約束。
先輩が気づいて気に入ってくれるよう、秋穂が髪を10センチ切ったりまた変えようかと迷ったりするエピソードも百合度が高いですね。

先輩の父親がちらっと出てくる程度で今回も男キャラはほとんど登場せず、百合ネタが8割くらいを占めています。全部抜き出そうとしたらえらい大変な作業になってしまって全部抜き出せなかった上、まとめきれずなんだか箇条書きっぽくなってしまいましたがそこはご容赦を。

爪とか猫とか一般人にはピンと来ないようなネタも多いので、やっぱり百合属性ないと楽しめないかも?逆に百合好きにとってはそこが良いんですが(笑)。