えんまちゃん
かがみふみを
百合度★★★★☆

Aさんの情報より。地獄からやってきた閻魔大王の娘えんまちゃんが、人間の小学生静ちゃんと友達になる話です。
自分も転校してきたばかりで「お友達に……なりたい」と赤くなりながら言う静ちゃんが良いですね。えんまちゃんも手を握って応え、以後友達になります。すぐに仲良くなった2人はいつも一緒にいることから「こいつら体育館のウラでちゅーしてたんだぜ」などとからかわれたりもしますが友情にひびが入ることもなく、その後も一緒にお風呂に入ったり、山道を後ろから登っていたえんまちゃんが静ちゃんのパンツを「もっとよく見せて」とじっとみたりして交流を深めます。

しかし人間界で悪玉を全部回収したらみんなの記憶を消して帰らなければいけない地獄界の決まりがあったために、お互い悲しい話題をしたくないため話を切り出せず気まずくなったり、えんまちゃんに帰って欲しくない静ちゃんがえんまちゃんの勺を捨ててしまおうとしたり、心の弱さから悪玉に取り付かれてしまったりと後半はちょっと切ない展開です。
最後は残念ながらやっぱり地獄へ帰ってしまいますが、一緒に描いた絵などのおかげで記憶のなくなった静ちゃんの心の中にもえんまちゃんが少しだけ残っているのでした。約束の花火の時にもちょっとだけ再会できます。

明確な恋愛描写はないし最後は離れ離れになってしまうので百合度は★3つにしようかとも思いましたが、全編通してえんまちゃんと静ちゃんの深い絆が描かれていることを考慮して★を一つ増やしておきました。
読み終わった後心に残るものがある、素晴らしい作品ですね。