紅蓮紀 3
(武若丸)
百合度★★★★★(5.5)

紅蓮紀3巻も加筆修正がたくさん。蘇芳の身体を拭いていくクレオが再びお風呂に入って「洗いっこしようよ」とおっぱいをくっつけたところから続きが描かれています。先っちょ同士をピトっとくっつけ、乳首までこりこり擦り合わせ、ドキドキする蘇芳がビクンとしてしまうシーンが見開き2ページに渡って延々描かれています。このシーンの加筆具合は気合が入りまくっていてちょっと笑ってしまいました(笑)。
しかしこの作品は色っぽいシーンもある方が、シリアスシーンも映えるような気がしますね。これはこれで良いんじゃないでしょうか。というかご馳走様でした(笑)。

本編の合間にも描き下ろしがあって、唾液が零れる程濃厚にキスしあう蘇芳とクレオが、その後もちゅっちゅちゅっちゅキスをし続け、影からリッダが覗き見しながら「うわっ……スゴ……姫様ねちっこいなぁ……いいなぁ……///」と興奮しているカットが加えられていましたね。

カバー裏にはまた描き下ろしで「クレオ先生の教えてあんなことこんなこと」コーナーが。
女子の制服が脱がせやすく出来ているのが特徴だと講義して、そのままそれを検証するためにクレオが蘇芳を脱がせようと迫ってくるお話でした(笑)。

本編は、お姉ちゃんだと思っていた茜が消えてしまい、さらに追い討ちをかけるようにうららを始め現実世界の人々が一斉に蘇芳の記憶を失ってしまい……という辛い展開の続きです。
蘇芳がただひとり頼ることの出来る相手、クレオと濃厚にキスをして絆を確かめたり、傷を負ったクレオを癒すため裸の胸を直に舐める展開などもあって、百合な絡みもうまく取り入れて飽きずに読むことが出来るんですが、いろいろ明らかになってきて、シリアス展開も面白くなってきて、3巻は1巻2巻に比べてかなり面白い内容になっていました。
最初は伏線ばかりで、女子同士の絡みも冗談の延長上に留まっていたため、いまいちピンと来なかった人も多いんじゃないかと思いますが、3巻あたりからはいろいろ謎も解け、クレオ×蘇芳もガチで絡み合うようになり、うららと季鬼の仲も進展して、かなり面白くなってきていますね。

番外編ではクレオが蘇芳を、うららが季鬼とそれぞれ一緒にお風呂に入ってエロエロな展開になります。クレオは蘇芳の身体を、うららは季鬼の身体を、それぞれ隅々まで洗ってあげます。
再びお風呂に入って「洗いっこしようよ。キミのカラダ隅々まで洗ってあげるだからこうやって私のカラダも洗ってよ…」と自分のと蘇芳の胸を直にくっつけたところから上で紹介した描き下ろしの展開に(笑)。このお話は元々「百合姫S」に載っていたので、本誌しか買ってない人は見逃しているかもしれませんね。

目次ページのドルダのカラー絵も描き下ろしですね。
この方の単行本は本当に加筆修正が多いですね。雑誌掲載分を持っている人は比べてみると面白いですよ。
まず冒頭のカラーページ、構図だけは同じなんですが、よく見るとほぼ全部描き直してあります。うららのブローチやリボン、背景や光源処理などを比べると一目瞭然ですね。元々綺麗だったんですが、より細かく、くっきりと見えるように描き直されています。台詞まわしも雑誌とはまるで変わっていますね。雑誌を持っている人は是非読み比べてみてください。簡潔にすべき部分は簡潔に、詳しくすべき点は詳しくなっています。

正直1巻2巻は伏線が多すぎたこともあって私もイマイチピンと来なかった部分もあったんですが、3巻はいろいろ明らかになったストーリーも面白くて、女子同士の絡みシーンもしっかりしていて満足な内容でした(笑)。


表紙、1巻は赤、2巻は緑でしたが、3巻は青が基調なんですね。(ちなみに今回収録された冒頭の扉絵は白が基調)。相変わらずカラー絵が綺麗です。
映っているのは蘇芳と茜。本物ではないですが、姉妹だった関係の2人ですね。茜はご存知の通り2巻ラストで絶命してしまったので本編ではほとんど出てこないんですが。表紙はやはり物悲しさが漂っています。

公式の紹介を引用しますと……
蘇芳の姉・茜は、蘇芳の母・美阿鴇の人形(コピー)だった!!
姉の死を受け入れるも束の間、“蘇芳の世界”が壊れ、記憶を取り戻した蘇芳は、クレオとともに魔界へと旅立つ…。そこで蘇芳は“美阿”の業の深さを体験することになる…。舞台を魔界に移し、ドラマが一層加速するシリーズ第3巻!!

雑誌だけでしか読んでいない人は知らないと思いますが、1巻も大半が描き直されいて、ほとんど別の内容になっているんですよね。今まで単行本を買っていなかったという人も、この機会に1巻から一気に読み返してみると面白いのではないでしょうか。

1巻の紹介はこちら。
2巻の紹介はこちら