三者三葉(5)
荒井チェリー
百合度★★☆☆☆

名前に「葉」のつくことが共通している女子高生3人のほのぼの4コマの第5巻。1巻の紹介はこちら。2巻の紹介はこちら。3巻の紹介はこちら

冒頭の描き下ろしカラー漫画でじょーぶになってほしいてるに道端で見つけたきのこを食べるよう迫るてるのおねーちゃんは優しいです。ごくりと唾を飲む子供時代のてるが可愛いですね。おねーちゃんはその後もてるのためにちょーちょをとってあげたりしててるに尽くしてあげます。
辻妹は葉子さまの料理が気になりますが、山Gのすり替えたものをみて「西山さんってすごーい」と感心してしまいます。
葉子様の家の元メイドで、葉子様がバイトすることになったケーキ屋の店長篠は3人とお菓子を食べて「いいものですねぇ。若い女の子と食べると若者エキスが染み込んでご飯も進みます」と嬉しそうなコメントですが、無表情なのでどうとっていいやら。
食べ物を得ることが出来て「体重が増えた」と語る葉子様の胸をいきなりてるがつかんで確かめるシーンは唐突ですが、葉子様はそれほど嫌がって騒ぐこともありません。(逆に葉子様の胸の育ち具合を知ったてるは大騒ぎしてしまいますが…笑)画面にはべたべたくっつくシーンは今までそれほど出てきませんが、やはりこの仲良し3人組なら胸を触りあうのも自然な流れなんでしょうね。
かつてはお嬢さまの使用人と立場だった篠が店長とバイトという立場に変わって、「『薗部さん』もしくは『店長』と呼んでいただきたい」と言って葉子さまの反応を楽しみにするシーンはサディスティックですね。しかし結局駄犬呼ばわりされて根本的な関係は変わっていないようです。
個人的には、てるのおねーちゃんが嫌なものあるいは気持悪いものを聞かれて「それ?」と山Gを指差すシーンがツボった(笑)。

露骨にいちゃいちゃしてるシーンはほとんどないですが、てるとおねーちゃんの関係とか、さりげない百合描写が光る良作4コマ漫画ですね。きららの4コマで5巻まで続くのは珍しいと思うのですが、ここまで続いたのもその辺の面白さが分かる人に支持されているからでしょう。