カレン坂高校 可憐放送部1
(ひびき玲音,鈴本 紅)
百合度★★★★☆

「マリア様がみてる」でお馴染みのひびき玲音先生が原作&イラストを担当している学園小説。百合姫でも以前紹介されてた作品ですね。
放送部のパーソナリティのなちるちゃんと、そんなかっこいい幼なじみ憧れるみひろちゃんのバカップル2人がメインです。
公式ブログを読んだ限りではなちるが語り手なのかと思っていたんですが、意外なことに語り手はみひろが半分で、4分の1を放送部進行役の月子さん、後の4分の1を薄い男が担当していました。なちるは確かに主人公ですが今のところ語り手は担当していません。

みひろはなちるちゃんにラブラブで一緒に下校するために放送部員でもないのに毎日放送室に同伴して部活が終るまで待っていたり、一方なちるちゃんのほうもたまにみひろの髪に触ってあげるのが習慣になっていて(一瞬真顔になったあと触るのが良いですね)、「みひろちゃんの髪、やわらかーい♪」と言ってあげたり、優しい言葉をかけられたと感じて「あああぁぁぁぁ、もぅ!みひろちゃん好き好き!」とみひろをぎゅっと抱きしめてあげたり、肝試しで怖がって「なちるちゃん……わたし怖い……」というみひろちゃんを「みひろちゃーん!」と抱き合ったり、自分のケーキを食べさせてあげてなちるが感激してまたがばーっと抱きついたり、一緒に中庭でお昼ご飯を食べつつ落ち込むなちるをみひろが慰めたところまたなちるが感激して抱きついたりします。
この2人は毎週末にはどちらかの家で過ごすのが習慣で、お泊りもするので互いの家に自分専用の茶碗や歯ブラシなどがあったりします。

ちなみになちるは南美星空(みなみうらら)という祥子さま似の先輩にも憧れていて、名前を呼ぶ時もうっとりしているせいで「うらら」の発音が語尾にハートマークがついていそうな舌っ足らずになっていたりとメロメロです。

放送部には男も2人いますが、1人はモーホーでもう1人は1巻ラストで死ぬので無問題……というと少し誇張が入っていますが、みひろに至っては明らかに言い寄ってくる男を疎ましく思っている描写もあるし、今のところは恋愛に発展しそうな気配はありません。

私にしては珍しく発売日に小説作品を読み終わってレビューを書き終えたことからも分かるとおり、内容も読みやすいし、妙に高尚ぶってるところもないわりに話を面白くする仕掛けは考えられているんではないでしょうか。
途中から意外にミステリー要素が強くなってくるんで、色恋ネタが少なくなるパートはありますが、なちるとみひろのバカップルぶりは鉄板だし話も面白くて良い作品だと思います。

コバルトときめきWebラジオでひびき玲音&鈴元紅の作者2人も出演されてますが、みひろちゃんがなちるにラブラブなモノローグもあるのでこちらもどうぞ。