となりのカワンチャさん
(月見里 中
百合度★★★★☆

道端で拾ってきた女の子カワンチャさんが実は怒ると腹痛をもたらすインドの病魔で、主人公の少女さやかと同居するようになる話。

カワンチャさんはしゃべることが出来ませんが、主人公に懐いていて、傘がなくて困っている主人公に傘を出してあげたり、爪切りを出してあげたり、ひとりでお留守番をしている時に寂しがったり、しゃべれないのにゼスチャーで誕生日を祝ってあげて主人公が「大好き♥今後ともヨロシクー♥」と抱きついてカワンチャさんも♥マークで応えたり、膝を舐めたり、風邪を引いた主人公のためにお使いに行ってきたりその足で四葉のクローバーを摘んできてあげたりします。

主人公もクリスマスにはカワンチャさんの靴下にプレゼントを入れてあげたり、耳かきをしてあげたりされたり、頭を撫でてもらっていやされたり、節分の豆まきをするものの鬼の一種でもあるカワンチャさんを気遣って「外になんて出せないよ♥大好きー♥」と抱き合ったり、後ろからカワンチャさんに抱きついてる時に「痴女になろう!」と突然言い出しカワンチャさんをドキドキさせたりするシーンがあります。

途中から登場して以後ちょくちょく出てくるカワンチャさんのボディガードの女性キュクロプスはカワンチャさんを姫として慕っていて、腹痛をおこされても嬉しそうだったり、カワンチャさんがだぶだぶの服を着ているのを見て鼻血を出したりします。

主人公の友人あかねもまた主人公の事を心配しているのですが、お弁当を半分あげるかわりに「胸を揉ませろ」と要求してきたり主人公の水着姿を見て「私に生えてたならほっとかないぞ」と言ったりして気もあるようです。


カワンチャさんと主人公は仲良し関係止まりで恋愛感情はありませんが、キュクロプスとあかねはそれ以上の感情を持っているようなので★はぎりぎり4つとしました。
彼氏彼氏と言いながらも実際はそれを行動に移そうとする気配も全くなく、終始カワンチャさんと仲良くしてる主人公が良いです。ラストシーンでカワンチャさんと主人公が顔を寄せ合って永遠の友情を示しているシーンも良いですね。

大半のシーンがカワンチャさんと主人公の2人だけで描かれていて、その上相方のカワンチャさんは全くしゃべれないという、非常にシンプルな作風です。ネタに困ってごちゃごちゃキャラクターや設定を増やしすぎる作品よりも、個人的にはこういう作品のほうがすごいなーと思いますね。読む側としても非常に読みやすい作風です。
絵はそれほどうまくなくても、面白い作品は作れるという良い例ですね。