ゆるゆり 1
(なもり)
百合度★★★★★

誰も使っていない茶道部の部室を乗っ取って中学生女子たちがまったりしてる漫画です。

百合姫Sに掲載されたお話のほか、WEB配信のエピソードや描き下ろしも収録されていて、雑誌掲載時のカラーページもそのまま収録。登場人物紹介のページも描き下ろしのSDキャラ絵を添えてきちんと作ってあって、豪華な作りですね。

雑誌掲載時いたあかりのお兄ちゃんがお姉ちゃんにすりかわっているのは笑った(笑)。お兄ちゃんはなかったことにしてしまったのか。潔すぎですね。あかりのパンツを盗んだのもお姉ちゃんの仕業、ということになったようです(笑)。

Bonus track
1巻発売特典ということで、体操服姿や、サザエさん姿(?)であかりたちがサービスサービス!(ミサトさん調?)する雑誌未掲載のエピソードが収録されています。

8・5話
これは単行本用描き下ろし。8話で結衣の家に居座りついた京子のその後の話ですね。結局泊まる事になった京子が、布団から結衣の匂いを嗅ぎ取ったり、カップラーメンを半分こして食べたり、実は寂しがりの結衣が寂しがらないよう京子が一緒にいてあげたという、ちょっと良い話でした。制服も持ってきてないという京子のために、翌日自分の制服を貸してあげる結衣が良いですね。結衣の服を着て登校する京子に、ちなつも嫉妬しています。

雑誌掲載時、第1話の欄外に「担当が納得してないのでタイトルは(仮)とさせて頂きます」という注意書きがあったけど、あとがきを読むとタイトル候補を出したのは担当さん本人だったようです(笑)。
雑誌掲載時に比べて、欄外の文句やサブタイトルもちょいちょい変わっています。この辺も見比べてみると違いが分かるでしょう。
各話合間のカットも描き下ろし。あかりのパンツが読者プレゼントにされそうになったり、ミラクるんが登場しそうになったり、ちなつとミラクるんの細かい違いについて説明されていたり、雑誌の巻頭カラーには間に合わなかった向日葵と櫻子がカラーでちゃっかり映っていたりしています。

間違えて制服の代わりにランドセル背負って家から出てくるあかりは去年まで小学生だったんですね。準備が終わるまであかりの部屋で待つ京子は干してあるパンツが自分のと一緒な事に赤くなってしまいますが、お揃いのパンツを持ってたのでした。

最初の方、京子はあかりに「これ合鍵。私たちの愛の巣」と頬を赤らめながら部室の鍵を渡したり、あかりに気があるような感じだったんですね。しかしちなつという自分の好きな魔女っ子似の少女がやってきたことで、京子はちなつに鼻血を出すほど興奮したり「私はちなつちゃんがいれば幸せだよ」などと告白するほどちなつ一筋になり、以後あかりのポジションは危うくなってしまいます(笑)。

刺激的な事を求める京子は結衣の胸をもにゅもにゅ揉んで刺激を得てますが、終始こんな感じでじゃれてる漫画ですね。

生徒会副会長の綾乃は学年テストでいつも1位を取られている京子に激しい対抗心を燃やし、部室へ抗議にやってきますが、脱いだらどっちがすごいかという対決になりそうに。「私脱いだらすごくてよ」と自信を見せる京子ですが、「それは綾乃ちゃんも負けてへんよ」と同じ生徒会の千歳が胸を触って保証してくれます。
もし次のテストで買ったら部室を立ち退いてもらうと息巻く綾乃ですが、京子の方は駆ったら2人とも部に入ってもらうという条件を突きつけ、勝った京子が「今日からあなたは私のものよ」「や、優しくしてえっ…」とこの辺は千歳の百合妄想が冴えています。

巻頭カラーになったページでも千歳は百合妄想を炸裂させていますが、この辺単行本収録時にはどうなるんでしょう……と思っていたらちゃんと全部カラーで収録されていました。単行本も分厚くて豪華です。
新キャラの櫻子と向日葵は次期生徒会副会長を狙っているライバル、とのことですがなぜ「副」会長?そもそも会長は誰?案外千歳だったりして(笑)。
この2人は仲良さそうに見えて実は悪いようで、しかしアクシデントで密着した際妙な雰囲気が流れていてやっぱり密かに良い感じ……なのかな?

結衣の家に行った京子は幼い頃、「きょうこ、きて。わたしね、ずっとこんなことしてみたかったの」「だ、だめだよ結衣ちゃ…あ!」「大丈夫……こわくないよ。天井のシミを数えている間に終わるわ……」と初体験した時のことを思い出して……というか妄想に浸ってしまいます。
結衣の昔のアルバムを見て「せ、先輩かわいい……」と頬を赤らめるちなつはやはり結衣に気があるようで「私、毎日先輩のお味噌汁が飲みたいです」「ゆい先ぱいとキスしてみたいです」「(お風呂は)結衣先輩と一緒がいいです」などとえらい積極的になりましたね(笑)。
「私はちなつちゃんがたべたい。結衣なんかでは君を守れない。私のところに」と言ったりキスをしようとしてもちなつはつれない素振り。
結衣はついにちなつのおでこにちゅーをしてあげてちなつも大喜びですが、京子哀れ(笑)。

眼鏡を外し、見えない視界の中で百合妄想をするのが趣味な千歳は眼鏡が壊れてしまい、妄想の世界から帰って来れなくなってしまい、鼻血も止まらなくなってしまいます。

体操着を忘れた向日葵に自分のを貸してあげる櫻子ですが、向日葵が胸がきつがっているのを見て思わずおっぱいをぽよんぽよん叩き続け、おっぱいドリブルをしてしまいます。帰りに櫻子の分だけラッピングしたクッキーをあげる向日葵はやはり櫻子のことを特別に想っているようです。


メインの登場人物は8人。とりあえずカップリングを考えてみましたが、京子×綾乃、結衣×ちなつ、櫻子×向日葵……と来ると千歳とあかりが余りますが、この2人はどうだろう?京子×あかり、千歳×綾乃という組み合わせもありますか。影が薄い設定のあかりと、妄想ばかりしていて自分が恋愛に絡んでこない千歳は予測が難しい。
単行本描き下ろしエピソードを見ると京子×結衣という線もあるか……こうなってくるとまた組み合わせを全部組み直さなければならなくなってきますが(笑)。

絵柄も一貫して安定してますし、女子中学生同士がちちくりあってる姿が目の保養になって理屈ぬきに楽しめますね。罰金バッキンガムもノンノンノートルダムもアッカリーンも意味は分かりませんがなんとなく笑いのツボには来る(笑)。
正直第1回掲載時、お兄ちゃんネタで終わった時は、どーなんだこの作品、「百合姫」で「みーたん」でも始める気か、と思ったものですが、それ以降その兄が姿を現すこともなく終始女子ばかりの展開で、回を追うごとに面白くなっていきましたね。面白さと比例してページ数も増えていくのも面白いです(笑)。