ちとせ召しませ
(身裂き)
百合度★★☆☆☆

コミデジに載っていたギャラクシーエンジェルの漫画ですね。4期が放送されてからすでに3年という事で、どのキャラも懐かしいです。雑誌掲載時一応立ち読みしたりしてたんですがまだこのブログでは取り上げた事はなかったと思います。単行本化されたということでこの機会に。

以下公式よりあらすじを抜粋。
あこがれのエンジェル隊へ入隊を果たした烏丸ちとせは、先輩エンジェル隊員からの山のような仕事(厄介事)を任されつつも、エンジェル隊メンバーと親友になる日を夢見て日夜努力をしていた。しかし、エンジェル隊メンバー、ミルフィーユの凶運の煽りを受け、着々と不幸になっていく。そんなちとせは友達になるどころか命の危険にさらされ、いつしかエンジェル隊に復讐心を抱くようになる。はたして復讐は成功するのだろうか?そして心の友はできるのだろうか?!

タイトル通り、アニメ4期のメインキャラ、ちとせを主役にした作品で、全編ちとせがお友達を作ろうと奮闘するエピソードで占められています。

表紙折り返しでミルフィーユがちとせにお月見団子を「あ〜ん」と食べさせようとしてるシーンとか、一緒に仕事に行こうとミルフィーユがちとせに抱きついて「わたし達友達ですもん♥」と言ってちとせがきゅいーんと照れるシーンとか、小さくなったミントさんと一緒にお風呂に入るシーンとか、気落ちしてるちとせにフォルテさんが後ろから銃の構え方を教えてあげるシーンとか良いですね。
最後GAのメンバーとお友達になることは出来て一緒にお出かけするちとせは楽しそうですがやっぱり最後オチが。
友情にオチがついてしまうのはお約束なんですが、最後くらいはオチなしで友情エンドを見たかったなあなどと甘いことを考えてしまうのは、友達が欲しいのに何をやっても不器用で「使えないヤツ」などと言われているちとせがその後GA隊を憎しむ気持まで持ってしまう描写が妙にリアルで共感してしまうからかもしれません(苦笑)。

こちらにサンプルが一枚。絵柄は結構うまくてキャラクターは可愛い。ところどころ雑になるのは好みが分かれそうですがそういう作風ということでしょう。
「ことゆいジャグリング」などと同様、お友達がいないという自覚のある人は痛いけど共感するところのある作品だと思います。