ゆーあい☆エトランゼ(2)
晴瀬ひろき)

百合度★★★☆☆

異星人の少女と地球人の少女との交流を描いたちょっとSFなコメディ漫画の第2巻です。1巻の紹介はこちら
前半では委員長がコスプレ喫茶で働いたりHな同人誌を即売会で売るのにユッカ達をメイド姿で手伝わせたり、海に遊びに行ったりする話。管理局に裸で潜入するシーンや海で水着になったり、2巻はH度と萌え度が少しあがりました。

後半はとらわれたアイをユッカ達が助けに行く話です。他人であるアイのことを「大切な存在だから」と危険を省みず助けに行くユッカたちに、敵の生徒会長が感動して泣いてしまう展開が面白い。
最初は大人しく捕まっていたアイですが、ユッカ達が危ないと知って、初めて「怒り」という感情を覚え、ユッカ達を助けに監禁されていた部屋を破って飛び出します。
ようやくアイを探し出したユッカ。再会のシーンでアイの頬に両手をあてて「もう、勝手に居なくなったりしないで」と言うシーンも良いですね。
危険な異星人であるアイを捕まえようとする管理局ですが、最後は「ユー達と一緒にいたい」というアイとユッカの友愛(フレンドシップ)で異星人と円滑に共存することが出来るかもしれないと考えてアイがユッカ達と引き続き一緒に暮らす事を認めます。
数年後、大人になったユッカの側にはやはりアイが一緒にいるラストシーンも良いです。

2巻が最終巻ということでちょっと寂しいですが、男性キャラもあまり出てこず、異星人の少女との友愛を軸に描いていて良作でしたね。ごちゃごちゃ文字や背景を書きこむタイプではなく、画面もストーリーもすっきりして読みやすいので、あっという間に読めてしまうのは長所でもあり短所でもあり。私はこういうの好きですが、欲を言えばこの作風なら単行本のサイズをもっと小さくしても良いからもう少し値段を下げたほうが売れるんじゃないかと思いますがどうでしょう?
連載はこれがはじめてという新人作家さんらしいですが、絵柄もストーリーも安定していました。最近上手くて才能のある作家さんが増えてきましたね。