キディ・ガーランド ぴゅあ(1)
gimik/きむらひでふみ/緋賀ゆかり
百合度★★★★☆

名作「キディ・グレイド」の世界を引き継ぐ作品です。アニメ化も予定されてます。
今回のコミカライズはアニメ第1話の前の出来事を描いた物語、ということで、2人のヒロインが仲良くなっていくまでが描かれています。
読んでおくとアニメの予習としても良いんじゃないでしょうか。
タイトルの「ガーランド」については「Girl-And」という意味で、タイトルからして女の子同士の関係がメインだという意味だそうです。第1話のサブタイトルもいきなり「がーる・meets・がーる」。

こちらで第1話が読めますね。

第1話で「ドゥルダムほっぽってわたしとパートナーを組もうよ〜」とドゥルディの腕にしがみつくアスクール。この子が今作のヒロインの1人です。
ドゥルディは「キディ・グレイド」にも出てきた子ですね。弟は姉に執着してますが姉はそんなでもない感じの関係の姉弟関係です。捨てられそうになるドゥルダムが哀れ(笑)。
しかしGTO局長のイヴェールがアスクールに用意したパートナーは別の女の子真面目っ子のク・フィーユという少女。もうひとりのヒロインです。会った途端、「わ、わ――すっごいキレーな子だあ――!!」と見惚れてしまうアスクールが良いですね。
真面目っ子のこの子とはいがみあっていたのですが、結局パートナーを組まされパートナーシップを深めるために今後は常に2人一緒で行動するよう言われることに。
最初の任務はウェイトレス。パンツをめくって色を確認するアスクールが面白いですね。結局色は黒だったということで白と黒で対照的?

第2話のサブタイトルは「ぼーい・meets・がーる」とのことですがここで指している「ぼーい」とは泥棒の敵キャラのこと。3人組(←主役2人とは人数が合わないのがポイント)なんですが、最後まで名前も出てきませんでしたね。雑魚の脇役です(笑)。
お使いのコーヒー豆を一緒に買いに行く2人は、途中妨害活動にあっても連携プレイで乗り切ります。

第3話では一緒に温泉に行く事に。「ク・フィーユ、温泉だよー!」とはしゃぐアスクールは相変わらず感情を裏表なく出してますが、一方控え目にしているように見えるク・フィーユも「でもちょっとドキドキするかも」と実は楽しみにしていたのでした。

「大勢の人の前で裸になるなんて……」と恥かしがって深夜1人でお風呂に入るク・フィーユですが、相棒のアスクールはそれを見逃しません。ひとりで入っているところを「ぽきゅ〜ん」と(←?)登場。いきなり後ろから胸を揉んでるのは激しすぎると思いますが(笑)。
「パートナー同士じゃん、ねっ?ハダカのつきあいってヤツでいこーよ!」と明るく接してくれるアスクールを見て、「……そうね」とアスクールにはハダカを見せることも許すようになったようです。
途中現れた蛸ロボに危うく触手責めにされそうになるもののそれも撃退。
一緒に星空を眺め、休暇になったらまた一緒に来ようと話したり、帰りのバスでも肩を寄せ合っていて良い雰囲気になりました。

一緒についてきたアリサもベルロットと一緒に温泉に入ってお風呂にも眼鏡かけたまま入って相方のスタイルをバッチリチェックしてキャッキャしててこちらも良い雰囲気。

頼まれた出前をバリバリこなすアスクールに、後ろから抱きつかれてドキドキしてしまうク・フィーユは、アスクールが意外と真面目なんじゃ……と思うものの、自分が敵に襲われているのに出前を優先させてしまう彼女に「ちょっぴり見直したって思ったのにーっ!」と悔しがってしまいますが、本当にピンチになった時は駆けつけてくれて、お互いにしっくりくるようになったようです。

第6話ではトロワジェインとトリクシーという女性2人が登場。この2人は面影といい、「ぢゃっぢゃ〜ん!!」という登場効果音といい、「女の子はエレガントに……」という口癖といい、エクレールとリュミエールを思わせますね。
この2人にはアスクールとク・フィーユも憧れており、あばばばばとドキドキして緊張してしまいますが、この喫茶店にはよく来るという2人は「あそこは私達にとって宝物だからね……イザッて時はあなた達が守ってね」と大切な場所を2人に託す所まで1巻では描かれていました。

巻末にはアニメの方の超重要なスタッフ、後藤圭ニ氏と門之園恵美氏ときむらひでふみ氏のお祝いイラスト&コメントが。これは豪華ですね。後藤氏は、パンチラの多いこの漫画版にアニメも負けていられないと仰られていますが、果たしてアニメはどうなりますことやら(笑)。

前作「キディ・グレイド」も前半はコミカルな展開が多かったですが、このコミカライズはそれよりさらにコミカルですね。
絵柄もとても可愛いですね。そして表紙もよく見ると見えてるんですが、パンチラの多いこと多いこと……(笑)。前作にもわりとあった(主にエクレール担当…笑)んですが、今回はそれをさらに上回ります。
女子同士の絆については「キディ・グレイド」の前半よりは濃かったと思います。1巻では★4つとしましたが、最終的には5つになる可能性は充分にある雰囲気ですね。「キディ・グレイド」は後半特に女子同士の絆の描写が深まっていったので、今回も後半特に期待して新しい2人のパートナーの関係を楽しみたいです。