とある科学の超電磁砲(4)
鎌池 和馬 原作 (著), 冬川 基
百合度★★★☆☆(3.5)

アニメも好評放送中の漫画版4巻です。
前回3巻まででレベルアッパー編が終了したので、4巻からは新章に突入しています。
新しい章でも美琴のベッドに勝手に入ってきて、抱きついている黒子は積極的ですね。翌日は2人でお買い物デートをするのですが、おかげで「ベッドに進入してくる痴漢を迎撃するグッズとかないかしらねー?」と嫌味を言われてしまうことになりますが、色々とお役に立ちますわよ、と近道を教えてあげ、名誉挽回を図る黒子が健気です。

モヤモヤの晴れた美琴は黒子がつまづいて自分の胸に倒れこんできても「気をつけなきゃダメよーっ」と笑顔で指で黒子の額をつついて上機嫌ですが、いつもと態度が違うことに逆に不安になった黒子は、その日の美琴の下着の色を言い当て、電撃を喰らい黒焦げになってしまいますが、本物とわかってホッとします。
様子がおかしいと思った黒子が「悩み事でしたらわたくしにもご相談いただけば……」と申し出る黒子は、美琴のことをホントに心配しているんですね。

自分のクローンが現れて身構える美琴ですが、ミサカと名乗るその少女がマイペースで子猫を助けようとしたり、一緒にアイスを食べたりしているのを見て調子が狂い、結局一緒にお茶をしたりお気に入りのバッヂをつけてあげたりします。ミサカもセンスは疑いつつも、「お姉さまから頂いた初めてのプレゼント」とそのバッヂを外そうとしません。
5巻の本編は、ミサカが実験の相手にやられてしまったらしきところに、美琴が相手を倒そうと駆けつけるところまで描かれていました。

ちなみに3巻に引き続き、当麻という男キャラは4巻でも全く登場してませんね。2巻冒頭で消えたっきりです。故に美琴が男になびくような描写もありません。
佐天×初春の描写が4巻ではないんで、佐天×初春に比べると美琴×ミサカのやりとりでは百合度的にはやや落ちるかなぁと思って百合度はやや下げましたが、男絡みがないのを評価する人は1巻より百合度は高く感じるかもしれません。美琴×ミサカのやりとりも良いんですよね〜。

カバー下では一緒にお茶をしているミサカに美琴が振り回されつつも、自分の分のハンバーガーも食べさせてあげようとしたり、実はお腹のすいていた美琴のためにミサカが半分コして分けてあげたりして、良い雰囲気の2人が描かれていました。

バトルシーンの少年漫画的演出の格好よさや、女の子キャラの可愛くて色っぽいシーンは4巻も健在。面白い内容になっています。
美琴とミサカのなんちゃって双子姉妹(?)の絡みも妙に面白くて微笑ましかったんですが……最後の展開で泣けました。最後、ミサカが美琴にもらったバッヂを見つめるシーンは印象的です。人間的な感情が芽生えそうになっていたようにも見えたミサカですが、最後に美琴お姉様のことが頭をよぎったんでしょうか……。


3巻までの紹介はこちら
アニメ版の紹介はこちら
百合なエロパロ「とある卑猥な超淫靡砲(ラブキャノン)」の紹介はこちら。
「とある百合の超愛蜜砲」の紹介はこちら