百合姫Wildrose(3)

百合度★★★★★

少女漫画絵でえっちもありありな百合アンソロジーの第3段!

今回はえっちシーンの絡みが前回より濃厚に描かれていますね。しかしこれくらい絡みがあったほうがかえって少女漫画っぽいような気がします(笑)。
いやーしかし少女漫画絵で、えっちシーンもあって、良いですね〜。
良い!もうなんも言うことないくらい!
良い作品を読むと私、無口になってしまうんで、正直感想書くのが面倒な気がしてきたんですが(笑)、何も言わなかったために、素晴らしいティーンズラブ百合に気付かない人もいると困るんで一応書いていきます。まあでもあれこれ語るのを聞いてるより、実物を読んで楽しむのが一番なのは言うまでもありません。

以下各話感想を。
・表紙(みなみ遥)
美麗な感じですよね〜。表紙のみなみ遥先生は「百合姉妹」創刊号で一度少女2人が髪に指を絡めている可憐なピンナップを描いたことのある人ですね。お久しぶりです。タイトルが百合と薔薇、表紙で舞い散っているのが桜ということでますます統一感がなくなった気はしますが、「美しければそれでいい」ですね(笑)。

・カラーイラスト(三国ハヂメ)
今回はCHI-RAN先生に代わって三国ハヂメ先生がカラーイラストも担当しています。「ねてもさめても」の2人ですね。下着姿で寄り添っていて、本編の後すっかり親密な仲になったことをうかがわせる良いイラストです。

・「Sweet」大槻ミゥ
男にでも女にでもほいほいついていってしまうお馬鹿なまゆですが、「なおちゃんとするのが一番気持ちいいよぉ……」ということで女子同士でもえっちしてしまうというお話。「なめて……」と言われてなめたら口元がベトベトになるほどまゆが感じていて、ほんとに気持ち良いんですね。
結局遊びに来たらしいまゆはおかしもDVDも手をつけておらず、なおちゃんが一番の目当てだったようですね。
この人の作品は初めて読みましたが悪くないです。非常に良い感じですよ〜♪
追記:……とか書いたんだけど、最近古いティーンズラブ雑誌整理してたらこの人の作品も見つけました。ネットで検索するとBL系ばかり出てきますが、女の子も描いてたんですね。

・「ねてもさめても」三国ハヂメ
しばらく疎遠になっていた幼馴染みの花織に勉強を手伝ってもらうことになったなな。なぜ疎遠になってしまったのか自問自答するのですが、一緒にいると途端にムラムラして、花織を押し倒してキスしてしまい、自分のそういう欲望を押し殺そうとして疎遠になっていたと、原因が分かります。
その後「深い意味はないから」とフォローしたものの、逆に相手に泣き出されてしまいます。
ななが自分のことを好きなのかと思ったけど違ったことが悲しくて泣いている花織のため、ななはテストも頑張って改めて「あたしとつきあって!!」と告白。花織の「もう一回キスして」というリクエストにも応えキスをしてあげ、さらにHもしてしまいます。
「早……っくない?」と戸惑う花織の言葉がリアルですね。今回はパンツの中もちゅーと吸ったり乳首をきゅきゅっとしごいたり、絡みも濃厚ですね。
その後は晴れて結ばれ、一目も憚らず花織を抱きしめてしまうななが良いです。

・「クロゼット大作戦」高橋依摘
こちらは「Wildrose」の方に掲載される「愛しをとめ」とはまた別の作品です。
お姉ちゃんに女の恋人が出来たことに嫉妬した妹が、自分の彼女と一緒に潜入捜査を試み、クローゼットの中で見張るものの案の定目の前でHを始めてしまったお姉ちゃんたちの姿を目の当たりにし、出て行くタイミングを逃してしまいます。足を舐められても感じてしまっているお姉ちゃんを見て妹はますますショックを受け、お姉ちゃんに別れるよう電話を入れるのですが、やはりお姉ちゃんは応じてくれず、結局当てられた隣の彼女に「私はもっとしてあげる。スゴイこと。メロメロにしてあげる」と慰められつつこちらも狭い空間の中でHをすることになり、同じ部屋で4人の女性がHを始めてしまうというエロエロな展開に。彼女の妹に見られながらHしていたことで、普段より燃えてしまったというお姉ちゃんの恋人は大人の楽しみ方を知っていますね(笑)。

ところで高橋依摘先生のサイトのトップ絵に「愛しをとめ」の百合少女の絵が来てます。
がっつりエロをお描きになったとのことですが、今回のように描いたんでしょうね。楽しみです。5月18日発売の「愛しをとめ-君がこころは-」は、やはり携帯配信と同時に紙のコミックスも発売されるようで、こちらも要チェック!

・「SweetSweetHoney」花田マコ
可愛いのにずぼらな格好をしている相手の女の子真理子に、可愛いメイド服を着せて、撮影会までしようと愛でる香奈ですが「香奈ちゃんも着てよ」とバニーガールの衣装を着せられ、「香奈ちゃんカワイイー」とキスされHをされてしまう展開に。お互いに可愛い服を着た相手に欲情してしまう、ストレートな展開が良いですね。女の子が可愛いものが好きで、女の子自身も可愛いものなので愛し合ってしまうという、自然な感情がうまく表現されていて最高でした♪

花田マコ……という名前は聞き覚えのないという百合好きはもしかしたら結構多いかもしれませんが、この人はめちゃくちゃ良い百合を描くティーンズラブ作家さんなんですよ〜。
以前こちらで紹介しましたが、ティーンズラブ雑誌に載った素晴らしい百合作品「DAISUKI」を描いた「なゆただいち」先生の改名後のP.N.(のはず)ですよ。「DAISUKI」は死ぬほど好きな作品だったので、また百合作品を読めるのは嬉しいですね〜。「DAISUKI」も早くどこかに収録して欲しいんですが……

・「恋愛準備室」南崎いく
準備室で女子同士激しく絡み合っている椎奈と、詠子。相思相愛かと思いきや椎奈は準備室から見えるグラウンドの、さつきを見るためにこの部にしたというお話でした。詠子とはセックスをするものの、後ろから責められつつ視線の先には愛しいさつきのすがたが。椎奈の、身体だけ手に入れば良いと口では言っている詠子先輩も切ないですね。2人とも本当に恋愛が出来るのはこれからになりそうで、「恋愛準備室」というタイトルはうまいですね。

・「Sweet Exercise」天野しゅにんた

モデルの彼女と海に行くのに、太っていてはいけないとダイエットを始めたヒロインですが無理がたたってしまい……というお話。妄想の中でも悩んでいる時も、お菓子を手に持っているヒロインが面白いですね。縄跳びで巨乳を縛るSMプレイはエロい(笑)。
天野しゅにんた先生は第5回一迅社コミック大賞の百合姫部門で「さんまんえんではかえません」で入選してた人ですね。「百合姫VOL.15」の紹介の時にもちょっと触れましたが、私も良い感じの作家さんなんじゃないかと思ってたんですよね。投稿作の「さんまんえんではかえません」もセックスエピソードも含む話のようだったのでそのままこれが掲載されるかとも思ったんですが、別の新作でした。描き下ろしでしょうが、本誌の漫画と一緒に2本もいきなり描いて、大変だったんじゃないでしょうか(笑)。
ちなみにこの作品はHanaさんもお気に入りのようです(笑)。

・「オトナとコドモと」いづみやおとは
年の離れた彼女が、自分の学校に教育実習に来て……というお話。子供のように気持ちを弄ばれていることを気にするさやですが、可愛い彼女の制服姿が見たかったと学校で生徒を押し倒してセックスしてしまうあや姉も子供だったんですね。しかし「S VOL.8」の話もそうだったんですが、最近のいづみやおとは先生の作品は年の差カップルを描いているせいか、微妙に犯罪チックであぶないですね(笑)。

・「Time」速瀬羽柴
小説家を目指しながらコールガールをやっているらしい有沙が、本当に愛している女性に呼ばれ、短い間肉体的にも精神的にも結ばれるお話。絡みシーンは激しくエロティックですが、かなり切ない話です。細かい設定は説明されてないんですが、その分想像の余地があって、いろいろ考えてしまいました。今回はこのお話が特に印象に残ったなぁ。

・「少女の標本室」柚葉せいろ
好意を寄せていた相手に、ふとしたことがきっかけで、逆にいじめてしまうことになったあいり。それ以来冷たい目で見られるように感じるあいりでしたが、実は相手も自分も自分の瓶の中に閉じ込めたい程の独占欲が芽生えていた……というお話。暗い欲望を抱えつつも、お互いのしたいことをしてすっきりしたエンドは、悪い後味はしません。柚葉せいろ先生のHあり百合漫画は初めてのような……。えっちシーンも良い感じですね。


■さて、一応感想を書いてみたものの、良さが少しでも伝わったでしょうか?……ってこんな文章で伝わってるわけないですよねー。意味ないなーと自分でも思います(笑)。
少女漫画、特にえっちありの作品は理屈云々より、女の子同士の柔らかくて甘い触れ合いとか、皮膚感覚がとても重要ですからね。文字で説明してもほとんど良さは伝わらないでしょう。というわけで読んでない人は是非実物を読んで堪能して欲しいです♪

ひょっとしたらVol.4の告知も来てないか……と思ったんですが、さすがにそれはまだなかったです。まあ今回のVol.3も告知が出てから作家さんのスケジュールがついてなかったり発売が延期したりとちょっとだけドタバタもあったので、今度はちゃんといろいろ確定するまで情報は出せないんでしょうね。
とりあえず今年中に、季刊くらいのペースで定期刊行化してくれることが目標ですね。目標って別に私が作ってるわけじゃないんですが(笑)。でも出来る限り応援したいものです。

今回の表紙絵も見ての通りで、裏表紙はその女子2人の絵が来てるということもありますが、やっぱりピンクピンクな単行本全体のオーラが、実物を見ると想像以上にインパクトありますね。本屋のレジに持って行くときちょっと躊躇してしまうかもしれませんが、百合姫本誌と「スイートピー」3冊でごまかして……ってごまかせるわけないですね(笑)。3冊ともピンクっぽいんですが、こういう雰囲気の本は男性も持っていきにくかったりするかも。まあでも開き直るなり通販を使うなり、各自頑張って手に入れてください(笑)。

おーらんどーさんの感想たかあきさんのサイトレビューA直さんのサイトのレビューも参考にしてください♪




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